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初心者必見!SEO用語12選!一つ一つ徹底解説!

SEOを始めようと本やサイトを見てみたら知らない用語が多くて、読むのをやめてしまった、分からない用語が多くて理解できなかった、そんな経験はありませんか?

SEOは専門的な分野であるため、普段耳にしないような単語があったり、よく使う単語でもその意味が微妙に違ったりします。

そのためSEOを勉強しようとして序盤で挫折してしまう人も少なくありません。そこで今回はよく使用されるSEO用語について解説していきたいと思います。

基本的な単語の意味を知るだけでSEOについての理解がより深いものになります。まずはここで基本的な用語を押さえてからSEOの勉強に取りかかりましょう。

SEOとは?

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まず、肝心のSEOの意味について理解しましょう。

SEOはSearch Engine Optimizationの略で検索エンジン最適化とも呼ばれます。GoogleやYahoo!などの検索エンジンから自サイトへユーザーを呼び込むための様々な施策のことを意味します。

例えば検索エンジンで自サイトが上位に表示されれば、そのサイトをクリックし、閲覧するユーザーが増えますよね。さらに、開いたサイトが興味を引くものであれば、そのサイトの商品やサービスを購入するユーザーが増えることになります。

SEOではこのように、サイトへの集客や売上を伸ばすことを目的として様々な対策を行っていきます。中身は自分でできる手軽な対策から業者に依頼する本格的な対策まで様々です。

また、日本ではGoogleとYahoo!が検索エンジンの90%以上を占めていますが、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを採用しているので検索結果はほとんど変わりません。つまり、SEOはGoogleの検索エンジンを理解することだと言えます。

しかし、Googleは検索エンジンのロジックを非公開にしているため、SEO対策をするにはそのロジックを推測して様々な方法を試すしかありません。正解は誰にも分かりませんが、多くの人が研究した結果、有効と思われる対策がいくつか分かるようになりました。

Googleは検索エンジンを定期的にアップデートしているので効果的な対策も少しずつ変化しています。SEOには変化がつきものだということを覚えておきましょう。

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SEO用語を覚えるメリット

メリットとデメリット

SEO用語を覚えれば、SEOの勉強がしやすくなることはもちろんですが、その他にもいくつかメリットがあります。

なぜ用語を覚えた方がいいのかご紹介します。

悪徳業者に騙されない

SEOは専門性が高い分、業者に依頼することもしばしばですが、中には効果が出ないどころかマイナスの影響をもたらすような悪徳業者が存在するのも事実です。

悪徳業者は、顧客にSEOの知識がないのをいいことに、専門用語を多用し、それっぽいことを言い並べて契約を取ろうとします。SEO用語について何も知らないと、そのような業者に騙されてしまう危険があります。

悪徳業者は電話営業や訪問営業をすることが多いと言われています。実績がないので営業のトーク力で契約を取ろうとするからです。

SEOについて知ることはこのような悪徳業者を見極めることにつながります。強引な営業やそれっぽいトーク術に騙されないよう、基本的な知識を身につけましょう。

苦手意識がなくなる

SEOの本やサイトを開いたとき、単語の意味が分からないとSEOに苦手意識が生まれてしまいます。英単語をあまり知らない人が英語の本に苦手意識を感じるのと同じです。

しかもSEO用語の数はそれほど少なくないので、一つ一つ意味を調べていたらなかなか読み進められません。

そこで、読む前にまず基本的な用語について知っておくだけでスムーズに理解できるようになります。「 これのことね! 」というイメージをもった状態で取り組むと、知識がより定着すると思います。

SEOの成功につながる

SEOを勉強する上でよくあるのが、なんとなく読み進めていたら用語の意味を正しく理解していなかった、違った意味で捉えていたという例です。SEOには似た意味の用語が多いので、どれが何を意味しているのか、どれが何を包含しているのか分かりにくいことがあります。

例えば、検索窓に文字を入力して検索することを「 自然検索 」と言いますが、この用語には広告などお金をかけて自サイトを表示させる行為は含みません。

また、「 オフページSEO 」という用語は、Webなどのインターネット外での宣伝や広告を意味しますが、SNSでの投稿などもこれに含まれます。正しい意味を知らないと、「 ポスターやチラシがオフページSEOで、SNSはオフページではない 」と誤った認識をしてしまいそうですよね。

誤った認識は、積み重なってSEOの失敗につながる危険があります。覚え直す手間を省くためにも、始めから正しい意味を覚えておきましょう。

覚えておきたいSEO用語12選

SEO

ここからは、実際に基本的なSEO用語をご紹介していきます。どれも知っていて当たり前のようによく使われる用語なので、意味を理解しておきましょう。

聞いたことがある単語もあるかと思いますが、SEOにおける意味は普段の使い方と異なる場合が少なくないので注意してください。

アルゴリズム

SEOにおけるアルゴリズムとは、Googleが検索順位を決定するための規則を意味します。

この検索エンジンのアルゴリズムは、企業や大学が研究し傾向は掴んでいますが、完璧な正解はGoogle以外誰も分かりません。

Googleはより適切な順位表示がされるように、定期的にアルゴリズムの改良を行っています。そのためアルゴリズムの改良によって順位が変動することがあります。

2012年には、パンダアップデートとペンギンアップデート

というアルゴリズムの大幅な改良が行われました。これらのアップデートは、低品質なコンテンツを上位表示させない、ガイドラインを違反するような小手先のSEO対策は評価を下げるというものでした。

実際にこれらのアップデート後は、質より量で勝負していた多くの企業が検索順位を落とし、SEO対策の手法がコンテンツの量より質を重視するものに変化していきました。

また、しばらく更新されていないサイトや誰からも注目されていないサイト、広告が大量に貼られたサイトなども低い評価をされるようになりました。

このように、アルゴリズムの変更は検索順位に大きく関係します。SEO対策は一度で終わりにするのではなく、定期的な更新、順位チェックが重要となることが分かりますよね。

キーワード

SEOにおけるキーワードとは、ユーザーが検索エンジンの検索スペースに入力する文字を意味します。皆さんが普段、何か調べたいときに入力している「 コロナ 感染者数 」「 北海道 気温 」などの語句のことです。

自サイトにユーザーを呼び込むために、SEOでは狙いたいキーワードを設定します。ユーザーに検索してもらいたいキーワードを選ぶ作業のことをキーワード選定と言います。これはSEOにおいて非常に重要な作業なので覚えておきましょう。

キーワード選定を行う際、「 多くのユーザーに検索してもらいたいなら、ユーザーがよく検索しそうな語句をキーワードにすればいい! 」と考える方もいると思います。

しかし、よく検索されるキーワードは他の企業も狙っているため、競合率が高くなります。多くの企業に負けないようなSEO対策を行わなければいけないということです。

近年では、大企業がこぞって予算をかけたSEO対策を行っており、それらの技術に勝る対策を行うことは、初心者には少し無理があるといえるでしょう。

かといって、競合は少ないけれど誰も検索しないようなキーワードを設定していては意味がありません。大切なのはバランスです。

例えば「 コロナ マスク 」というキーワードは競合が激しいですが、「 コロナ マスク 洗える 」というキーワードにすると、競合率が低くなると思いませんか?他にも「 コロナ マスク 繰り返し使える 」などで競合を避けつつ、ある程度検索されそうなキーワードを選定することができます。

単語を増やしたり、単語を言い換えたりして工夫したキーワード選定を行いましょう。

関連記事:SEO キーワード選定

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被リンク

被リンクは「 バックリンク 」「 外部リンク 」とも呼ばれ、外部サイトから自サイトに設置されたリンクのことを意味します。自分のWebページが他サイトでリンク付きで紹介されたということです。

例えば、ある記事に共感したユーザーが、自分のブログにリンク付きでその記事を紹介すると、この記事には被リンクがついたということになります。

基本的に被リンクは多い方がいいとされます。他サイトでたくさん紹介されているということですから当然ですよね。Googleも公式的に被リンクについては評価するという趣旨の発言をしています。

しかし、中には自サイトの評価を下げてしまうような被リンクも存在します。これについては、次の「 外部施策 」で詳しく見ていきます。

関連記事:SEO 被リンク

外部施策

外部施策とは、外部サイトやユーザーなどにより、外部から自サイトに影響を与えるSEO対策を意味します。つまりは、他サイトから自サイトへ被リンクを集める対策=被リンク対策というわけです。

かつてはSEO対策と言えば被リンク対策とされ、多くの企業が業者から被リンクを買って検索順位を上げていました。しかし、中身のない被リンクや低品質な被リンクが大量に生産され、検索順位が正しく表示されなくなってしまったため、Googleはペンギンアップデートにより、そのようなリンクの評価を下げるようになりました。

そのため被リンク対策は、被リンクを購入して量で勝負するやり方から、自サイトの質を高めて自然と被リンクを獲得する質で勝負するやり方に変化しました。

サイトを読んだ人が「 内容を紹介したい! 」「 共感した! 」と思うような中身の濃いコンテンツを作ることが確実な対策と言えます。

注意したいのは、マイナスの評価につながる被リンクがあるということです。先ほど紹介したように、被リンクを多く獲得することは基本的にいいことですが、質の低いサイトからの被リンクは、自サイトの評価を下げる恐れがあります。

自作自演の被リンクや自サイトに関連性の低いサイトからの被リンクなど不自然なものはGoogleにマイナスの評価をされ、最悪の場合自サイトを停止させられてしまう危険があります。定期的に被リンクのチェックを行い、怪しい被リンクは削除しましょう。

反対に、自サイトと関連性の高いサイトや質の高いサイト、人気のサイト、運営期間が長いサイトなどからの被リンクは自サイトの評価を上げるとされています。

関連記事:SEO 外部対策

内部施策

外部施策は外部サイトからのSEOでしたが、内部施策とは自サイトの内部を改善するSEO対策です。

まず、選定したキーワードの内容を網羅するようなコンテンツや専門性の高いコンテンツ、競合サイトにはない情報などオリジナリティのあるコンテンツを制作することが大切です。

良質なコンテンツを制作することは、結果的に被リンクを集めること、つまり外部施策にもいい影響をもたらします。このようにユーザーが読みやすいサイトにすることが重要ですが、同様に、Googleにも認識されやすくすることが重要です。

Googleに認識してもらうには、内部リンクを設定したり、タグを適切に使用したりと工夫する点がいくつかあります。タグについては後ほど詳しく説明します。

内部リンクとは自サイト内へ貼られたリンクのことです。Googleの検索エンジンのロボットは、内部リンクをたどってサイトを認識するため、設定しておくとGoogleに認識されやすくなります。

関連記事:SEO 内部リンク

他にももっと難易度の高い内部施策の方法がいろいろあるため、SEOの概要がつかめるようになったら、詳しく見てみるといいと思います。

ここでは、SEO対策は内部施策と外部施策に分かれるということ、内部施策とは自サイトの中身を工夫することでユーザーやGoogleに認識されやすくするということの2点を特に覚えておきましょう。

ペナルティ

SEOにおけるペナルティとは、Googleが公式に発表しているガイドラインに違反したサイトに課せられる制限、規制のことです。ペナルティが課せられると、検索順位が大幅に下がったり、検索結果に表示されなかったりします。

ペナルティには手動ペナルティと自動ペナルティの2種類があると言われています。

手動ペナルティとは、Googleの担当者がサイトをチェックして手動で課すペナルティです。質の低いページや不自然な被リンクが原因で課せられることが多く、ペナルティを受けるとGoogleサーチコンソールというSEOツールに警告が届くようになっています。サーチコンソールについては後ほど詳しくご紹介します。

自動ペナルティとは、Googleの検索エンジンのアルゴリズムが自動で課しているペナルティです。他のサイトをコピーしたようなコンテンツやキーワードの詰め込みすぎが原因で課せられることが多く、警告などが通知されないため手動ペナルティに比べてペナルティを受けているかどうかの判断が難しいです。

ペナルティを受けてしまった場合の対処の仕方も、手動ペナルティと自動ペナルティとで異なります。

手動ペナルティの場合、問題点を修正した上でGoogleに「 再審査リクエスト 」というものを送信する必要があります。これらのやり取りにもGoogleサーチコンソールを使用します。

Googleがサイトに問題がないことを確認したら、数日から数週間でペナルティが解除されます。解除される場合はその通知が、修正が十分でない場合はその旨が通知されるので確認して対応しましょう。

自動ペナルティの場合、Googleから通知が届くことがないため、どこが問題なのか知ることができません。ペナルティを受けていることに気づけない可能性もあります。検索順位が急落したり、検索結果が表示されなかったりしたらGoogleのガイドラインと照らし合わせながら、問題になりそうな部分を一つ一つ修正していきましょう。検索順位が戻ってきたらペナルティが解除されたと判断していいと思います。

手動ペナルティにせよ自動ペナルティにせよ、一度課せられてしまうと一時的にサイトの運営に支障が出てしまいます。制作段階でガイドラインを確認し、ペナルティには十分に気をつけましょう。低質な被リンクがついていないかも定期的に確認するといいと思います。

関連記事:SEO ペナルティ

クローラー

Googleなどの検索エンジンは、自分たちの検索データベースを持っており、そこに世界中の情報が保管されています。ユーザーが検索をかけると、検索エンジンはそのデータベースの中から検索結果を表示しています。

つまり検索エンジンのデータベースに自サイトが登録されていないと、検索結果に表示されないということです。

このデータベースに登録する情報を収集しているロボットのことをクローラーと呼び、収集する行為のことをクローリングと呼びます。

クローラーはインターネットにつながっている情報をできるだけ集めようと巡回していますが、公開されたばかりのページや更新されたばかりのページは認識されにくいです。

そこで、いち早くクローラーに自サイトを認識させるために、Googleサーチコンソールを使って自サイトの存在をアピールすることができます。

クローラーを呼び出すFetch as Googleやどんなページが存在するか知らせるサイトマップの送信という機能があるので使ってみるといいと思います。

ちなみに、クローラーの巡回のしやすさのことをクローラビリティと言い、サイトがクローラーに認識されやすい状態のことをクローラビリティが高いと表現するので覚えておきましょう。

インデックス

上で記述したように、クローラーにサイトが認識され、データベースに登録されることを「 インデックスされる 」と言います。

勘違いされやすいのですが、インデックスというのはサイト単位ではなくページ単位で行われます。

つまりトップページだけでなく全てのページがユーザーの目に最初に留まるページになる可能性がある、全てのページがサイトの第一印象を決める大事な役割を担っているということです。

ユーザーは最初に表示されたページを見て、もっとスクロールして見るか判断するわけですから、どのページもそのつもりで制作する必要がありますよね。

また、インデックスされたページが検索結果に表示されるときには、タイトルと説明文が付きます。皆さんもどのページを開くか判断するとき、ページのタイトルや2~3行ほど表示されている説明を自然と読んでいると思います。

タイトルと説明文は自分で設定できるので、ユーザーの興味を引くような簡潔で分かりやすい文を考えましょう。ちなみに、説明文はディスクリプションとも呼ばれます。

インデックスという単語は通常「 見出し 」などの意味で使われますが、SEOにおいてはこのような使い方をするので覚えておきましょう。

関連記事:SEO インデックス

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードとは、複数の単語の組み合わせから構成されるキーワードのことです。一方、1単語で構成されるキーワードで、よく検索されるものはビッグキーワードと言います。

例えば、「 コロナ 感染者数 東京 」はロングテールキーワードになり、「 東京 」はビッグキーワードになります。

基本的にロングテールキーワードはビッグキーワードに比べて競合が少ないです。検索するユーザーは多くないですが、競合が少ない分上位表示を狙いやすく、比較的ユーザーを呼び込むことができます。

もともとの検索数がそこまで多くないため、即時的に成果を上げることは難しいですが、ロングテールキーワードを積み重ね、コツコツと確実に成果を上げることもSEOの効果的な手法です。

また、1単語だけではユーザーの検索意図が絞り込めませんが、複数の単語があることで、ユーザーの目的が明確になります。

例えば、「 東京 」と検索したユーザーは東京の観光地に行きたいのか、東京の特徴を知りたいのか、東京の店の商品が買いたいのか分かりません。

一方で、「 東京 観光 日帰り 」というキーワードであれば、ユーザーの検索意図が分かりやすく、コンテンツの制作もしやすくなります。

ロングテールキーワードの場合、どの単語を組み合わせるかというキーワード選定の段階が重要になってきます。SEOツールなどを利用して、競合や検索数を調べながら慎重にキーワードを決めていきましょう。

タグ

Web上におけるタグとは、HTMLなどのプログラミング言語に使われる指示出し機のことです。コンテンツの見出しを設定したり、文字の大きさを変えたりなどの指示はこのタグによって設定されています。

適切なタグを設定することは、コンテンツの見やすさや利用のしやすさにつながることはもちろんですが、Googleの評価にもつながると言われています。

タグを適切に設定しているページはそうでないページに比べてクローラーにインデックスされるのがはやいとも言われています。

SEOにおいてよく登場するタグはtitleタグ、hタグ、metaタグなどです。

titleタグはページのタイトルを表すタグです。タイトルはユーザーがそのページを開くかどうか判断する重要な要素なので、いくつかポイントを押さえておきましょう。

タイトルは検索結果に表示された他のページに比べて興味を引くものであることが望ましいです。ユーザーの知りたい・買いたい・行きたい・解決したいという要望に応えるコンテンツであることを簡潔にアピールしましょう。

スマートフォンになると表示できるタイトルの文字数が限られてしまう可能性があるので、入れたいキーワードなどは前半にもってくるといいと思います。

hタグは見出しを表すタグです。h1~h6の6段階があり、h1が最も大きな見出しになります。

h1タグの使い過ぎは良くないと言われています。1ページに1つを目安にしておきましょう。また、hタグはクローラーがコンテンツの構成を把握する重要な要素になるため、h1がないのに最初からh2が出てきたり、h3→h1のように順番が逆だったり、h1・h3・h6のように数字をとばしたりしてクローラーを混乱させないようにしましょう。

metaタグはmeta descriptionタグとも呼ばれる、説明文を表すタグです。ページの概要を分かりやすく設定しておくことでユーザーに効果的なのはもちろん、Googleにもどのような内容のコンテンツか知らせることができます。

これもタイトルと同様、スマートフォンになると文字数が入りきらなくなる可能性があるため、伝えたいことや大事なところはできるだけ前半にもってくるようにしましょう。

また、自分で設定しなくてもGoogleがコンテンツの中から文章を抜粋してくれますが、文章がちぐはぐだったり、内容が伝わりにくかったりするため、最初から自分で設定することをお勧めします。

関連記事:SEO metaタグ

コンバージョン

コンバージョンとは、Webサイトにおける最終的な目標や成果を意味します。例えば、サイトを訪れたユーザーが商品を購入したり、資料請求をしたり、会員登録をしたりすることです。

サイトへのアクセス数も大切ですが、集客しただけでなくコンバージョンが伸びているかということも重要です。せっかくサイトを訪れる人がいるのに、商品やサービス、その企業について認知されないではもったいないです。

コンバージョンを狙いすぎたコンテンツを作る、例えば自社の商品だけを高く評価して紹介するなどしてしまうと今度は集客がなくなってしまう恐れがあります。集客のあるコンテンツの中にコンバージョンを上げる要素を散りばめてみましょう。

SEOツールを使ってコンバージョンの経路を把握することをお勧めします。商品やサービスを購入したユーザーは、どんなキーワードで検索をかけて自サイトを訪れたのか分析することが大切です。

それが分かれば、どんな内容のコンテンツを制作すればいいか、どんな要素を入れ込めばいいかが明確になります。

コンバージョンを上げるには先ほど紹介したロングテールキーワードも効果的です。ユーザーの意図や目的が絞られている分、コンバージョンしやすいと言われています。

SEOツール

SEOツールは無料のものから有料のものまで様々です。無料のツールは機能がシンプルで使いやすく初心者にお勧めです。有料のツールはより詳しいデータ収集や分析ができ、大手企業やSEO業者も利用しています。

有料ツールは機能面に優れていますが、SEOに慣れていないと使いこなすのが難しく、中級者、上級者向けだと言えます。今回はGoogleが提供している無料ツールの代表的なものについてご紹介します。

まず、先ほどから度々登場しているGoogleサーチコンソールです。どのようなキーワードからユーザーが自サイトを訪れたのか、キーワードごとの検索順位、クリック数など自サイトの情報を得ることができます。

上で記述したように、ペナルティの通知や解除、クローラーの巡回をはやめるためにも利用できます。基本的かつ欠かせない機能の詰まったツールなであるため、ぜひ一度使い方を確認してみてください。

次にGoogleアナリティクスです。これは、どのページが多く閲覧されているか、サイト内の回遊状況、離脱率など自サイトを訪れたユーザーの情報について知ることができるツールです。

ユーザーの属性やコンバージョンについても知ることができるため、こちらも上手に活用してほしいと思います。

最後にご紹介するのは、キーワードプランナーというツールです。これはキーワード選定の際に重宝するツールで、コンテンツの制作段階で必要となります。

キーワードを指定すると、そのキーワードに関連するキーワードの一覧が表示されます。表示されている頻度や検索数、競合性などをキーワードごとに知ることができるため、ロングテールキーワードを選定するのにも便利です。国や地域を指定し、ターゲットを絞り込んでキーワード候補を探すことも可能です。

ここで紹介した3つの無料ツールはどれもGoogleが提供しているため信頼度が高く、SEOの基本が詰まったツールです。実際に使うことができれば最高ですが、機会がないという方も多いと思うので、ぜひ使い方だけでも一度見てみることをお勧めします。

効果的な覚え方

パソコンと辞書を広げる女性

覚えるといっても一言一句暗記するわけではありません。自分なりに意味を消化できることが大切です。

効果的な覚え方は、用語を自分の言葉で説明できるようになるまでじっくり読んで意味を理解するということです。

特に似ている意味の用語は違いを意識して覚えるといいと思います。包含関係まで理解できればSEO用語を全て理解したといっても過言ではないでしょう。

覚えられたと感じたら、実際にSEOの本やサイトを読んでみましょう。覚えていないときと比べて内容がスムーズに入ってくるのを実感できると思います。

「 あれ、なんだっけ 」と感じたらもう一度用語の意味を確かめることも大切です。分からない単語をそのままにしておくと積み重なってパンクしてしまいます。曖昧にせず、丁寧に理解していきましょう。

まとめ

SEO

SEO用語について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介したのはSEOの最も基本的な用語です。勉強していくと、知らない用語がまだまだたくさん出てくると思います。

そこに意味が書いていなければ一度調べてみることが大切です。用語の意味を曖昧にしていると次第に内容も理解しにくくなってしまいます。

正しい用語の意味を理解して、ぜひSEOの成功につなげてください。