metaタグは、ユーザー側と検索クエリのシステム側に情報を伝えることができるタグのことを指します。
metaタグが記述されているか、されていないかで、そのコンテンツの見やすさ、入りやすさもかなり変わってくると言われています。数年前まではSEOの観点からもかなり重要視されていました。
しかし、数年前にGoogleのアルゴリズムが変化されたことによってmetaタグは評価から除外されました。
今となっては、metaタグのSEO対策としての効果が無くなってしまった、と言われています。
そのため、metaタグは「 SEO対策に効果がない=全く重要ではない 」という考えが一般化しており、設定不要論まで叫ぶ専門家も現れました。
ですが、本当にmetaタグは設定する必要がないのでしょうか?
私たちのその問いに対する答えは「 NO 」です。
metaタグは以前ほど効果がないのは事実ですが、設定することでしっかりとあなたのサイトに効果をもたらします。
今回はmetaタグの効果と、metaタグを書くうえで押さえておくべき9つのポイントをお話します。
metaタグとは
metaタグとはコンテンツの情報をGoogleやYahooなどの検索エンジンやブラウザをはじめとするシステム側に情報を伝えるタグのことを指します。HTMLコードに記述することによって伝達が可能になります。
システムのことですからユーザー側には一見意味がないように思えますが、そのようなことは一切ありません。
例えば、あなたが作成したコンテンツにmetaタグが設定されている場合、SNSなどで拡散すると、他のユーザーはそのコンテンツの内容を前もって知ることが可能になります。
設定されていない場合、ユーザーはリンクのみだけを見ることになります。これは検索エンジンでも同じ効果があります。
検索エンジン側からも同じように設定されたmetaタグのキーワード、文章が表示されるのです。
メニューがわかっているレストランと、ネットで情報を調べても何の情報も出てこないレストランの二つだと、どちらの方が初めてのお客さんは入りやすいと思うでしょうか。
入店のハードルを下げるために、metaタグはあります。
metaタグはなぜ重要視されていないのか
入店のハードルを下げるmetaタグですが、どうして「 重要ではない 」という言い方がなされるのでしょうか。
それはmetaタグの中の要素の一つである「 metaキーワードタグ 」に原因があります。
数年前まで、Googleのアルゴリズムはそこまで機能が充実していたわけではありませんでした。
今でさえクローラーがページを判断したりしていますが、以前は「 metaキーワード 」からそのサイトのコンテンツを判断していたため、metaキーワードはSEO対策にかなり有効的でした。
metaキーワードを入れておくだけで、クローラーが順位を上げてくれたのです。
しかし、そこで問題になったのが「 metaキーワードの悪用問題 」でした。
metaキーワードを入れれば順位が上がる=キーワードを詰め込めるだけ詰め込めばいい、という考えが浸透し、悪用するサイトが乱立されました。
情報を知りたいと思ってサイトを開いてみても、悪質なサイトばかりが表示されるようになってしまったのです。こうなってしまうと、ユーザーはその検索エンジンに失望し、離れていきます。
このような悪質な行為を見兼ねたGoogle側がmetaキーワードをSEOの評価基準から外すことにしたのです。
今ではmetaキーワードを記述したとしても、検索エンジンのクローラーはその箇所をスルーします。評価されることはまずありません。
そのため、metaキーワードは現在、SEO対策としては一切の効果がないと言われるようになりました。
どのような取り組みをしても評価が上がることはなくなったのです。
確かに、効率よくSEO対策を講じるのであれば他の観点から対策を練った方が効率ははるかにいいといえるでしょう。ですが、metaタグはムダだ、と最初から切り捨ててしまうのは非常にもったいないです。
metaタグにはいまだに有効的な効果が残されています。
metaタグを設定することで得られる5つの効果
ではmetaタグを設定することで得られる効果についてお話をしていきます。
①ユーザーのクリック率を左右する
まず、metaタグはユーザーのクリック率を左右する要素の一つである、ということです。
後ほど詳しいmetaタグについてお話をしますが、メタディスクリプションをいうものを設定することで、検索結果画面にてコンテンツの概要を説明することが可能になります。
たまに検索結果に、リンクの下に説明文が書かれているサイトを見かけたことがあるかと思います。それがメタディスクリプションです。
そこを設定すれば、ユーザーはそのサイトに入る前に「 入るかどうか 」を吟味することができます。つまり納得した上であなたのコンテンツに入ってもらうことが可能になるのです。
自分に探している情報があるかもしれない、その上このサイトでしか知ることができない情報があるかもしれない、
と思ってもらうことで、ユーザーはそのサイトをクリックします。
metaタグはクリック率を上げる手段として有効的なのです。
②納得して入ってきてもらえるので満足度が高くなる
先ほど述べたように、ユーザーは興味をもって納得した上であなたのサイトに入ってきます。
メタディスクリプションがそのコンテンツの内容をそのままに反映したものであれば、その分、ユーザーはあなたが苦労して作り出したコンテンツに満足します。
満足するということは信頼度につながります。
信頼してもらうことで、もしかするとあなたをフォローするかもしれませんし、サービスや商品に関する問い合わせが増えることになるかもしれません。
metaタグを設けて納得してもらうことは、その後のユーザーのアクションをさらに円滑にすることができます。
③リスティング広告と比較するとコスパが優れている
リスティング広告というものがあります。これは検索キーワードに応じて検索結果上に表示される広告のことです。
リスティング広告はメタディスクリプションなどが設定されているので、サイトの情報をしっかり伝えることができます。
ですが、リスティング広告はユーザーがクリックするごとにサイト運営社が課金する必要があります。有料なのです。
その上、リスティング広告はクリック率が高いわけではありません。コストパフォーマンスの観点からすると、リスティング広告はあまり効率的ではありません。
それに、メタディスクリプションさえ自分で設定してしまえば、見た目はリスティング広告となんら変わることなく、検索結果のランキングにあなたのサイトが表示されます。
自然検索結果のほうが、リスティング広告よりもはるかにクリック率が高いことが明らかになっています。
metaキーワードを設定することで、metaキーワードが「 無料で出せる広告 」のような役目を果たしてくれるのです。
関連記事:SEOとリスティング広告の違いや使い分け方を大公開!
④検索クエリとの関連性が向上する
SEOの観点ではmetaキーワードは「 全く効果がない 」という見方をされていることをお伝えしました。
そんなmetaキーワードですが、コンテンツを回遊する検索エンジンのクローラーがmetaキーワードをスルーするのかというと、そうではありません。
クローラーはmetaキーワードを見ています。
サイトの評価の基準にはなりませんが、メタディスクリプションの中に検索キーワードがある場合、その箇所が太文字で画面上に反映されます。
そのため、ユーザーの目に留まる確率も設定をしていない場合と比べるとはるかに上がることがいえます。
検索クエリとの関連性を上げるためにも、metaキーワードの設定は有効的であるといえます。
⑤SNSでの拡散による効果が向上する
冒頭でも軽く述べましたが、metaキーワードを設定することで、SNS上で拡散した際に得られる効果があることがわかっています。
記述したmetaタグは、シェアされた際に画面上で見ることが可能になります。その説明文が魅力的であれば、コンテンツに流入するユーザー数は増加しますし、コンテンツが魅力的であれば、さらに拡散されることになります。
ただでさえインターネットの上では情報が溢れています。ただ拡散されただけでは他の情報に埋没し、誰かに見られることはまずありません。
今後さらに情報が増加していくからこそ、metaタグを設定することは非常に大切なことなのです。
SEOの効果がないからムダだ、と考えてしまうことは非常にもったいないことです。
あなたのコンテンツがいかに素晴らしく、ユーザーのためになるものであるかということを、しっかりとmetaタグを記述して発信していきましょう!
SEO対策において重要な6つのmetaタグの種類
ここまではmetaタグの効果について説明いたしました。
ここからは重要となる6つのmetaタグについて説明をしていきます。
①title( タイトル )
一番最初に押さえておくべきはタイトルタグです。
厳密に分類すると、このタイトルタグはmetaタグではありません。しかし、metaタグを説明する際に知っておくべきタグです。
タイトルタグはSEOにも効果があります。そのため、metaタグと併せて活用することでさらなる効果を発揮するのです。
タイトルタグはコンテンツの情報を30文字程度で表したものです。
タイトルタグを設定する上で大切なことは3つです。
・「 キーワードを前半に入れること 」
・「 効果的なキーワードを掛け合わせて、ターゲットを明らかにすること 」
・「 ページを閲覧することでユーザーが得られるベネフィット、知識を提示すること 」
人間はディスプレイを見る際、左上から右へ情報を見ていくことが明らかになっています。そのため、キーワードを前半に入れることが重要です。
キーワードを前半に入れることで、ユーザーは無意識のうちに「 このサイトには私が求めている情報があるかもしれない 」という興味を持ちます。
その際、効果的なキーワードを掛け合わせてターゲットも明らかにしましょう。例えば、「 美容室 」と表示してしまうのではなく「 新宿の美容室 」と設定することで、よりターゲットは絞られます。
さらに「 このサイトを読めば、あなたはこうなりますよ! 」という説明をすることで、ユーザーはさらにあなたのコンテンツに興味を持ちます。
単語の羅列にするのではなく、ユーザーが満足できそうな文章で設定しましょう。
②meta description( メタディスクリプション )
メタディスクリプションは、先ほど何度か出てきた言葉ですが、ここで詳しく説明いたします。
まず、メタディスクリプションとは120文字程度で記述されたコンテンツの概要文になります。
検索結果でタイトルタグの下に説明文が表示されていることがありますが、それがメタディスクリプションです。
このメタディスクリプションには直接的なSEO効果はありません。しかし、クリック率を左右するため、非常に重要なタグであるといえます。
120文字というのはパソコンで表示される文字数です。スマートフォンではこのメタディスクリプションは最大50文字までのみ表示されます。
そのため、50文字以内に表示したキーワードを記述することが大切です。
ここで大切なことは前半にキーワードを持ってくることです。そうすることでパソコンでもスマートフォンでもしっかりと伝えたいことを伝えることが可能になります。
例えば、東京のお寿司屋さんの情報を調べたい場合、「 東京 お寿司 」で検索したとします。
すると、検索結果の1位には下のようなページが表示されます。
この場合のメタディスクリプションは、「東京にある寿司(鮨)のお店の中から、食べログユーザーおすすめの人気ランキングTOP20を発表!~」の箇所になります。
この文章を見るだけで「このページは、毎月更新されている日本最大級のグルメサイトなのか。そのサイトが東京中の寿司屋の中からランキングを発表するなんて、信憑制が高いに違いない」とユーザーは無意識のうちに納得してサイトに入ることができます。
③文字コード
文字コードとは、あなたのコンテンツで利用している文字を設定するためのものです。
ここを設定しないと、サイト内で「 文字化け 」という現象が起きます。
文字化けを起こしてしまうとユーザーは100%あなたのコンテンツから離れていきます。文字化けは非常にストレスフルですので、注意しましょう。
④OGPタグ
OGPとはOpen Graph Protocolという言葉の略です。
SNSなどでシェアされた際、コンテンツの画像やタイトルなどの情報を正しく表示させる仕組みのことを指します。
ここがうまく設定されていないと、拡散されたとしてもユーザーはそのコンテンツの情報がわかりません。わからないということは、そのコンテンツに入らないということです。
OGPはクリック率に大きく関わるタグですので、ソーシャルメディアで拡散されたい、とお考えの方はしっかりと設定しましょう。
⑤ビューポートタグ
ビューポートタグとは、meta viewportとも呼ばれるものです。
スマートフォンや携帯電話などのモバイル端末からページを表示する際、しっかりと情報が見やすいように表示できるように指定するタグのことを指します。
近年はユーザーのほとんどがスマートフォンを使用しています。
2018年3月27日、Googleは「 モバイルファーストインデックス 」を正式に開始することを発表しました。
このモバイルファーストインデックスとは、スマートフォンで表示されるサイトを見てコンテンツの質を決定するものです。
それまではパソコンサイトが評価の基準になっていましたが、スマートフォンユーザーの増加の影響を受けて、「 スマートフォン用のサイトが見やすいかどうか 」が評価基準に変わったのです。
そのため、このビューポートタグは非常に重要です。
ここを設定することで、スマートフォンであなたのコンテンツが閲覧された際も、ユーザー側に満足してもらうことができます。
モバイルファーストインデックスにはしっかり対応しましょう。
⑥noindex,nofollow
nonindex、nofollowとは、クローラー側に「 この情報は覚えなくていいですよ 」と伝えるために非常に重要なタグです。
クローラーが情報を覚えることをインデックスといいます。この2つのタグはそのインデックスを防ぐことが可能です。
例えば、ユーザーに見せたくないページがあったとします。そういう場合はこのタグを記述しましょう。そうすることで検索結果にそのページが表示されることはありません。
また、内容が重複しているコンテンツがある場合も有効です。クローラーは重複している内容のコンテンツを見つけるとそのサイトの評価を下げます。それを防ぐことが可能になるのです。
このタグはSEO対策の観点からも効果的であることが言えます。
metaタグの書き方
ここまで、metaタグの効果や種類について説明してきました。
次に、metaタグの書き方について説明していきます。metaタグの記述方法は「 自分で記述する 」もしくは「 自動作成ツールを用いて作成する 」の2種類があります。
①自分でHTMLの中に記述する
自分でmetaタグを記述する場合、HTMLの中にあるhead内に記述します。
ページのmetaタグがどのように記載されているかを知りたい場合、対象のページで右クリックをして「 ページのソースを表示 」を見てみましょう。そこにhead内の記述を確認することができます。
また、ブログサービスによっては項目を記述するだけで設定することができるものもあります。
②自動作成ツールを使う
METAタグ作成ツールを用いてmetaタグを生成することも可能です。
参照:https://www.submit.ne.jp/tools/meta
例えば、メタタグビルダーというサイトでは項目を入力するだけで、タイトルタグやディスクリプションなどの重要なmetaタグを設定することができます。
自分で記述することも勉強になりますが、最初のうちは自動作成ツールを活用したほうがいいかもしれません。
metaタグを書く上で押さえておくべき8つのこと
最後に、metaタグを書くうえで知っておくべき注意事項を8つお話しします。
ここを押さえておけば、有益なmetaタグを設定することができます。見ていきましょう。
①必ずページを完成させてから書く
メタディスクリプションだけでなく、その他のmetaタグを設定する際に大切なのは「 先にページを完成させること 」です。
メタディスクリプションはコンテンツやページの概要であるとお伝えしました。概要を書くにあたっては、本体部分がなければ概要を書くことができません。
一度ページを完成させたのち、大まかにページの内容を把握しましょう。メタディスクリプションだけに限った話ではありませんが、嘘をついたり、内容を盛って伝えることは厳禁です。
あなたのコンテンツがターゲットを明確にした上で、ユーザーに役に立つものであるのならば、そのことをmetaタグを通してしっかり伝えましょう。
ユーザーに興味をもってもらうためにも、必ずmetaタグの記述はページを完成させてから行いましょう。
「 本文を作成 」→「 リード文を作成 」→「 メタディスクリプションを記述 」の流れが一番書きやすい流れです。
②SEOキーワードを含めよう
metaタグはSEO対策の観点では効果はありません。
しかし、ユーザーと検索エンジン側に向けて、できる限りSEOキーワードを含めるようにしましょう。そうすることで検索結果に太文字で反映されます。
「 あなたの求めている情報は、このページにあります! 」と伝えることができるのです。
これは検索結果のランキングを上げる行為にも有効的です。キーワードがコンテンツの中に含まれていることをユーザーが認知すると、クリック率が上昇します。
その上でコンテンツに満足してもらえた場合、その後のクリック率にも影響します。クリック率が上昇するということは集客が増えるということです。
その結果として、検索順位が上昇します。仮に検索順位が2位だとしても、metaタグにSEOキーワードが含まれている場合、1位のサイトを追い抜かすことも可能です。
関連記事:【SEO対策】キーワード選定の方法と便利ツール7選
関連記事:上位表示するキーワードについて徹底解説
③ページごとにオリジナルのタグをつけること
ごくたまに全てのコンテンツ、全てのページに共通のmetaタグを設定している方がいますが、これは避けましょう。
複数のページがある場合は、そのページごとに異なるタグの記述をするべきです。
この方法はGoogleが公式に発表している「 検索エンジン最適化スターターガイド 」でも推奨されています。同じタグが書かれている場合、検索エンジン側が反応に困ります。
混乱を招いた結果、ページの価値がないと判断されて評価が下がることもあります。
metaタグはお店の看板や、店外に設置されたメニューのようなものです。通りを歩いていて、どこのお店も同じ名前で同じメニューであることがないのと同じです。
それぞれ別のもので、別の利益がある、ということをしっかり記述することが大切です。
④ページに関係のないキーワードを排除する
また、無関係のキーワードを徹底的に排除するようにしましょう。
例えば、醤油ラーメン専門店と謳っているにもかかわらず店外に「 オムライス 」と書いてある場合、ユーザーは「 どっちなの? 」と混乱してしまいます。
ユーザーファーストが何よりも大切にすべき考え方です。
欲張って多くのユーザーを取り込むために無関係なキーワードを入れてしまうと、ユーザーの失望を招いてしまうことになります。結果として滞在時間が少なくなり、直帰率が高くなります。
これではユーザーはムダな時間を過ごしただけでなく、運営側としてもサイトの評価が下がってしまうことになります。
誰も幸せにならないので、無関係なキーワードは全て除外しましょう。
⑤キーワードの詰め込みすぎに注意
キーワードを何でもかんでも詰め込んでしまうことも非常に危険です。何度も言いますが、metaタグはSEOに関して直接の効果があるわけではありません。
あくまでもmetaタグは「 入店のハードルを下げるため 」だけに活用されるべきです。
キーワードをなんでもかんでも詰め込んでしまうと、見栄えが悪くなり、ユーザーはスパムだと勘違いして離れていきます。クリック率の減少を招いてしまう恐れがあるのです。
metaタグを設定する目的を忘れることなく、コンテンツの内容に際した、適切な説明文やタグを考えましょう。
⑥内容は3つの基本情報を押さえる
メタディスクリプションに関しては、記述するにあたって3つの基本情報を抑えることが大切です。
その3点とは
・「このコンテンツにはどのような内容が書かれているのか?」
・「このコンテンツは誰をターゲットに想定しているのか?」
・「このページを読んだ場合、ユーザーにはどのようなメリットがあるのか?」
ということです。
ここをメタディスクリプションでしっかり伝えることで、ユーザーはそのコンテンツに自分のニーズを重ね合わせ、興味を持ちます。
人間は自分に関係がない情報には興味を示しません。そこでこちら側からユーザー側に「 あなたの役に立つコンテンツですよ 」という歩み寄りをする必要があるのです。
上記3点が明確になっている場合、ユーザーの感情を動かすことができます。ユーザーは溢れんばかりの情報の中から、役に立ちそうな情報を求めているのです。
そこのすり合わせを行うことで、よりユーザーに満足してもらうことができます。
しっかりと基本情報を明確にした上で、それを伝えてあげましょう。
⑦meta descriptionは3文構成で作る!
また、メタディスクリプションについては3文構成で作ることが推奨されています。
1つ目の文章には「 ターゲットのSEOキーワード 」や「 ユーザーの興味を促す誘い文句 」を記述しましょう。スマートフォンでもここは必ず表示される箇所です。
1文目には思わず目を引いて、興味を持ってしまうような文章を書きましょう。
次に2つ目の文章には「 コンテンツの詳細 」や「 共起語 」を盛り込んで記入していきましょう。1つ目の文章で問いかけをした場合、それが解決できる旨をここで伝えるのも作戦としては有効的です。
1文目ではユーザーの潜在的なニーズを浮き彫りにさせ、2文目ではその課題が解決できることを示してあげます。そうすることで、このサイトを読もう、という気持ちになってもらうことができます。
3文目では、「 限定! 」や地名などのキーワードを盛り込みましょう。補足しておきたい情報をここで伝える、というイメージがあればいいのではないでしょうか。
3文目はスマートフォンではほとんどの確率で省略されます。つまり、この3文目がなくとも「 読みたい! 」と思ってもらえるような構成でメタディスクリプションを設定することが大切です。
⑧head内に記述すること
最後に基本中の基本ですが、必ずmetaタグはHTMLの中のhead内に記述しましょう。
簡単なことのように思えて、実はここを失敗していて文字化けやタグがそのまま記述されてしまっているケースは多くあります。
意外と見落とされがちですので、タグを書き終えるごとに必ず設定したタグが画面上に反映されているか確認するように注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
metaタグは重要ではない、という見方が現在では一般的とされていますが、そのようなことはありません。確かに、metaタグを設定しただけではSEOの効果があるわけではありません。
しかし、Googleが一番評価する基準であるユーザーファーストの観点から見ると、metaタグを設定することは非常に親切な行為です。metaタグを記述しているか、していないかでクリック率が左右されるので、metaタグはしっかりと記述しておいた方がいいでしょう。
最後に繰り返しになりますが、SEO対策をする上で一番大切なことは「 ユーザーファースト 」を徹底することです。
ユーザー目線に立って、自分が便利だな、親切だな、と思えるコンテンツを作っていくことが大切です。