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【完全版】Wantedlyスコアとは?スコアを上げるためのコツとは

給料や待遇などの条件ではなく、やりがいや環境でユーザーとのマッチングを図るビジネスSNSのWantedly。

ユーザーが企業関係者と気軽に会えることから、高い転職率に繋がりやすいという魅力があり、20代の若手社員やエンジニアを中心に利用が広がっています。

ユーザーがWantedlyを通じた転職や人脈の拡大を成功させるためには、企業担当者から見られるプロフィールの充実、
ならびにこの充実度を可視化したWantedスコアが重要だと言われています。

「 スコアを上げるためには、ただ空欄を埋めれば良いの 」という発想になりそうですが、実際はテクニックがあるようです。

本記事では、スコアを上げる方法を隈なく調べ、リストアップしました。
Wantedスコアを上げるメリットについて解説していますので、ぜひ転職活動の参考にしてみてください。

 Wantedスコアとは?

BLOG
Wantedスコアは、ユーザーを図る基準の1つで、このスコアが高ければ高いほど、評価が高いとされています。

プロフィールにある「 紹介文 」や「 このさきやってみたいこと 」を埋めると、スコアが上がる仕組みです。

また、入力済みの項目でも職歴内の「 業務内容 」や、学歴内の「 研究内容 」、「 学んだこと 」、「 課外活動 」、
「 サークル活動 」などのプロフィールの充実さ、他のWantedlyユーザーとのつながり数を増やすことでスコアが上がりやすくなります。

平均スコアは非公表のため不明ですが、スコアは全ての項目を埋めると40程度で、100を超えるとプロフィールの充実度がかなり高いと言われています。

ちなみに、Wantedスコアが高いユーザーは、スコアの上位30位を表示したスコアランキングに掲載されます。

2020年8月24日現在の1位は、JapanGolf株式会社取締役副社長の山口貴史さんで、289点。2位はユニバーサルバンク株式会社代表取締役社長の鳥居佑輝さん( 219点 )、3位は株式会社CAMPFIRE代表取締役の家入一真さん( 215点 )となっています。

 Wantedスコアを上げるメリット

上昇
Wantedスコアを上げるメリットは大きく2つあります。採用面接の通過率が上がることと、オファーやミートアップに招待されやすくなることです。

採用面接の通過率が上がる

Wantedスコアを上げると、採用面接の通過率が上がりやすくなります。

なぜなら、興味のある企業に訪問して話を聞く「 カジュアル面談 」が成立しやすくなるとともに、人事担当者が面接本番でプロフィールに記載された内容を前提に話を進めるため、面接が通りやすくなるからです。

中途採用で、採用側は企業と応募者の間の「 接点 」を最も気にしていると言われています。

採用側から見た接点とは、応募者に仕事を任せたいかどうかの「 CAN 」、応募者が将来的に企業で伸びてくれるかの
「 WILL 」、社風や職場環境に合うかどうかの「 CULTURE 」の3つ。この3つの接点が応募者と合致していれば、
採用に至ると言われています。

このことを踏まえると、Wantedlyでプロフィールを充実させ、Wantedスコアを上げておくことは非常に合理的であると言えそうです。

オファーやミートアップに招待されやすくなる

Wantedスコアを上げる2つ目のメリットは、企業からのスカウトオファーや、企業オフィスで行われる立食形式の交流会「 ミートアップ 」に招待されやすくなることです。

特に、嬉しいメリットは、ミートアップ。
このミートアップには、業界内での企業が親睦を深めたり、異業種との交流を図ったりする目的で開かれており、情報交換の良い機会になります。

Wantedスコアが高いと、招待する側から「 人脈がありそう 」「 業界に精通する知識、スキルを持っていそう 」と判断されるため、招待に繋がりやすいのではないでしょうか。

関連記事:Wantedlyの返信率を高め、企業からスカウトを貰う方法

 Wantedスコアを上げる方法

星
さて、ここからは本題のWantedスコアを上げる方法について説明していきます。基本的には、いかにプロフィールを充実させるかが焦点となっています。

紹介文の充実

人事担当者が真っ先に見る紹介文。この欄は、「 どんな経歴で、どんなことをしてきて、何をやっているのか、また趣味について 」詳細を記載することを意図しています。

Wantedスコアを上げるためには、一定レベルまで文章量が求められます。Wantedlyのアルゴリズムが文字数をもとに、ユーザーを評価しているからでしょう。

ただ、文章が長くなると内容が冗長になり、第三者から見てわかりにくくなりがち。社内外の人が見たときに、経歴が一目でわかるよう、時系列かつ箇条書きで記載すると良いでしょう。

人事担当者は、1日に何百人ものプロフィールを見てオファーを送っているので、長い文章よりも簡潔に表現されている紹介文を好みます。可能であれば、プロフィールを更新する前に、第三者に添削してみてもらうのも良いかもしれません。

関連記事:Wantedlyのプロフィールを充実させる方法|作成時の注意点

このさきやってみたいを明確化

自分の将来の希望やキャリアパスの理想を描く「 このさきやってみたいこと 」も、文章量の多寡がWantedスコアの判断材料になります。

ここも、長く書くと内容が散漫になります。箇条書きにして、自分が考えていることを簡潔に表現すると良いでしょう。

この欄に書く内容は、人によって異なりますが、自身が興味ある分野、チャレンジしたい分野を記載するとプロフィールの閲覧者に伝わりやすくなります。

Wantedスコアで高得点を取っているユーザーによると、記載する内容は、「 バンジージャンプしたい 」「 チョコレートパフェを食べたい 」などと簡易な内容でも良いそうです。

読み手側を惹きつけるために、上記のような内容を書いても良いかもしれません。

学歴の記載

卒業した高校、大学など記載数がWantedスコアに直結するようです。可能であれば、小学校から記載し、中高一貫の場合は別々に書く、大学院に通った場合は大学と同じでも別々に書くなどと、細分化して分量を増やす工夫を凝らすと良いでしょう。

ちなみに、出身大学でWantedスコアが左右されることはないようです。

研究室・ゼミの記載

ここも、記載の有無や記載数がWantedスコアに反映されるようです。新卒の学生であれば、現在所属している研究室、社会人であれば過去に所属していた研究室について書きましょう。

学歴と同様に、記載内容をできる限り、分割するのがミソ。

正規に所属していたゼミだけでなく、プロジェクトに参加したゼミなどを記載すると良いかもしれません。

部活・サークル・ボランティアの記載

ここも、記載の有無や記載数がWantedスコアに反映されます。

学歴と同様に、できる限り細かく分割して書きましょう。問題なければ中高の部活に関して記載するのも許容範囲内です。所属した部活、サークルでどんな活動をし、受賞歴などがあれば、記載すると良いでしょう。

職歴を細かく書く

職歴の欄は、Wantedスコアを上げるためにも、採用面接でも成果を挙げるためにも肝になります。

基本的に執筆する際の意識は、職務経歴書を書く時と同じ。細かい業務内容、役職、成果を記載し、過去に取り組んできたい内容を伝えましょう。

また、記載数がWantedスコアに影響するため、学生時代のバイト経験も記載し、そこで得られたスキルや知見を書くと良いと言われています。

自分の経歴をアピールする場になるので、書ける経験は全て記載しましょう。

なお、フリーランスの場合も、会社名をフリーランス、個人事業主と記載して書いている人が多いとされています。
学生の場合も、過去のアルバイトや、お金を貰って何かしたことがある経験を書いている人が散見されます。

社内外・在学中のプロジェクトを執筆

こちらも、記載の有無や記載数がWantedスコアに直結します。

プロジェクトと聞くと何を書いて良いのかわからない人がいるかもしれませんが、ここでは、研究室・ゼミや部活・サークル・ボランティアの項目に当てはまらない活動を書きましょう。

具体的には、大学でのボランティア、学祭のお手伝い、イベント運営、勉強会などです。なお、プロジェクト登録時に、Wantedlyに登録された他のユーザーを関わったメンバーとして登録できます。

スキル・特徴の明確化

こちらも記載の有無や記載数がWantedスコアに影響しているようですが、スキルをただ記載するだけでは、スコアが上がらないようです。

ただ、後に紹介するスコアを上げる方法につながるため、いくつか記載しておくと良いでしょう。
自分がどんな人物で、どんなスキルを持っているかを自己評価する上で役に立ちます。

言語の記載

ここも、記載の有無や記載数がWantedスコアに影響します。

ここで言う言語は、プログラミング言語ではなく、日本語や英語、中国語などの言語を指します。

それぞれの言語のレベルを

▽日常会話レベル
▽ビジネス会話レベル
▽ネイティブレベル

で選べるため、可能な限り、登録してみましょう。

なお、スコアに影響するかどうか不明ですが、なぜか同じ言語だけでもいくつも登録できるようです。
これは同じ言語でも別々のスキルとみなせるため、このような記載できるようになっているようです。

資格・認定、受賞歴、執筆歴

ここも記載の有無や記載数がWantedスコアに影響しますが、記載数がある程度超えると変化しない仕組みになっています。

履歴書、職務経歴書を書くときと内容が同じですが、受賞歴や執筆歴、作品など過去、もしくは現在取り組んでいる内容をアウトプットし、視覚化する上でも重要です。

なお、執筆歴は、紙媒体、電子媒体問わず、書籍も記載できますが、ブログや論文などちょっとしたものでも良いようです。

関連リンクの記載

こちらもWantedスコアが記載の有無や記載数に連動する仕組みとなっています。自分が作成したサイトのほか、大学や大学の研究室HP、qiita、github、はてなblog、フェイスブックなど関連するURLを貼り付けましょう。

登録するURLは多く載せるほど、スコアが上がりますので、どんどん記載しましょう。

ポートフォリオ・作品の記載

こちらも、記載の有無や記載数がWantedスコアに影響します。過去に制作したWEBデザインなどの作品、大学での研究内容、自分の紹介スライドを載せましょう。

写真付き、URL付きで登録が可能。自分の書いたイラストや撮影した写真、作ったWEBサイトなどを掲載できるので、
どんどんアップロードしましょう。

資格などと異なり、掲載数に比例してスコアが上がります。

関連記事:Wantedlyの採用確率を高める最新のポートフォリオの作り方

SNS連携

フェイスブックやツイッター、グーグル、Linkedin、Github、はてなBlogなどのアカウントと連携することで、Wantedスコアが上がる仕組みになっています。

さらに、連携先のSNSが積極的に情報発信している、アカウント内の繋がりが多いなどもスコアに影響するようです。

逆にアクティブでない幽霊アカウントの場合、連携しているSNSと認識されず、スコアに加算されません。この点は気をつけましょう。

スコアランキングの上位に位置する人たちは、Wantedlyのスコアが充実している上で、あとはSNSの評価が著しく高いかがスコアに直接影響しているようです。

関連記事:WantedlyにFacebookの連携は必須|Wantedly内でのSNS活用法

インターン体験談の記載

こちらも、記載の有無や記載数がWantedスコアに影響しています。短期、長期関わらず、体験したインターンに関する記事を書きましょう。

最近は社会人を対象にした1日インターンも都会地で展開されているので、こちらを記載すると良いかもしれません。

定期的な更新

意外な要素ですが、毎日、毎週など定期的にWantedlyのプロフィールを更新すると、Wantedスコアが上がるようです。
定期的に内容を少しずつ足したり、書き換えたりしてスコアを上げる工夫を加えましょう。

 さらにWantedスコアを上げるためには

レベルアップ

ここまでに記載した方法を実行し、しっかりプロフィールを記入すれば、確実にスコアが上がります。

使用しているSNSと連携させれば、大抵の人は80~150くらいになるのではないでしょうか。

ここからはさらに、スコアをアップさせたい人のためのノウハウを解説してきます。

友人・知人からの紹介文の記載

ここは、同僚や友人、ビジネスなど繋がりのある人に、自分のことを書いてもらえる欄です。紹介文の多さに応じて、Wantedスコアが上がる仕組みになっています。

ちなみに、1人のユーザーの紹介文を複数書くことはできません。1人に付き、1つです。もし、紹介文をボリュームアップする場合も、紹介文の更新になってしまうので、注意しましょう。

単純にプロフィールが資格的に充実するため、人事担当者に「この人は周りから信頼されている」という印象を与えられます。

さらに、スコア上げの目的だけでなく、ここは他者紹介として自分のことを書いてもらえるので、同僚や友人、ビジネスの繋がりから見た新しい気づきも発見可能です。積極的に活用しましょう。

友人・知人にスキルを+してもらう

プロフィールの途中に出てきた「 スコア・特徴 」。ここは、ほかのユーザーから「 +1 」を押してもらうことで、スコアが加算されていきます。ほかの人からプラスがないと、スキルの横に記載された数字はゼロですが、+1されるごとに数字が増えていきます。

こちらも上限がなく、多ければ多いほど、スコアが伸びる仕組みになっています。Wantedスコアを上げる上で、他者が関与する記入欄は、スコアが比例して伸びるようになっていると考えて問題ないでしょう。

Wantedlyの内の繋がりを増やす

Wantedlyはビジネス型SNSのため、登録しているユーザー同士でつながるためのリクエストを送り、つながれます。言わば、「 友だち機能 」みたいなものです。

ここも、繋がっている人が多ければ多いほど、スコアが上がります。フェイスブック上ですでに友だちだったとしても、Wantedly上で繋がっていない状態のため、依頼して繋がると良いでしょう。

フェイスブック上の友達でなくとも、Wantedlyの名刺管理アプリ、Wantedly Peopleを使うことで、Wantedlyの繋がり管理がしやすくなります。どんどん繋がりが増やしていきましょう。

関連記事:【徹底解説】話題のWantedly Peopleとは

 まとめ

キューブ
Wantedlyは、プロフィールを充実させて、企業の人事担当者に自分を知ってもらうことが一番の目的です。
ただ、スコア上げに注力すれば良いという訳ではありません。

しかし、自分の経歴の充実度が視覚化されるとWantedlyを続ける上でも非常にモチベーションになります。

対外的にPRできる無形の情報資産の蓄積という観点だけでなく、経歴を掘り下げる上でも有用になるでしょう。

一歩進んだビジネスパーソンとしての成長を望むなら、Wantedlyの充実化を図り、スコアの底上げを狙ってみてはどうでしょうか。