本記事では、
- Wantedlyとは
- Wantedlyを薦める理由
- 求人掲載の前に確認すべきこと
- 求人掲載する方法
- Wantedlyに向いている企業とは
- その他の転職サイト3選
を基本的に紹介します。
Wantedlyへ求人掲載する方法
ここまではWantedlyの特徴や、掲載に関しての事前確認について進めてきました。
それでは具体的な掲載方法や注意点について確認していきましょう。いよいよ自社の求人情報掲載のスタートになります。
掲載方法
それでは掲載方法について確認してきましょう。今回は、既に自登録が完了していると仮定して話を進めていきます。
まずは管理画面から『 募集 』>> 『 +新規募集を作成 』を選択。
作成画面にアクセスしてください。
ガイドラインが表示されるので、内容をよく確認し開始しましょう。
『 求人ではなく、ラブレター 』のタイトルがいかにもWantedlyらしいですね。
- キーワード
- タイトル
- 採用形態
- 募集の詳細
- カバー写真
- 応募者に記入して欲しいプロフィール
上記6点が募集要項になります。
圧倒的に大切になるのが、タイトルとカバー写真。応募者がこの記事を見るわずか1秒~2秒の間に、クリックしてみたいと思ってもらえるかの最初の大きなハードルです。
続いて、自社情報についても掲載していきましょう。
募集要項の記載が完了し、次をクリックすると『 会社について書く 』のページへと進みます。
- 会社情報の入力
- What / Why / Howの入力
そして、4人まで社員の顔写真を掲載することができます。社員の表情やプロフィールも、第一印象を決定づける常用なファクターになります。
魅力的なページにするためにも、文字としての情報と写真としての情報をうまく組み合わせて、クリックしたくなる情報を盛り込んでいきましょう。
関連記事:Wantedlyの使い方| これからのビジネス展開に必要不可欠なサービス
料金体型
Wantedlyで求人募集・スカウティングを行うには
- ベーシックプラン
- プラスプラン
- プレミアムプラン
この3種類があります。もちろんプランごとに使える機能や料金体系が異なってきます。
必要としている機能と、その費用対効果を確認して、最もマッチしたプランを活用していきましょう。
まずは料金体系についてです。
- ベーシックプラン = 月額12.5万円
- プラスプラン = 月額15万円
- プレミアムプラン = 月額20万円
3ヶ月まとめてのプランや6ヶ月まとめてのプランもあり、それぞれプレミアムプランであれば3ヶ月プランで月額18.5万円、6ヶ月プランで月額17.5万円となります。
どのくらいの期間、Wantedlyで運用するのかも、料金プラン選択のキーポイントとなってきそうですね。
続いて、機能の違いを紹介します。
使える機能としては、『 アクティブ度で検索 』、『 新卒スカウト 』、『 プロフィールの詳細閲覧 』、『 高度なフィルタリング 』、『 メッセージの上位表示 』この5つがあります。
機能の文言は、Wantedlyの記載どおり表記しておりますが、ほとんど文字通りの内容であるため、理解できるかと思います。
アクティブ度とは、Wantedlyを活用しての就職に対しての活用度指数のようなものであり、その指数の高い人材に対してソートを行えるようになります。
プレミアムプランは全ての機能を利用することが可能であり、ベーシックプランは全ての機能を使用することができません。
プラスプランであれば、『 アクティブ度で検索 』、『 新卒スカウト 』の2つの機能のみの仕様が可能です。
関連記事:Wantedly料金プラン|他社との比較
掲載時の注意点について
注意点として最初に想定させることは、大手就職・転職サイトに比べて、まだまだ認知度が低いということでしょう。
プライベートを含めての情報開示に注意してください。Wantedlyの登録に必要なのは、名前・年齢・職歴・学歴・自己紹介・この先やってみたいこと・資格の7点です。
Wantedlyへ登録している企業であれば、これらのプロフィールを見ることができるため、実名登録や悪用されないかと不安がある方が一定数いらっしゃいます。
ただし、Wantedlyを利用する方も企業も本気でそれぞれにマッチした人材や職業を探している方々です。
最後に最も注意すべき点として、給与体系・労働環境を掲載することができないということです。
Wantedlyの方針上、『 募集要項に年収・条件などを載せることは禁止 』されています。
( 例:週3回からの勤務でOK、時給3,000円、交通費全額支給などなど )
理由として、シゴトへの思い、会社の思いといった部分を非常に大事されており、給与や待遇のみで仕事を決めることはしてほしくないという想いから、このような方針に至っています。
職場での対人関係は、退職理由のなかでも上位にランクインするほど、働く上で重要なファクターとなるのは間違いないです。
一方で、給与や待遇といった条件も、仕事を選ぶ上での重要なファクターであることは否定できません。
掲載されていないがために、最後の最後で条件面が折り合わずに、決裂してしまう可能性もあるでしょう。
Wantedlyの想いも汲み取りつつ、企業HPや他のサイト・担当者への事前確認などにより、ミスマッチを軽減していく工夫や努力は必要です。
Wantedlyへ求人掲載すべき企業とは
Wantedlyへの登録が行う準備はできましたね。
最後に、主な掲載企業やその職種、優秀な人材を獲得するに当たりライバルとなるであろう企業についても確認していきましょう。
掲載企業の種類
コンサルティング関連事業、広告・販売促進事業の掲載が多い状況です。
メヒア関連事業や人材派遣、飲食や教育事業の掲載も多く、掲載企業の種類は非常に多岐にわたるサービスとなっております。
掲載企業の数
掲載企業数はおよそ34,000社といわれております。
マイナビの掲載企業数がおよそ24,000社、リクナビで31,000社、大手の転職サイトでもマイナビ転職がおよそ11,000社、リクナビNEXTがおよそ10,000社を掲載しています。
これを考えると、Wantedlyは非常に多くの企業から利用されているサービスになるでしょう。
掲載企業の共通の特徴
Wantedlyへ掲載されている企業の特徴は、『 ベンチャー企業が多い・大手ハイキャリア求人は少ない 』ということです。
Wantedlyに掲載されている企業のおよそ70%程度は、従業員数100人以下の企業といわれております。
理由としては、他のサイトと比べても、初期投資費用の低さが挙げられると思います。
大手就職・転職サイトの掲載料は4週間でおよそ200,000円~250,000円といわれております。
上述したとおり、求人掲載・スカウトメッセージの送信を含めてもWantedlyは他サイトに比べて安価なため、今後、ビジネス展開の拡大を図るようなベンチャー企業に選択されるケースが非常に多いのでしょう。
どんな企業の掲載が向いているのか
Wantedlyの募集掲載の特徴として、
- 『 運用すればするほど上位表示される 』
- 『 その人材の特性にマッチした募集記事がヒットする 』
- 『 募集記事はいくつでも掲載することが出来る 』
つまり、この特性をしっかりと理解して、記事運用の効率的・効果的に身につけることができれば、多くの企業の中から選ばれる記事になるでしょう。
この運用を代行するような企業やサービスまで現れ始めているくらいなので、非常に重要なキーポイントとして認知されているということですね。
情報・通信関連事業が全体のおよそ20~25%をしめており、これが最も多く掲載されている企業種となっております。
Wantedlyへ求人掲載を始める前に確認すべきこと
さあ、いよいよ求人掲載について考察していきましょう。ただし、その前に確認したいことがあります。
以下に記す内容に少しでも合致しないのであれば、焦って求人掲載しないほうがよいかもしれません。
求人記事を掲載するのか、求人内容を再度検討するのか、求人掲載を取りやめるのかという判断が必要となってきますので、是非ご確認ください。
求めている人材がWantedlyにいるのか
Wantedlyを活用してビジネス展開を図る人材には、下記のような特徴があります。
- 業界セミナーや会社説明家ではなく、最初から企業の人事担当者とコンタクトを取りたい人
- 自己分析を行った上で、その範疇を超えるような応募やスカウトを求めている人
- SNSと連携し、スピード感をもってエントリーや情報収集を行いたい人
求人情報を掲載するにあたり、求めているような人材像は、上記のようなタイプの人材に該当するのかどうかを事前に見極めておく必要があるでしょう。
また、上記の章で述べさせていただいたとおり、利用者は20代、30代でおよそ80%を占めている部分も考慮に入れておくべきでしょう。
もしこれらにマッチしない場合は、Wantedly以外のサイトに求人掲載をする方が、企業と人材どちらにとってもミスマッチを減らせると思います。
最後の章で他のサイトについてもまとめさせていただいております。
Wantedly一択ではなく、他のサイトも見比べ、複数サイト併用することも有効な手段になるかもしれません。
関連記事:【採用】Wantedlyでスカウト|スカウトフローや3つのポイントを紹介
自社の価値を伝える準備はできているのか
Wantedlyは今まであるような就職サイトや転職サイトと異なる部分が非常に多いことが、皆さんも理解できているかと思います。
ということは、掲載記事に関しても多くの工夫が必要になるかと思います。
- SNSのように、クリックしたくなるようなタイトルが作れているか
- 自社の魅力を端的に伝えられるか。特に5W1Hに沿って、全てを完結に述べることが出来るか
Wantedlyの魅力は、企業の理念と人材の理念を合致させて繋ぐところにあります。
自社の魅力や企業理念を伝えられない限り、人材募集をかけたところで誰も振り向いてはくれないでしょう。
特に、昨今の新型コロナの影響もあり、直接お会いして伝える機会はどんどん減ってくるでしょう。
そうなると、目を引く記事を掲載できるか、端的に自社の価値を伝えることは、決して外すことのできないキーポイントとなるでしょう。
周りから協力を得られているのか
以外にここの部分は軽視しがちであると考えています。
Wantedlyを経由して募集案件にアクセスしてくる人材は、求人内容に共感を得ていると同時に、会社やその会社で働く人と共感できるかを見定めています。
Wantedlyを利用するということは、今まで以上に『 人からどう見られているのか 』ということに直結してくるのではないでしょうか。
是非会社一丸となって、Wantedly活用による成功イメージをもつようにしてください。
Wantedlyってどんなサービス?
Wantedlyで求人を載せるか考えている方は、Wantedlyがどのようなサービス展開を図っているのかを理解する必要があるでしょう。まずはじめの章では、Wantedlyの全体像についてご紹介いたします。
企業の特徴とサービスについて
Wantedlyは、ウォンテッドリー株式会社が運営するSNSであり、就職希望者と採用希望者を結びつけるサービスです。簡単に言うと、ビジネス版のSNS。
『 シゴトでココロオドル人をふやす 』という企業理念のもと、2017年8月10日マザーズへ上場し、時価総額200億円を超える急成長スタートアップ企業です。
現在、225万人以上の人材がWantedlyを利用しており、その利用ユーザー層は20代~30代でおよそ80%を占めていると言われています。
また新型コロナ感染拡大の影響により、オンライン展開の可能性が広がったいま、とても現代の潮流とマッチした企業の一つであるといえるでしょう。
掲載企業について
Wantedlyは、IT企業を中心に34,000社以上が募集記事を掲載しております。
1社で1つの募集ではなく、複数案件の募集を掲載している企業も決して少なくはないので、そう考えると非常に多くの募集案件が集まるサービスだということがわかると思います。
ちなみに、取り扱う企業の種類の違いはありますが、マイナビの掲載企業数が約24,000社、リクナビで31,000社であることを考えても、Wantedlyの凄さがわかりますね。
募集人材も多種多様
Wantedly内の求人には、新卒採用を目指す就活生をターゲットとしたものから、転職を求めるビジネスマンまで非常に多岐にわたる募集があります。
また昨今、働き方改革を政府や企業が推進していることもあり、副業や兼業を解禁した企業も多いのではないでしょうか。
Wantedlyでは、副業・兼業でのビジネス拡大を目指している方々を対象とした募集案件もあるため、非常に幅広い方々に対して利用価値があるサービスだと思います。
短期契約やミッションごとの契約など、様々な形態での募集があることも今までにはないサービス展開となっており、多くの利用者獲得の一因かもしれませんね。
Wantedlyがおすすめされる理由
Wantedlyのことや、その特徴についての理解ができたのではないでしょうか。
その中で特にWantedlyがおすすめされている理由について、ご紹介します。
月間225万人が利用するネットワーク
Wantedlyがおすすめされる最大の理由は、なんといってもその利用者の多さでしょう。
前述のとおり、225万人以上がWantedlyを利用し、掲載企業も34,000社以上。
加えて、リサーチしづらいベンチャー企業の掲載も多く、自身の選択肢を拡げるにはもってこいのサービスといえるでしょう。
無料で気軽に始められる
登録料は一切かからず、サービスは無料から開始でき、そして無料会員のまま内定獲得までが可能です。
もちろん有料会員もあり、そちらの方が多くの恩恵を享受できるシステム体型になっていますが、無料でこのクオリティはさすがの一言。
また、企業とマッチングしたことによる支払い義務などもなく、利用しない手はないでしょう。
ビジネスマンのみならず、学生や新卒も使える
Wantedlyと聞くと、転職活動に利用するサービスと思われる方も多いと伺います。
決してそのようなことはなく、新卒採用にWantedlyを活用する企業も増えてきており、加えて、インターンシップの募集を行う企業も非常に多いです。
ベンチャー企業の掲載が多いという特性を有しているサービスならではの、幅広いサービス展開。
学生時代から様々な経験を積みたい方や、経営者の方の近くで働き、大きな企業では味わえないような経営者マインドを学生時代から身近で学びたいと考えている学生には有用なサービスといえるでしょう。
関連記事:WANTEDLYでインターン採用|メリットやポイントを解説
Wantedly以外の転職サイト3選
最後に、Wantedly以外のサイトについても確認して比べてみましょう。
今回は、特にスカウトメッセージが届くタイプの転職サイトについてまとめてみました。
キャリアカーバー
画像引用元:「 キャリアカバー 」公式HP
大手企業であるリクルートが提携しており、ハイクラスに特化した転職サイトになっています。
様々な転職サイトと最も併用される転職サイトであり、年収800万円以上の高収入求人が多数掲載されているのが特徴です。
また、正社員のみならず、顧問求人のスカウトがあるのも他のサイトとは異なった特徴の一つでしょう。
参照:キャリアカーバー
ビズリーチ
画像引用元:「 ビズリーチ 」公式HP
TV-CMを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
年収も600万円以上にも手が届く転職が望めます。
また、企業の社長や役員クラスから直接コンタクトが届くのも特徴の一つでしょう。
参照:ビズリーチ
ミイダス
画像引用元:「 ミイダス 」公式HP
書類選考を通過した企業からのみ、スカウトメッセージが届く仕組みになっているのが、他のサイトとは異なる特徴の一つでしょう。
およそ5分程度で、自身の経歴を22500社を超える優良企業に公開することができ、その中から自身に対して関心のある企業がリアルタイムに把握できるようなシステムとなっています。
まとめ
Wantedlyを用いた人材獲得・スカウトのイメージはできましたでしょうか。
新型コロナの影響もあり、face to faceでの面会は難しくなり、Wantedlyのようなサービスは、より需要が高まっていくことは容易に想像できるかと思います。
他社もWantedlyを活用してくるでしょう。
その中で、自社にマッチした形で、より効果的に優秀な人材を獲得するためにも、上述したポイントを参考に取り組んでいただけると幸いです。
是非Wantedlyを有効活用して、企業価値拡大に繋げていきましょう!