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YouTube運用とは?知らないと損するコツを紹介!

TwitterやインスタグラムなどのSNSに続き、世界的人気を誇る動画共有サービス「 YouTube 」。最近ではYouTubeをビジネスに取り入れる企業が増えてきています。

YouTubeを取り入れることで企業にとってどんなメリットがあるのでしょうか?今回はそんなYouTube運用について詳しく解説していきたいと思います。

Youtube運用の種類という基本情報から、運用方法や運用の際のコツ、運用を代行してくる会社など、運用に関わる情報を網羅した内容をお伝えしていきます。

実際にYouTube運用をするにあたって知らないと損する重要なポイントも紹介していくので、これから先YouTubeを使った運用を考えているという方は必見です。是非参考にしてみてください。

YouTube運用とは?

youtubeYouTube運用とは、企業がYouTubeを活用して集客を図ることを指します。

自社のYouTubeアカウントを作成し、PR動画をアップロードしたり、動画内に広告を挿入するなど、運用には様々な種類があります。

YouTube運用の種類

デバイスそれでは実際にYouTubeの運用にはどのような種類があるのでしょうか?

Youtubeチャンネルを開設して動画をアップロードする

YouTubeチャンネルを開設して、自社のPR動画や商品紹介の動画をアップロードするという方法です。YouTubeに動画をアップロードすること自体は費用がかからず最も身近な方法ではあります。

気を付けなければならないことは、実際に成果が出るまでに相当な時間がかかってしまったり、高いクオリティの動画を制作するための編集スキルや動画の検索順位を上げるためのSEO対策が必要になってしまうということです。

継続的に動画をアップロードしてユーザーからの信頼を得ることが重要になってきます。

YouTube広告を出稿する

YouTube広告は、YouTubeの運営会社であるGoogleに出稿依頼をすることで、動画内に挿入することができる動画形式の広告のことです。

YouTube広告には、

・インストリーム広告
・バンパー広告
・ディスカバリー広告
・マストヘッド広告
・アウトストリーム広告

の5種類があります。

それぞれがどんな広告なのか、どんな役割を果たすのかを下記で順に解説していきます。

インストリーム広告

YouTubeで動画を視聴する際に、動画のはじめもしくは途中に挿入される動画広告をインストリーム広告といいます。インストリーム広告には、スキップできる広告とできない広告の2種類があります。必然的にユーザーに広告をみてもらうことは可能ですが、ターゲット選定を間違えると逆効果になってしまうという恐れもあります。

バンパー広告

動画再生中に表示される6秒以下の短い広告をバンパー広告といいます。短い広告の中でユーザーにインパクトを与えることから、Googleでは「 動画広告の俳句 」とも呼ばれています。

ディスカバリー広告

ディスカバリー広告は、YouTubeを開いた際にトップページや検索結果に表示される広告をいいます。インストリーム広告のように自動で再生することはなく、ユーザーが広告のサムネイルをクリックすることで広告が再生される仕組みになっています。

マストヘッド広告

YouTubeを開いた際に、トップページ上部に表示される動画広告がマストヘッド広告です。自動で広告は再生されますが、ユーザーがクリックしない限りはミュートの状態で再生され、動画が全画面表示になることはありません。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告とは、YouTube上だけでなくWEBサイトアプリ内でも表示させることができる動画広告をいいます。これによって、YouTubeユーザー以外のターゲットにも動画広告を通した流入を狙うことが可能です。

このように、YouTube広告には様々な種類あるため、目的予算に合った広告設定をすることが大切です。

では、実際にどんな広告活用をすればいいのでしょうか?

商品やサービスを買ってもらうという目的で広告を出稿する場合は、ディスカバリー広告のようなユーザー自らが広告をクリックして詳細を確認・購入するタイプが向いています。

一方で、インストリーム広告やバンパー広告のように、ユーザーの意思とは関係なく自動で再生される広告は、ユーザーにとって嫌悪感になりやすく購買意欲をかき立てにくいため、企業を知ってもらいたいという目的で出稿するのがいいとされています。

人気ユーチューバーに提供動画を依頼する

最近では、YouTubeを職業にした「 ユーチューバー 」という方々が増えてきています。

多大な影響力を持つ彼らに、実際に自社の商品をレビューした動画を撮影してもらったり、自社のPRを行なってもらうことで、より幅広いターゲット層からの集客を増やすことが可能です。

運用代行業者に依頼する

多少費用はかかりますが、代行業者にYouTubeの運用を依頼するというのも手法の1つです。代行業者は基本的に「 フリーランス 」、「 運用代行会社 」、「 大手制作会社 」の3つの部類に分けられています。

それぞれの値段や特徴は以下の通りです。

①フリーランス→価格は月額10万円程度と運用代行業者の中ではお手頃ですが、自社がイメージしているチャンネルとマッチしているか、過去の制作実績などをしっかりと確認してから依頼する必要があります。

②運用代行会社→動画制作はもちろん、コンテンツの企画やSEO対策なども全て請け負ってくれます。価格は月額30万円から60万円程度ですが、YouTube運用の知識が無く全て任せたいという場合は利用してみてもいいかもしれません。

③大手制作会社→予算に余裕があるのであれば、大手制作会社に依頼するのもいいでしょう。

価格は月額100万円以上と少々高いですが、高い編集技術を持ったプロが集まっているので、よりクオリティの高い動画を作りたいのであればおすすめです。

ただし注意点としては、制作会社に任せたからといって必ずしもチャンネルが伸びるとは限らないということ。最悪の事態を念頭に置きつつ、予算と相談するようにしましょう。動画の撮影から編集までプロの業者が受け持ってくれるので、動画制作に自信が無いという場合は利用してみてもいいかもしれません。

YouTube運用は企業にとってどんなメリットがあるの?

話し合いをする男女では、企業がYouTube運用をすることで一体どんなメリットがあるのでしょうか?

YouTubeからの顧客を獲得できる

ユーチューバーという職業が認知され始めたことや、映像技術が進歩してきたことと同時に近年、若者を中心にYouTubeの利用者数は増加していると言われています。

以前まではGoogleやYahooを使った検索が主流でしたが、CA Young Labの調査によると、10代の6割が気になる商品を購入する際にYouTubeを参考にしているということが明らかになりました。
(参照:https://www.cyberagent.co.jp/news/dtail/id=21418)

このように、幅広い世代から愛されるYouTubeを活用することでより集客を増やすことができ、自社の商品やサービスを知ってもらえるチャンスを作ることができるのです。

拡散される可能性がある

YouTubeの利用者数が増加するに伴って、YouTubeをはじめとした動画の影響力はさらに強くなってきています。ネット用語に「 バズる 」という言葉があるように、ある1人のユーザーが動画に対する書き込みや投稿をSNS上にアップし、それに共感した人々の間で拡散が行われるのです。すなわち話題になるような動画を作ることができれば、拡散される可能性があるということです。

分りやすく伝えることができる

文字や声だけでは表現できなかったことを、動画を使うことによって分りやすく伝えることができます。例えば、自社のサービスや商品を実際に使っている動画を作ることで、よりユーザーの印象に残るPRを行うことができるのはもちろん、実際にサービスを利用しようとしているユーザーの信頼獲得にも繋がるのです。

知らないと損する!Youtube運用のコツ

カメラで撮影ここまでの記事を読んで実際にYouTube運用をやってみたい!という方に、知らないと損するYouTube運用のコツをいくつか紹介します。

伝えたいことを明確にする

まず大前提として、伝えたいことを明確にしましょう。

ただガムシャラに流行に乗った動画を作るのではなく、「 自社はどんな企業なのか 」、「 どういったサービス・商品を扱っているのか 」を明確にした上で、「 どういった内容でどんなターゲットに向けた動画を作成していくか 」を考えましょう。

ユーザーによって有益な情報を提供する

せっかく自社のYouTubeを視聴してくれたにもかかわらず、ユーザーにとって有益な情報がなければガッカリさせてしまうかもしれません。そうなれば企業全体の評価も下がってしまいますし、YouTubeからの集客がストップしてしまうなんてこともあり得るでしょう。自社が伝えたいことは明確にしつつも、まずはユーザー第一の運用を心がけることが大切です。

インパクトの強い動画を作る

ただ動画を作っても、ユーザーにとって印象に残る動画でなくては意味がありません。そのためにも、動画の内容や編集面において他の企業と差別化を図ることが重要です。インパクトの強さを求めつつ、ユーザーにとって有益な要素は残すというバランスをとることが必要です。

実際にYoutube運用を行なっている企業の例

会社

ここまでYouTube運用について詳しく解説してきました。それでは実際にYouTube運用を行なっている企業の例をいくつか紹介していきます。

Google

Google

画像引用元:「 Google 」公式YouTube

まずはYouTubeの運営会社でもあるGoogle。高いデザイン性・編集技術が目を引く広告が多く、ふと見入ってしまうようなユーザーの興味を引く工夫がなされています。
https://www.youtube.com/user/googlejapan

Apple

Apple

iPhoneやMacBookをはじめとする電子機器を扱うAppleですが、最近では名作「 君の名は 」でお馴染み、新海誠監督本人が出演するドキュメンタリーテイストの広告もまた、幅広いユーザーをターゲットとしたYouTube運用の1つといえるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=gwumhHx3goA&t=163s

BULK HOMME

一時期メンズコスメ界でも話題になったBULK HOMMEの広告ですが、特徴的なのは実写ではなくアニメーションを起用しているということ。分りやすくシンプルなので、どんな商品なのかが一目でわかる、まさにYouTube運用のコツを最大に盛り込んだ広告と言っても過言ではありません。

https://www.youtube.com/user/BULKHOMME

moomo

普段YouTubeを観ている方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?こちらは除毛剤の広告なのですが、BULK HOMMEと同様にアニメーションを使った広告になっています。

インパクトを取り入れつつもユーザーの悩みから商品の効果まで、ユーザー目線に立った広告形成がなされているため、YouTube運用としてはかなり良い例であると言えます。
https://www.youtube.com/watch?v=r06sQ6iqrlA

YouTube運用にかかる費用はどれくらい?

気になるYouTube運用にかかる費用ですが、企業が自らチャンネルを開設して動画をアップロードすること自体は基本的に無料で行うことができます。YouTube広告の出稿は安くて1日1,000円から行うことができるので、記事中でも紹介しました運用の目的や予算に合わせて設定することをおすすめします。

また、YouTube運用を代行業者に依頼する場合ですが、フリーランスや個人だと月額およそ10万円程度、大手の動画制作会社だと月額およそ100万円以上とかなり振り幅が大きいため、企業の認知度や予算、求める動画のクオリティなどを総合的に見積もった上で依頼するのがいいでしょう。

まとめ

今回は、YouTube運用と運用のコツについて解説しました。

Youtubeの運用方法として、動画のアップロードや広告の出稿などが一般的。運用をすれば、顧客獲得につながること。運用のコツとしてはターゲットを明確に、インパクトが残り効果が得られるということが分かっていただけたかと思います。

運用費用も基本的に無料。多少費用をかけていいのであれば、業者やフリーランスに頼むことも選択肢の一つです。自分の目的やニーズに合わせて、今回紹介した運用方法を試してみてはいかがでしょうか。

YouTubeの需要は今後も益々増えると思われるため、上手くYouTubeを活用すれば年齢・国を問わず様々なユーザーに企業を知ってもらえるきっかけにもなります。

ぜひこの機会にYouTube運用を取り入れてみてください。