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YouTubeのブランドアカウントとは|メリットやスマホでの作成方法

今回の記事では、

  • YouTubeブランドアカウントとは
  • アカウント作成方法
  • アカウント設定方法
  • 3つのメリット

を中心に解説します。

YouTubeブランドアカウントとは?

YouTubeブランドアカウントとは、難しい話を抜きにしていえば、別のYouTubeアカウントということになります。

というよりも、メインのアカウントとは別のYouTubeアカウントのことを指します。

実はYouTubeアカウントには、Googleアカウントとタグ付されたデフォルトアカウントと、それから派生したブランドアカウントの2種類が存在します。

デフォルトアカウントがGoogleアカウントの名前しか使えないのに対して、ブランドアカウントであればハンドルネームや企業名でアカウントを作ることができるのです。

その性質上、有料機能と思われがちですが、すべてのアカウントで作成できる完全無料の機能になります。

法人か個人か、チャンネル登録者数が何人か、そしてYouTubeに登録して何年かなどの縛りも一切なし。

誰でも作れるサブアカウントだと思ってもらえればOKです。

また、YouTubeブランドアカウントを作成する上でデフォルトアカウント以外のGoogleアカウントは必要ありません。

1つのGoogleアカウントを持っていれば、最大200個のYouTubeブランドアカウントを開設することができるのです。

先にも述べたとおり、ブランドアカウントの名前は自由に付けることができます。

そのため、企業の広告アカウントとしての役割だけではなく、個人で身バレしたくないけど配信もしたいという人にはうってつけの機能なのです。

副業にももってこいの機能ですが、くれぐれも個人が特定できる投稿はしないようにしましょう。名前を伏せている意味がなくなってしまいます。

YouTubeブランドアカウントの作り方

YouTubeのブランドアカウントの作り方はとても簡単で、所要時間は5分以内だと思っておけばいいでしょう。

しかし、ブランドアカウントを作るにはいくつかの条件があります。条件と言うほどのものではないかもしれませんが、確認を含めてブランドアカウントの作り方と併せて紹介していきます。

Googleアカウントは必須

まず大前提として、Googleアカウントと同期したデフォルトアカウントは必須です。デフォルトアカウントの延長としてブランドアカウントがあります。

ブランドアカウントを作成するときには別のGoogleアカウントは必要ありません。

しかし、ブランドアカウントを作成するにはYouTubeにGoogleアカウントを使って登録し、デフォルトアカウントを作っておかなければ次に進めないのです。

ブランドアカウントは名前などが公表されるわけではありませんので、200個も作れれば十分かもしれませんが、もし200個以上のブランドアカウントを作る場合はもう1つGoogleアカウントが必要になります。

まだGoogleアカウントを持っていない人は、Googleのページから作ってしまいましょう。

無料でカンタンに作ることができますし、YouTube以外にも使う機会はあるので持っていて損になるものではありません。

アカウント作成はPCからがおすすめ

ブランドアカウントは、PCだけではなくスマートフォン・iPhoneからでも作成可能です。

ただし、PC以外からブランドアカウントを作成するためにはブラウザ版でYouTubeを開く必要があるのです。

YouTubeのメインとするのがPCであった背景からかもしれませんが、アプリの起動をデフォルト設定している場合は少々手間がかかります。

どうしてもPCから作業できない場合は仕方ありませんが、今後チャンネル運営を本格化する予定があるのならそれ専用にPCを購入することをおすすめします。

動画編集に便利なのはもちろん、アップロードなどの投稿の面でも便利です。

また、ライバル研究のためのチャンネル登録者数の確認でもモバイル版・アプリ版よりも楽で便利に行うことができます。

メリットが多いのもそうですが、YouTubeの機能は基本的にブラウザ版のみ対応がほとんど。この際にPCを持っておいてもいいでしょう。

作り方の手順

ブラウザ版を起動した場合のスマートフォン・iPhoneからの作り方も併せてご紹介しますので是非参考にしてください。

( 引用:YouTubeチャンネル作成方法!ブランドアカウント開設のやり方( PC・スマホ )

PCから作成する場合

1.YouTubeにログインし、左上のアイコンをクリックして表示される「 設定 」を選択

2.切り替わった画面で「 チャンネルを作成する 」をクリック

3.「 新しいチャンネルを追加 」を選択し、切り替わった画面でブランドアカウントに設定したい名前を入力する

4.入力が終われば「 作成 」をクリックして終了

非常に手軽に作れます。名前さえ決まっていれば時間にして1分ほどでできるでしょう。

ただし1つだけ注意があります。それはすでに名前が使われている場合は再度ブランドアカウントの名前を考えなければなりません。

判断は難しいですが、すでに使われていそうな名前を避けることをおすすめします。

スマートフォン・iPhoneから作成する場合

( 引用:YouTubeチャンネルの作り方と追加方法を徹底解説!( スマホ&PC )

1.ブラウザ版YouTubeを開き、画面右上のアイコンをタップして表示される「 設定 」をタップ

2.切り替わった画面に表示されている「 チャンネル追加または管理する 」をタップする

3.ブランドアカウントの名前を入力する画面が出てくるので任意の名前を入力し「 作成 」をタップする

やり方そのものはとても単純で、PCでの手順とよく似ています。しかしながら、ブラウザ版を開く手間がかかることがほとんどなので、PC版からの作成が一番手っ取り早いです。

作成したブランドアカウントに切り替えるには、アイコンから選択できるようになっているブランドアカウントを選択すれば完了です。

切り替えできていないとデフォルトアカウントでの投稿、運営になってしまうので注意しましょう。

YouTubeブランドアカウントでやっておくべき設定

デフォルトアカウントがプライベート用なのに対して、ブランドアカウントはビジネス用と定義している場合が多いです。

そうなれば、プライベート用よりもビジネス用のアカウントの設定は詳細に行っておく必要があります。

本章ではブランドアカウントに欠かせない6つの設定をご紹介します。

チャンネルアイコンの設定

ブランドアカウントでは、チャンネルアイコンの設定は必須です。

チャンネルアイコンを設定していない場合、アイコンの部分は人のシルエットのものになります。しかし、これでは運営者が本気で運営しているのかそうではないのかが明確になりません。

ビジネス用で設定するのであればチャンネルアイコンは必ず設定しておきましょう。

設定するものは、企業のロゴやキャラクターでもOK。顔出ししてもいい場合は自身のビジネススタイルにあった写真を設定してもいでしょう。

とにかくチャンネルアイコンは写真で視聴者に訴えられる第一の要素なので妥協せずに画像選定をするべきです。

チャンネルアートの設定

投稿が気になった視聴者にインパクトを与えるため。チャンネルアートの設定も欠かせません。

チャンネルアートは、YouTubeチャンネルの一番上に表示される横長の画像のことです。

この画像も設定していなければ、デフォルト設定の味気ないもので終わってしまいます。これではせっかく訪問してくれた視聴者の印象には残りません。

チャンネルアートは、訪問者にインパクトを与える役割を果たします。企業・法人であればその風景でもいいです。

個人でブランドアイコンを運営するのであればチャンネルの趣旨にあった画像を設定しましょう。

関連記事:YouTubeのチャンネルアートを正しく使う|注意点や作成方法

チャンネル概要欄を記入

YouTubeの訴求力はもちろん動画が一番強いのですが、チャンネル概要欄もまた必須の設定項目になります。

これは訪問者が「 このアカウントはどんな趣旨でチャンネルを運営しているのか 」を詳しく知るために必要です。

チャンネルアイコンやチャンネルアートで伝えきれない部分を文字に起こして設定できるようにしましょう。

このときに注意点としては、文字数制限がないためついつい長くなってしまいがちなこと。もちろん伝えたいことが多いのはいいことなのですが、端的にまとめたほうが訪問者は呼んでくれやすくなります。

明確な目安はありませんが、長くても400字前後に収めるようにしましょう。

メールアドレスを設定

YouTube経由で仕事の依頼などを受け取るために必要なのがメールアドレスで、これを設定していないとせっかく「 仕事を依頼したい 」と思った相手がいても、連絡が取れなくなってしまいます。

YouTubeにはダイレクトメール機能やチャット機能がないので、視聴者とのやり取りは動画のコメント欄か設定したメールアドレスのみになります。

自身のメールアドレスを公開するのは抵抗があるかもしれませんが、ビジネス目的ならば設定は必須です。

この時設定するメールアドレスはGmailでなくてもOK。会社で使っているメールアドレスでも、Yahoo!でも何でも構いません。ビジネスの現場でつかいたメールアドレスを設定しましょう。

場所( 国 )を設定

「 この設定いる?見ればわかるでしょう? 」と思いがちですが、意外と重要なのが場所の設定です。

場所の設定が重要な理由は、ターゲットとなる視聴者はどの地域の人なのかを明確にするためです。

設定していないからと言って支障が出るものではないと思われがちですが、設定しないと全くターゲットにしていない地域からのアクセスばかりになる可能性もあります。

配信者側からすればわかりきっていることでも、相手にとっては重要な要素であることもあります。

場所の設定はブランドアカウントを運営するのであれば絶対必須。

詳細な住所まで記入するものではないですし、カンタンに設定できるものなので面倒臭がらず設定しましょう。

Webサイトのリンクを貼る

企業の公式サイトや、個人で運営するYouTube以外の公式サイトがあれば設定は必須と言えます。

チャンネルに訪れてくれた人が詳細を知りたいときに、チャンネル概要欄だけではわからないことを知ってもらうために必要となります。

持っていない場合は設定する必要はありませんが、今や誰でもサイトを作れる時代。ビジネスとしてするのであれば作っておいても損はないでしょう。

今後、次世代通信技術5Gの普及で、YouTubeは巨大広告塔になることが予測されています。

つまりYouTubeでの検索が当たり前の時代になってくるということ。持っている場合は、企業のブランディングも含めてリンクの設定をしておきましょう。

YouTubeブランドアカウントを使う3つのメリット

YouTubeブランドアカウントの作り方や設定内容を説明しましたが、もっとも気になるのはブランドアカウントを使うメリット。

ただのチャンネル運営用のアカウントではデフォルトアカウントと変わりませんが、実はデフォルトアカウントにはないブランドアカウントならではのメリットが3つあります。

本章では、YouTubeブランドアカウントを使うメリットを3つご紹介します。

複数人でチャンネルの管理ができる

デフォルトアカウントとの最大の違いとして挙げられるのが、自分以外の人もブランドアカウント経由でチャンネル管理ができることです。

大きな企業や、動画作成クリエイターのGoogleアカウントを設定しておけば、その権限を持つ人はいつでもYouTubeチャンネル上で作業ができます。

1人で運営していると、コメントの返信やアップロードもすべて自分でやらなければなりません。それを各分野ごとに分業することで業務を分散してチャンネル運営ができるのです。

当然のことですが、信用できるアカウントのみを追加するようにしましょう。

また、複数人で1つのチャンネルを運営するので、運営上必須のガイドラインなどは守ってください。無用なトラブルを避けるためには必要になります。

YouTubeチャンネルの名前を変更できる

先にも少し触れましたが、YouTubeブランドアカウントは名前を自由に変更できるメリットがあります。

実は、企業名だけではないのですが、デフォルトアカウントをよく見るとファーストネームとファミリーネームが逆転していることがほとんどです。

これはYouTubeの仕様なのでどうする事も出来ませんが、さすがに「 〇〇株式会社 」と表示するところが「 株式会社〇〇 」だと都合が悪いですよね。

これらを改善するにはYouTubeブランドアカウントの名前変更機能を使う他ありません。

また、1つの会社で複数の企画、プロダクションを運営しているのであればこの機能で使い分けることも可能。

最後にご紹介する、チャンネルを複数作れるメリットを活かして、企業のブランディングに役立てましょう。

YouTubeチャンネルをいくつでも作れる

いくつでも作れるとありますが一応限界は1つのGoogleアカウントにつき200個までです。

ただ、どれだけ大きな企業でも200もアカウントが必要になるわけではないと思います。ですので、事実上無制限でブランドアカウントは作りたい放題になります。

この機能を活用してできるのは、企業であればブランドごとのチャンネル開設、個人であればカテゴリごとのチャンネル作成ということになります。

もちろんここで視聴用アカウントを作ってもOK。随時切り替えるなどの手間はかかりますが、ログインをいちいちやり直すよりずっと手間は省けるので、ブランドアカウントを作成してしまいましょう。

名前を好きなようにつけられる先の説明と併せて、各企業のグループでアカウントを作成したほうが管理する側も便利です。

このようにブランドアカウントには、これでしかできないメリットが存在します。企業PRや自己ブランディング、新ジャンルの開設もこれ1つでお任せですね。

関連記事:【徹底解説】YouTubeチャンネルの削除方法と注意点

まとめ

YouTubeのブランドアカウントをうまく活用することで、今あるメインチャンネル以外にも運用の幅が広がり、かつ多人数で運営することができることがわかりました。

これからYouTubeが本格的に広告等としての、検索エンジンとしての機能を担うその前に事前に準備しておきましょう。

気がついたときにはライバルがうじゃうじゃいてとても勝てないなんて状態になってしまうその前に、です。

何事も素早い行動が先行利益の獲得につながります。

YouTubeブランドアカウントを駆使して、YouTubeの世界で活躍しまくりましょう。