副業

フリーランスにこそWantedlyをおすすめする理由!

最近、フリーランスで活動する方が増えている傾向があります

TwitterやFacebook、YouTubeなどのSNSの発展に伴い、自身のスキルを簡便に多くの人へ伝えることができるようになってきたのが大きな要因かと思われます。

加えて、副業・兼業を解禁する企業が多くなってきたことも、フリーランス人口が増加してきている要因の一つといえるでしょう。

いまのメイン収入源を失うことなく、新しい活動を同時に行い、第二の収入源を確保することができるのはとても素晴らしいことです。

今回の記事は、フリーランスで活動を行っている方々が、Wantedlyを活用して新たなビジネスに出会ってもらうために、有益な情報を発信していきます。是非、最後まで読んでいただければ幸いです。

フリーランスについて

まずはフリーランスの現状について確認していきましょう。

フリーランスの定義と、その活動人口について

まずはフリーランスについての考え方や、その全体の総人数について確認していきましょう。

今回は、①内閣府、②リクルートワークス研究所、③Lancersから公表されている情報をもとに確認を進めていきたいと思います。

①内閣府

内閣府の試算は3つの区分に分かれております。

政策課題分析シリーズ17(要旨)(2019)によれば、試算方法によって多少の差はありますが、フリーランス人口は306万人〜341万人と推定されております。

《試算方法1》

就業形態:自営業主(雇人なし・実店舗なし)・内職
内職産業区分:農林漁業を除く
合計:306万人

《試算方法2》

就業形態:自営業主(雇人なし・ 実店舗なし)・内職
職業区分:農林漁業従事者を除く
合計:315万人

《試算方法3》

就業形態:自営業主(雇人なし ・実店舗なし)・内職 ・一人社長
職業区分:農林漁業従事者を除く
合計:341万人

②リクルートワークス研究所

リクルートワークス研究所「 全国就業実態パネル調査( JPSED ) 」(2019)によれば、日本のフリーランス人口は就業者の7.2% 、約472万人といわれております。

その内訳として、本業をフリーランスとして働く人がおよそ324万人、副業をフリーランスとして働く人がおよそ148万人となっています。

そして、本業をフリーランスとして働く人は年間で19万人、率にして6%増加しております。リクルートワークス研究所でのフリーランスの定義は、下記のようになっております。

「 雇用者のいない自営業主もしくは内職であり、実店舗をもたず、農林漁業(業種)従事者ではない労働者 」

③Lancers

Lancersの「 フリーランス実態調査2020年版 」によれば、2020年のフリーランス人口は1,034万人と算定されております。

これは、日本における労働力人口のおよそ15%にあたり、プロフリーランスの経済規模は1兆円を超えるともいわれており、非常に大きな規模へと拡大しています。

冒頭にも述べましたが、近年、非常にフリーランスは増加しておりますが、2015年と比較すると100万人以上増加しました。

働き方改革の影響もあり、政府や企業としても副業・兼業の拡大は推進されており、今後は特に、副業・兼業としてフリーランスを行う人が増えていく可能性が高いでしょう。

Lancersのフリーランスの定義については、下記のスライドを参照してください。

参照:Lancersのフリーランスの定義

リクルートワークス研究所と異なる点は、「 実店舗をもたない 」という条件がありません。

そのため、リクルートワークス研究所に比べ、Lancersの方が多くの人数をカウントすることになっているのでしょう。

フリーランスに多い職種と平均収入について

フリーランスで多い職種は「 接客・作業系 」、「 IT・クリエイティブ系 」が人気のようです。

様々な就職サイト・転職サイトをみても、これらの募集求人の掲載が多いのも影響しているのかもしれないですね。また、フリーランスの収入は年間平均180万円程度と言われており、加えて安定して収入を得づらい特性があります。

ただ、ワークライフバランスの向上や、スキマ時間の活用、副業・兼業の一環など、考え方も様々ですので、この人気職種の傾向や平均年収も変化していく可能性があるでしょう。

日本のフリーランスとアメリカのフリーランスの違い

算定方法や、フリーランスの定義次第で差異はあると思いますが、日本のフリーランス人口がおよそ15%程度であるのに対し、アメリカのフリーランス人口は労働力人口に対しておよそ35%にあたる5,730万人といわれております。

ただし、日本のフリーランス人口増加率は22.6%まで上昇しており、アメリカ8.1%と比較しても市場成長度が高くなっております。

ヤフーが事業プランアドバイザー100名の募集を開始し、地方都市での兼業求人数も増加傾向です。

これは、もともとテレワークを活用して首都圏の優秀な人材を確保することを目指しておりましたが、COVID-19の影響もあり、さらにこれらの求人や人材確保が促進されています。

求職者も企業もフリーランスでの働きについて、本気で向き合い始めたといえるでしょう。

Wantedlyってどんなサービス?

ここまでで、フリーランスの現状が確認できたかと思います。続いて以下の項では、Wantedlyのサービス内容について一緒に確認していきましょう。

Wantedlyのサービス内容について

「 Wantedly 」とは、ウォンテッドリー株式会社が運営している就職サイトであり、SNS形式で就職希望者と採用希望者を結びつけるサービス展開となっております。

最近では、Wantedlyのことを『 ビジネス版のSNS 』といわれたりしております。

『 シゴトでココロオドル人をふやす 』という企業理念を掲げ、人と人との繋がりを最重要視したサービスを展開し、ウォンテッドリー株式会社は2017年8月10日マザーズへ上場。

当時の時価総額はゆうに200億円を超えており、新進気鋭の急成長スタートアップ企業として注目を集めている企業です。

現在、Wantedlyの利用者は250万人以上ともいわれており、非常に多くのユーザーが利用するサービスへと成長しております。

その利用ユーザー層のおよそ80%を20代~30代が占めているといわれており、SNSの普及に影響されるような利用ユーザー層となっていることも大きな特徴の一つでしょう。

IOTの発達や、スマートフォンやSNSの普及のみならず、昨今、世界に大きな影響を及ぼしているCOVID-19感染拡大の影響により、フェイス・トゥ・フェイスの直接面会のみに頼らない手法が注目されております。

そのような背景の中、Wantedlyはとても現代の潮流とマッチしたサービスの一つであるといえるでしょう。

Wantedlyを利用している企業や業種とは?

Wantedly内には多種多様な企業が掲載され、活用されております。

その中でも、特にIT系企業を活用が多いようです。

全体の掲載企業数としては35,000社を超えており、さらに1社で1つ以上の募集案件を掲載していることも珍しくなく、複数掲載している企業もあるため、非常に多くの求人が掲載されております。

取り扱っている企業の種類や職種、利用している年代の違いはあると思いますが、マイナビの掲載企業数が約24,000社、リクナビで31,000社であることと比較してみると、

Wantedlyの掲載数の多さや活用されている度合いがわかるかと思います。

Wantedly利用している人ってどんな人?

Wantedlyはビジネスマン向け、特に転職を目指す方々を中心に利用されているサービスなのではないか、という記事をよく目にしますが、決してそのようなことはありません。

新卒を対象とした求人掲載もありますし、中には学生を対象としたインターンシップもあり、転職以外にもとても多くの求人記事が掲載されております。

さらに上記に加え、副業や兼業での求人記事もあり、様々な形態でのビジネス拡充を目指す方にとっては有用なサービスの一つであるといえるでしょう。

期間限定の契約形態のものや、一つのイベントや事業・ミッション単位の契約など、求人対象のみならず雇用形態も数多くの種類が存在します。

このように数多くの選択肢を提供できるWantedlyは、年齢や職種、性別に縛られることなく、多くの人材が活用できるサービスとして広く普及しているといっていいでしょう。

関連記事:wantedlyで副業を探すコツ3選|副業OKな企業や業種

Wantedlyが人気な理由

Wantedlyがどんな会社が運営しているサービスなのか、またその特徴について理解できたかと思います。

では、なぜWantedlyがいま人気になっているのかについて検証していきましょう。

他のサイトに比べて利用者数が多い

人気の最大の理由は、なんといっても圧倒的な利用者数の多さでしょう。

上述した通り、Wantedlyには非常に多くの求人記事が掲載されており、その求人記事を確認するために多くの求職者が集まります。選択肢も非常に多岐にわたることから、様々なタイプの求職者が集まっているでしょう。

求職者が多くなれば、人材を求めている企業や組織も、Wantedlyというサービスから目をそらすことはできず、多くの求人記事が掲載されることとなります。

求職者が多く集まること、求人記事が多く掲載されることが、とても良いサイクルで循環しているため、利用価値の高いサービスへと成長しているといえるでしょう。

簡単に使える

Wantedlyは無料で開始することができます。

様々な情報収集を行い、少しでも興味をもった瞬間からはじめることができるのはとても良いことでしょう。

有料会員へアップグレードすることにより、無料会員時よりも多くの機能を利用することもできますが、無料で利用できるサービス内容も非常に充実しています。

求人掲載記事の閲覧や応募、制限なくメッセージを送信することができます。

加えて、無料会員のまま就職先が決まったり、プロジェクトにアサインされることもあるため、最後まで無料会員を継続することも可能です。

求人の選択肢が多い

新卒や転職、学生向けインターンシップなど、とても多岐にわたる求人募集があり、近年では積極的にWantedlyを活用して新卒採用を実施する企業も増えてきています。

また、Wantedlyの特徴の一つとして、ベンチャー企業の募集掲載記事が多いということも挙げられるでしょう。

今は昔と異なり、とても多くのベンチャー企業が立ち上がっておりますが、なかなか簡単に出会えないといった問題点がありました。

その点、Wantedlyはベンチャー企業の求人掲載が多いので、他の就職サイトではなかなか出会うことのできないような企業と出会えるため、自身の選択肢や可能性を広げてくれるサービスと言えるでしょう。

フリーランス案件探しにWantedlyを活用しよう!

フリーランスのこと、そしてWantedlyのことがここまででわかったかと思います。

次の章からは、フリーランスがどのようにWantedlyを活用していくのかについて記していきたいともいます。

既にWantedlyを活用している人もそうでない人も参考になる部分は多いと思いますので、是非一読のほどお願いします。

フリーランスでも求人検索しやすい

Wantedlyの求人募集一覧のページを見ると、『 フリーランス情報 』といった形で、フリーランスの方々に特化したページが既に解説されております。

まさにフリーランスの方のための求人サイトになりますね。

業界や業種に関しても、詳しく選択することにより、ソートをかけることができますし、掲載数に関してもとても多くの求人記事を見つけることができます。

特に多い業種としては、エンジニアやデザイナー、ライターの順番で掲載記事数が多い状況です。

ライターに関しては、インタビュー案件や在宅ライターの募集記事もあり、その人それぞれに合った形の募集を探すことができるでしょう。

会社の雰囲気がわかりやすい

これはWantedlyが有している特徴的な強みの一つでしょう。

Wantedlyのサービスは、給与や待遇ではなく、自身の理念や考えといかにマッチしているかを企業探しの中で最も重要視しております。

求人募集記事の企業ページには、社内や社員の写真がとても多く記載され、どのような場所でどのような社員の方と仕事に取り組めるのかを簡単に知ることができます。

仕事を始める前に、オフィスや社員の雰囲気を把握できることは、他のサービスでは実現するのが難しいですし、とてもうれしいサービスの一つですね。

応募時の注意点

上記の項でもふれましたが、Wantedlyの求人記事に給与や待遇を記載することは禁止されています。

それは、Wantedlyを運営しているウォンテッドリー株式会社の企業理念として「 シゴトでココロオドル人を増やす 」を掲げ、『 共感 』で仲間とつながることを推奨しているからです。

待遇面の善し悪しで職を選ぶのではなく、自身の『 気持ち 』をとても大切にしているということですね。

ただ、この考えは素晴らしい考えである一方、職を選択する上で重要なキーファクターの一つである給与や待遇が見えないことにより、思いも寄らないミスリーディングを起こしてしまう可能性も秘めています。

素晴らしい求人に出会い、選考に進む前に、必ず自分自身で給与面や待遇についても調べられる範囲で調べましょう。必要であれば、選考時に伺っても良いと思います。

仕事が始まってから嫌な思いをするくらいなら、しっかりと事前確認を行うこともとても重要になります。

Wantedly以外のフリーランスの人の求職 ~Wantedlyとうまく組み合わせて使おう~

Wantedlyが素晴らしいサイトであり、フリーランスにとっても使いやすいことは理解できたかと思います。ただし、Wantedlyのみでフリーランス職種を探し出すことは難しいでしょう。

下記に、フリーランスの方々に人気のサイトを数個ピックアップいたしました。

Wantedlyを中心に、これらのサイトの特徴を活かしながら、是非自身にマッチしたビジネスをみつけてください。

ギークスジョブ( geechs job )

ギークスジョブ( geechs job )は、ゲームやアプリなどWeb系の案件が多く、契約決定率が高いことが特徴です。求人掲載数も1,500件以上と非常に多く、フリーランスの方は必見です。

ミッドワークス( Midworks )

ミッドワークス( Midworks )は福利厚生が充実しており、かつエージェントの中間マージンを公開している透明性の高いフリーランス用のサイトとなります。在宅ワークや自身のスケジュールに合わせた活動量を重視している方にはおすすめのサイトでしょう。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズでは、週2日や3日で稼働できる求人案件が非常に多いことが特徴の一つでしょう。上述のミッドワークス同様に、リモートワークや在宅可能な案件、自身のスケジュールを大切にしたい人におすすめされております。

関連記事:WantedlyとLinkedIn|それぞれの特徴

まとめ

Wantedlyを始め、多くの求人サイトでもフリーランスの方々のための求職記事が増え充実してくるでしょう。その一方、フリーランスで活動する人は年々増加傾向にあるため、ライバルは確実に増えていくでしょう。

この記事に載っているWantedlyの強みや特徴をしっかりと生かし、活用することによって、自身にマッチングしたビジネスが必ずみつかるはずです。

この記事が、フリーランスとしてのビジネスライフをより充実したものとなれば幸いです。