自分のサイトはSEO的にどうなんだろう?SEO対策をしてるつもりだけど、どれだけできているのだろう?そんなことをお思いではないでしょうか?そんなときに便利なのが、SEO診断ツールです。
SEO診断ツールとは、サイトの検索順位の調査・分析やタグなどの内部施策項目を診断できるツールです。ここでは、SEO対策をするうえで欠かせない「 SEO診断ツール 」についてご紹介していきます。
SEO診断ツールってどんなもの?
SEO診断ツールの注意点
SEO診断ツールを使う時には注意すべき点があります。SEO診断ツールといっても、サイトの状況を総合的にチェックできるものがあれば、タイトルタグや文字数など単要素のみチェックできるものもあります。
つまり、SEO診断ツールによって、得意とする診断項目は違うのです。
また、自分のサイトの規模やSEOの知識レベルによってSEO診断ツールを選ぶ必要があります。
SEO対策を始めたばかりの方でも分かりやすいSEO診断ツールから、SEO対策に慣れた方向けのSEO診断ツールもあるので、自分に合ったレベルやサイトの状態に合わせて、SEO診断ツールを選んで使用しましょう。
無料のものと有料のものがある
SEO診断ツールには、無料のものと有料のものがあります。一体どっちを使用すれば良いのか迷っている方に向けて、それぞれどんな場合に使用すれば良いのか見ていきたいと思います。
無料診断ツール
サイトの規模が小さく、管理するサイト数が少ない場合におすすめです。SEO対策を始めたばかりで、今はまだ費用をかけたくないという方や、サイト制作を始めて間もない方には最適です。
有料診断ツール
サイトの規模が大きく、管理するサイト数が多い場合におすすめです。無料診断ツールには機能制限が付いているので、その機能だけでは足りないという方は、有料診断ツールのものを使用しましょう。
サイトの規模の拡大や、サイト数を増やしたいと思っている方には有料診断ツールが最適です。
SEO診断の種類とおすすめツール
SEO診断ツールには、総合的に診断してくれるものから、キーワードだけを診断してくれるものまで様々なツールがあります。ここでは、診断してくれる項目別に紹介します。
参照:https://wacul-ai.com/blog/seo/seotool/
SEO総合診断ツール
SEO総合診断ツールとは、サイト内のタイトルやディスクリプションなどのメタタグ、キーワード、被リンク状況などの項目を総合的に診断してくれるツールです。
SEOチェキ!
参照:SEOチェキ!
SEOチェキ!は、サイトのURLを入れるだけで診断してくれる無料のSEO診断ツールです。操作が簡単なので、初心者でもすぐに使用することができます。
SEOチェキ!で診断できる項目は「 サイトSEOチェック 」「 検索順位チェック 」「 キーワード出現頻度チェック 」「 発リンクチェック 」「 Whoise情報 」の5項目です。
参照:https://seocheki.net/site-check.php
SEOTOOLS
参照:SEOTOOLS
SEOTOOLSは、サイトのURLと順位をチェックしたいキーワードを入れるだけで診断してくれる無料のSEO診断ツールです。
SEOTOOLSは、キーワードプランナー、SEOアクセス解析、メールレポート、順位チェック、被リンクチェックの5つの項目を診断してくれます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、タイトルやディスクリプション、内部診断、キーワードのアクセス状況、検索順位などを総合的に確認できる無料のツールです。
Googleアナリティクスと連携できる利点があるほか、500サーバーエラーの増加や、サイトに悪影響を与えるエラーを通知してもらえるので、必ず導入しておきたいSEO診断ツールです。
itomakihitode.jp
itomakihitode.jpは、devoさんが提供するSEO診断ツールです。URLとキーワードを入れるだけなので、初心者の人にも分かりやすいです。
無料版では、GoogleかYahooで調査の対象を選ぶことができ、検索順位、被リンク状況、内部SEO状況などを確認できます。ただし、1人1日1回までしか利用できないのでご注意ください。
有料版になると、回数制限がなくなり、CSVデータ出力機能も利用できるようになります。
キーワードチェックツール
キーワードチェックツールは、キーワード調査機能に特化し、どんなコンテンツを作成するか決定するのに役立つ診断ツールです。
Googleトレンド
参照:Googleトレンド
Googleトレンドは、Googleの検索データをもとにして、人気のキーワードや特定のキーワードの検索回数の推移を確認できる無料の診断ツールです。
Googleの膨大なデータから算出しているので、信頼できる診断ツールです。
aramakijake.jp
aramakijake.jpは、検索順位別の検索数と競合検索数を予測できるツールです。検索順位別の検索数はキーワードのみで、競合検索数はURLとキーワードで診断することができます。
グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、Googleのサジェスト機能で表示されるキーワード候補をcsv形式でダウンロードできる診断ツールです。
また、Google以外にもYahooやBing、YouTubeなどのサポートもしています。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Google広告の機能の1つで、Googleアカウントを持っていれば無料で利用することができます。キーワード毎の競合性や、月間検索ボリューム、関連キーワードが診断できます。
新規検索ネットワークキャンペーンをするときや、既存のキャンペーンを拡大するときに役立つのでおすすめです。
キーワード出現頻度チェックツール
キーワード出現頻度チェックツールは、特定のサイトにおけるキーワードの出現頻度を診断できるツールです。
ohoutuku.jp
参照:ohoutuku.jp
ohoutuku.jpは、Webサイトのキーワードの個数と割合を調べることができる診断ツールです。最大50個までの単語をチェックできます。
ファンキーレイティング
参照:ファンキーレイティング
ファンキーレイティングは、WebページのURLとターゲットにするキーワード、もしくは特定の文章を入力すれば、キーワードの出現率をチェックできるツールです。無料で使うことができます。
検索順位チェックツール
検索順位チェックツールは、特定のWebサイトが、検索結果の何位にあたるのかを確認できるツールです。結果を受けたら、上位化してないキーワードが存在するページをリライトするようおすすめします。
検索順位チェッカー
参照:検索順位チェッカー
検索順位チェッカーは、URLとキーワードの検索順位を調べられる無料の診断ツールです。最大5つまでキーワードを登録することができ、Google、Yahoo、Bing内での順位を確認できます。
特徴はPCでの検索順位だけでなく、スマホでの検索順位も確認できる点です。チェックすることができます。
ランキングチェッカー
参照:ランキングチェッカー
ランキングチェッカーは、入力したキーワードに対して、Webサイトが何位に表示されているのかをチェックしてくれます。尚、上位100位以内の場合は順位が表示されますが、それ以下の場合は圏外と表示されます。
GRC
参照:GRC
GRCは、ブラウザ上ではなく、PCにインストールして使用するタイプの診断ツールです。URLを登録することで、どのキーワードで何位にランクインしているかをチェックすることが可能です。
また、順位の推移をグラフで見ることができます。無料版と有料版があり、無料版では20キーワードまでが登録できるので、規模が小さいサイトであれば無料版でも問題ないでしょう。
BULL
参照:BULL
BULLは、有料の検索順位診断ツールです。自動で診断してくれるうえに、当日の順位が反映されるので、常に最新の状況を確認できます。
最も安いプランで、13,800円/年、キーワード数が30となっているので、中級者〜上級者向けのツールです。
順位変動チェックツール
SEO対策には、検索順位の変動から、評価されているSEO要素を分析することが重要です。順位変動がわかるSEO診断ツールを利用し、SEO対策を進める必要があります。
namaz.jp
参照:namaz.jp
namaz.jpは、Googleの順位変動とアルゴリズム状況がグラフで確認できる無料の診断ツールです。
SEMrush
参照:SEMrush
SEMrushは、検索結果のボラティリティを測定し、モバイル及びデスクトップ上のカテゴリを追跡して、Googleアップデートを強調表示するツールです。
内部チェックツール
内部診断については、タイトルタグやディスクリプションタグ、直帰率、滞在時間などを見直し、サイトを最適化することが重要です。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが無料で提供するサイト解析ツールです。Webサイトに問題がある場合、メールで通知をしてくれる機能があるので、自分で気づかないポイントを教えてくれる優秀なツールです。
Google Analytics
Google Analyticsは、サイトへのアクセス数や、コンバージョン数が確認できる解析ツールです。
まず、SEO対策は先に述べたGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスをセットで利用することをおすすめします。
Googleサーチコンソールが、サイト自体のデータを確認するのに対して、Googleアナリティクスはサイトを利用するユーザーデータの解析に秀でています。
広告の投資収益率の測定や、動画、SNSやアプリケーションのトラッキングも可能です。
競合サイトチェックツール
SEO対策のためには、競合他社のサイトを分析することが重要です。競合上位サイトのSEO状況を調査することで、自サイトに足りない部分を改善していきましょう。
Ahrefs
参照:Ahrefs
Ahrefsは、競合他社のホームページの変動調査や検索順位、上位獲得施策のデータを調べることができる診断ツールです。有料となりますが、最も安いプランなら、月額$99から利用することができます。
eMark+
参照:eMark+
eMark+は、20万人規模のモニター会員の協力で、自社及び競合サイトのアクセス解析も可能なSEO診断ツールです。
無料で利用できるプランでは、ユーザー数推移、基本指標、ユーザー属性のみの診断となりますが、有料プランになると、検索キーワード、流入元、LP分析なども利用することができます。
被リンクチェックツール
コンテンツの人気度を測る指標として、Googleは被リンクを採用しています。つまり、被リンクを獲得していくことがSEO対策において重要となります。
ここでは、被リンクがチェックできるSEO診断ツールを紹介します。
hanasakigani.jp
hanasakigani.jpは、自サイトの被リンク状況にくわえて、競合サイトの被リンクチェックが可能な無料の診断ツールです。
被リンク元のページタイトルやURLが表示され、データをcsv形式でダウンロードすることが可能です。
akakurage.jp
参照:akakurage.jp
akakurage.jpは、危険な被リンクの解除を目的につくられた診断ツールです。
危険な被リンクがあると、Googleからペナルティが科せられるため、定期的に使用することをおすすめします。使用するにはメールアドレスの登録が必要となります。
コピペチェックツール
検索上位を狙いたい場合、既に検索上位に来ているサイトを参考にする場合があると思います。
しかし、重複コンテンツや類似ページと判定されてしまうと、SEO的に大きくマイナスポイントになります。
同ジャンルや類似サービスのサイトとの比較をおすすめします。重複度合いを確認しつつ、競合上位の傾向とオリジナリティをバランスよく盛り込んだコンテンツを作りましょう。
CopyContentDetector
CopyContentDetectorは、1度に4000字まで無料でコピペチェックチェックができる無料のツールです。
回数制限や会員登録も不要なので、誰でも簡単に利用できます。文章の類似度や一致率、連続文字数判定などの項目で診断することができます。
sujiko.jp
参照:sujiko.jp
sujiko.jpは、比較したいサイトのURLを入力すると、ページの類似度を判定してくれる診断ツールです。順位が下落した時には、類似したサイトが出現している可能性があるので利用してみましょう。
リンク切れチェックツール
リンク切れチェックはSEO対策で忘れがちな項目です。
外部サイトが閉鎖していたり、URLの記載ミスによってサイト内にリンク切れのURLがあると、ユーザビリティの低下に繫がってしまいます。定期的にチェックしましょう。
リンクチェッカー
参照:リンクチェッカー
リンクチェッカーは、調べたいWebサイトのURLを入れると、Webサイト全体のリンク切れを無料でチェックすることができます。
内部リンクを1つずつたどりながらチェックしていくため、リンク数が多ければ多いほど時間はかかります。
takotubo.jp
参照:takotubo.jp
takotubo.jpは、WebサイトのURLを入れると、リンク切れを無料でチェックすることができます。リンク切れのURLがあった場合は、リンク切れリンクが一覧で表示されます。
SEO診断ツールだけがすべてではない
SEO診断ツールは、SEO対策をするうえで欠かせないものです。ただし、ツールはあくまで機械的に判定された結果であり、診断結果だけにすがってSEO対策をするのはやめましょう。
例えば、タイトルタグ内のキーワード出現率が競合サイトより少ないと診断されたとします。それならと、競合サイトよりも多くのキーワードを入れることが正解の改善でしょうか?そうではありませんね。
詰め込みすぎとなれば、質の低いタイトルになる可能性があります。診断ツールはあくまでSEOを有利に進めるためのものであり、検索での上位化を保証するものではありません。
診断ツールで示された結果を1つの参考情報とし、本当に対応する必要があるものか、優先度も考えながら対応するのがいいでしょう。
まとめ
今回の記事では、ジャンルごとにSEO診断ツールをご紹介してきました。
SEO対策をより強固なものにしていくためには、SEO診断ツールで自サイトや競合サイトの状態を把握したうえで、目指したいレベルを設定し、これからどんなSEO対策を実施していけば良いのかを細かく決めていくことが重要です。