noteは自分でサイトを作る必要もなく、登録すればすぐに記事を書き始めることが出来る画期的なサービスです。
今回は「 noteでアフィリエイトが出来れば良いのに 」「 noteで自分のノウハウを販売したい 」という人のために
「 noteでアフィリエイトは出来ないのか 」「 noteを使うメリットとデメリット 」を中心にnoteについて解説していきます。
noteでアフィリエイトは出来る
画像引用元:https://note.com
よく「 noteでアフィリエイトは出来ない 」という内容の記事を目にしますが、結論から言うとnoteでアフィリエイトは出来ます。
しかし、一般的なアフィリエイトではASPを介して様々な案件や自分のサイト、得意なジャンルに合わせて案件を選ぶことが出来ますが、noteでは「 Amazonアソシエイト 」というAmazonのアフィリエイトのみになっています。
Amazonアソシエイトのみ
少し紹介しましたが、noteで出来るアフィリエイトはAmazonアソシエイトのみです。
AmazonアソシエイトはAmazonが販売している商品の中から、アフィリエイトしたい商品を選んで、成果報酬として商品が売れた代金の最大10%を受け取れるアフィリエイトプログラムです。
noteではこのAmazonアソシエイトしかアフィリエイトは出来ないため、サイトジャンルによっては取り扱う案件すらない可能性があります。
関連記事:Amazonアソシエイトで稼ぐ|審査ポイント・報酬の仕組み
Amazonアソシエイトのメリット
Amazonで取り扱っている5000万点以上の商品をアフィリエイトすることが出来ます。Amazonが取り扱っている様々なジャンルから選ぶことが出来るため、自分の書く記事に合う商品を探せます。
また、noteではサイトの構築なども必要ないため、気軽にアフィリエイトを始めてみたい方には向いていると言えるでしょう。
Amazonアソシエイトのデメリット
一番のデメリットは何と言っても「 Amazon 」にある商品しかアフィリエイト出来ないことでしょう。
メディアなどのダウンロード商品も紹介することは出来ますが、いくら商品数が多くても、基本的に形がある商品しか取り扱いが出来ないのはアフィリエイトとしてのメリットが少なく感じます。
また、成果報酬の最大10%に分類されている商品は「 Amazonビデオ・コイン 」と2つのジャンルのみで、他の商品は8%以下になってきます。
もともとの商品代金がそこまで高くない分、報酬も少なくなってしまうため、「 お小遣い稼ぎには良いけど、生活は出来ない 」ぐらいに考えましょう。
noteでのアフィリエイト方法
実際にnoteでAmazonアソシエイトを始める方法を紹介していきます。基本はAmazonアソシエイトでのアカウント申請と記事に商品リンクを貼るだけで始めることが出来るため、大きく2つのステップに分けて解説していきます。
①Amazonアソシエイトにアカウントを申請
まずは、Amazonアソシエイトにアカウントの申請をしなければアフィリエイト用のリンクをnoteに貼ることは出来ません。
Amazonアソシエイトの公式サイトにアクセスし登録か、すでにAmazonのアカウント( ショッピング用 )を持っている場合にはログインしていきます。
画像引用元:https://affiliate.amazon.co.jp/
登録、ログイン後に自分のサイトURL、noteの場合は自分のトップページのURL<https://note.com/ユーザーID>を入力します。
ここからはサイトの手順に従って必要事項を入力していきます。
記入が必須の項目に入力し、チェックボックスを使って自分の取り扱いたいジャンルを決めていきましょう。
少し入力の必要な項目が多いように感じますが、指示通りに入力していきましょう。
抜け漏れがあれば再度、記入の画面が出てくるだけなので確認しながら再入力していきます。
ここまで入力すれば下記の画面になり登録は完了です。
登録が完了すれば、Amazonアソシエイト・セントラルにアクセスが可能になります。アフィリエイト用のリンクも取得できるようになりますが、実際には登録完了後から審査が始まりますので、あくまで仮審査が終わった状態です。
②商品リンクをnoteの記事に貼る
次はnoteにAmazonアソシエイトのリンクを貼る方法を解説していきます。まずは、広告を貼りたい商品を決めましょう。
今回は「 電動ハブラシ 」で検索しています。
他にも自分がAmazonで買い物をしていた時に紹介したい商品があった場合は、Amazonが独自に使用している
「 ASIN 」というコードから検索することも可能です。
画像引用元:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075SXZ5ZC
あとは「 リンク作成 」というボタンから「 あなた専用 」の商品リンクをコピーし、noteの記事に貼り付けるだけです。
記事のテキスト部分に商品リンクを貼り付けると画像のような状態になりますが、改行すると下の画像のように自動で商品バナーに切り替わります。
Amazonアソシエイトの審査に通る必要はありますが、審査さえ通ればとても簡単にアフィリエイトの商品リンクを貼ることが出来るので、まずは登録してみましょう。
noteを使っていれば誰でもアフィリエイトできる
noteを使っていれば誰でもアフィリエイト広告を貼ることが出来ます。しかし、無料会員の場合は記事の中には広告を貼れますが、マイページに表示させることは出来ません。
プレミアム会員だけがマイページにAmazonウィジェットという広告を貼れるようになります。しかし、基本的には記事で商品や内容に沿った商品を紹介することになるため、無料会員でも十分です。
noteで他の機能が使いたくてプレミアム会員になった時に、Amazonウィジェットも試してみると良いでしょう。
noteで出来ること
noteはブログと同じように記事を書くことが出来ます。
しかし、noteはただブログ記事を投稿することが出来るサービスではなく、他にも「 コンテンツの有料販売 」「 note内でのコミュニティ 」といったようなnote独自のシステムが存在しています。
記事の投稿
ブログと同じような感覚ですが、自分のサイトを持つわけではなくnote内に投稿していく形になります。note内でのみ閲覧可能というわけではなく、Googleなどで検索をしても関係のある記事であれば、通常のサイトと同じように検索結果に表示されます。
サイトを作るわけではないため、デザインや初期設定も必要なく、登録すればすぐに始められるため「 とりあえずブログを始めたい 」という方におすすめできるでしょう。
反対に自分でサイトデザインを変えれないため、サイトに自分の色を出したい人には向いていないことになります。
つぶやきの投稿
Twitterと同じように140文字までの短い文章をつぶやくことが出来ます一見、意味のないようにも感じますが、note内でのコミュニケーションとして使えるため、利用している人も多くいます。
「 記事にするほどではないけど共有したいこと 」などを気軽に投稿することが出来るため、思っている以上に重要な機能と言えるでしょう。
画像・映像・音声の投稿
ブログと同じように投稿の中に画像を挿入することも出来ます。
他にも動画( YouTube・vimeoのみ )と音声を投稿することが出来るため、すでにYouTubeで投稿している場合には、noteでも活動を広げることが出来ますし、ビジネス関係のコンテンツを作っていくのであれば音声のみで配信していくことも可能です。
コンテンツの販売
最初にnoteが有名になったきっかけが「 コンテンツの販売 」です。いままでにはなかったシステムで、自分が持っているノウハウを有料販売することが出来ます。
販売できる項目などは決められていないため、自分の得意なことや、今までは値段のつけようがなかったようなノウハウでも販売できることが最大の特徴と言えるでしょう。
マガジンの作成・販売
こちらもコンテンツの販売に近いですが、「 全◯話 」といったようにコンテンツを分けて販売することも出来ます。
ブログで言うと「 メルマガ 」のような形ですが、メルマガはブログをしている人でも少し面倒に感じてしまうため、簡単にマガジンとして作成、販売できるのはnoteならではの機能と言えるでしょう。
noteが向いている人
noteにはメリットもデメリットもありますが、ここでは実際にnoteが向いている人を紹介していきます。当てはまるようであればnoteを始めてみる価値はあるでしょう。
自分のノウハウを販売したい人
note最大の特徴はコンテンツの販売にあります。自分が持っているノウハウはきっちりと作り込めば商材としてブログなどで販売することも可能ですが、実際に商材をしっかり作り込むとなれば、様々なスキルも必要になってきます。
「 スキルを勉強してまで販売したいわけではない 」という方や「 売れるかわからない商材のために時間を割くのは厳しい 」と考えている方はまずnoteで販売をして、上手くいけば本格的に商材として作り込んでいくということも出来るでしょう。
手軽に情報発信をしたい人
noteはSNSなので、サイトを作ってから記事を投稿するような手間はなく、簡単に記事を投稿していくことが出来ます。
また、更新やメンテナンスを考えずに、自分の知っている情報や書きたいことだけを集中して書いていくことが出来るので、「 自分だけのサイトが欲しい 」といったこだわりがなければnoteは向いています。
noteが向いていない人
noteは手軽さという面では多くのメリットがありますが、noteでは出来ないことも多いため、自分のやりたいことや方向性が合わない可能性もあります。
自分のサイトが欲しい人
noteは自分のサイトではなく、人のサイトに記事を投稿していくようなイメージになります。自分のサイトではない分、サイトデザインや文字の装飾などは基本的に出来ません。
自分で一からサイトを作って長く運営していきたい場合にはnoteは向いていないと言えるでしょう。
他にもnoteがサービスを終了した場合には、自分が投稿してきた記事も消えてしまうため、長く自分の記事を残していきたい場合には時間をかけてでも自分のサイトを作っていくべきです。
アフィリエイトを本格的に実践していきたい人
今まで紹介してきましたが、noteでアフィリエイトが出来るのはAmazonアソシエイトのみです。これからアフィリエイトを本格的に実践していくのであれば、Amazonしか選択肢がないのは問題です。
アフィリエイトはASPで様々な案件を探して収益を増やしていくため、本格的に始めるのであれば最初から多くのアフィリエイトが可能になるWordPressなどを利用し、しっかりとしたサイト作りから始めていきましょう。
noteのメリット
noteは無料で気軽に始められるため、需要も高まっています。もともと自分のサイトでブログを投稿していた人もnoteを併用して使っていたりするため、「 ノウハウはnote 」「 アフィリエイトは自分のサイト 」といった使い分けも可能です。
コンテンツを簡単に販売できる
やはり、一番は「 コンテンツを簡単に販売できる 」ということです。特に画期的なのは、「 記事の冒頭は無料にして途中から有料にする 」ということが可能な点です。
無料と有料の境目も自由に決めることが出来るため、ある程度の場所まで読み進めてもらい、読者が先を読みたいと思えば購入してもらえるため、購入側のリスクは高くありません。
販売側にも購入側にも「 簡単 」という言葉が合う販売方法と言えるでしょう。
メルマガのような形で販売できる
先ほども触れてきましたが、メルマガのような形でマガジンを販売することが出来ます。自分が持っている情報を1回で販売してしまうのではなく、何回かに分けて解説、情報の共有をしたい場合にはぴったりの販売方法です。
ブログのメルマガでも「 月に1回・週に1回 」の配信にすることで、リピーターを作ることが出来ますが、設定など初心者には難しいことも少なくありません。最初から、メルマガ形式でコンテンツを販売できるのもnoteの大きなメリットです。
ユーザー同士で交流ができる
同じnote内のユーザー同士で交流を持つことが出来ます。
これは、noteがSNSに近い存在であることが大きいですが、気に入ったユーザーをフォローすることで、更新通知を受け取ったり交流することが出来るため、フォロワーが増えれば自分の記事を読んでもらえる機会も増えることになります。
ブログではページ自体をブックマークしてもらわなければいけないため、リピーターも簡単に増やすことは出来ませんが、SNSに近いnoteだからこそ簡単にフォローが出来て自分のファンを効率的に増やすことが可能と言えるでしょう。
ポートフォリオの代わりになる
noteでは写真や動画の投稿も可能なため、写真家やイラストレーターなどの職業の人であれば自分を紹介するポートフォリオとして使うことも出来ます。
一般的にポートフォリオの作成は紙面や自分のサイトを作ることが多いため、簡単にポートフォリオを作れるのは大きなメリットです。noteでポートフォリオを作成しておいて、メインの仕事に繋げるという新しい方法が可能になってきていると言えるでしょう。
noteのデメリット
ここまではnoteのメリットを紹介してきましたが、noteは使う人を選ばずに誰でも使いやすい万能のシステムではありません。ここからは目的や使い方によってはデメリットになることを紹介していきます。
ブログと同じようには使えない
あくまでnoteという場所に記事を書いていくことになるため、全てがブログと同じように使えるわけではありません。例えば、文字の装飾が出来なかったり、カスタマイズ性がなかったりと、自分でサイトを運営している人であれば不便に感じる部分もあります。
また、自分のサイトではないため、noteがサービスを終了した場合には自分の記事も全て消えてしまうことになります。長く自分のサイトを運用していきたい人には向いていないでしょう。
アフィリエイトには向いていない
最初に紹介してきた通り、noteでは「 Amazonアソシエイト 」という Amazonにある商品しかアフィリエイトすることが出来ません。本格的にアフィリエイトに取り組む場合にはnoteを使う必要はないと言えるでしょう。
あくまでnote内で自分のノウハウの販売をしながら、少しアフィリエイトをする人に向いている内容になっています。
コンテンツが売れた場合の手数料がかかる
コンテンツを販売している場合、売れた時に全ての売り上げが手に入るわけではありません。
決済手数料とプラットフォーム利用料の2つがかかりますが、少し分かりにくいのは「 決済手数料 」です。決済手数料は購読者の決済方法により決まりますが、クレジットカード決済で5%・携帯キャリア決済は15%になっています。
詳しくは下記のnote公式サイトをご確認ください。
note:コンテンツを販売する際に引かれる手数料
機能によっては有料会員になる必要がある
noteは基本的に無料で始めることが出来ますが、有料会員になれば使える機能が増えます。
プレミアム会員と呼ばれ、月額500円で始めることが出来ますが、機能自体は人によって必要、不要が変わると思いますので、主な機能を5つ紹介していきます。
①コメント欄のON/OFF
ブログと同じように記事の下には読者のコメントを表示する場所があり、プレミアム会員ではコメントのON/OFFを切り替えられるようになります。
コメントを気にしないのであれば関係のない機能ですが、記事によっては誹謗中傷のようなコメントもあり得るため、自分自身を含めて、コメントを見てしまった読者にも不快な思いをさせる可能性があります。
基本的にコメントに返信をする予定がない場合には必要な機能と言えるでしょう。
②販売価格の上限アップ
通常会員であれば販売価格の上限は1万円までですが、プレミアム会員になると上限が5万円になります。コンテンツの内容によっては「 上限1万円だと割りに合わない 」ということもあると思います。
販売したいコンテンツが1万円以上を想定しているのであればプレミアム会員になるメリットは十分にあるでしょう。
③有料コンテンツの数量限定販売
noteの限定販売では、残りの販売数も表示されるため、プレミア感が出ます。プレミア感が出ることにより、限定でなければ購入しなかった読者も購入に至るケースがあります。
他にも「 とりあえず少量で販売してみる 」ことにより、売れ方を見て加筆が必要か、安い価格で売り切れるのかを見ることが出来るため、実験的に販売してみたい場合にも向いている方法と言えるでしょう。
④マガジンの作成数が無制限
一般会員ではマガジンの作成数の上限は21個までですが、プレミアム会員は無制限になります。記事を販売する場合にもカテゴリーや巻ごとに分けて販売していきたい場合にはおすすめです。
しかし、一般会員でもマガジンの作成は上限つきで可能なので、最初は様子を見ながら、いずれマガジンの販売に
力を入れる時にプレミアム会員になるという方法でも良いでしょう。
⑤Amazonウィジェットの使用
Amazonアソシエイトで記事に広告を貼るのは一般会員でも可能です。
プレミアム会員になるとAmazonウィジェットを利用できるようになりますが、基本的にはnoteのマイページに広告を貼れるようになるだけなので、記事に広告を貼るよりも成果率は低いように思います。
確実に必要な機能ではないため、Amazonウィジェットのためにプレミアム会員になる必要はないでしょう。
まとめ
今回は「 noteでアフィリエイトは出来ないのか 」「 noteを使うメリットとデメリット 」を中心に紹介していきました。結論としては、「 アフィリエイトは出来るけどAmazonアソシエイトのみ 」ということです。
Amazonアソシエイトだけではアフィリエイトで大きく稼ぐことは出来ないため、「 アフィリエイトを本格的に始めたい 」「 自分のサイトを持ちたい 」という人には向いていないサービスでしょう。
しかし、note自体は自分の持っているノウハウを有料で販売できたりユーザー同士の交流が出来たりとメリットは多いです。今回の記事を自分がnoteの利用に向いているのか、向いていないかの判断基準にしてみてください。