近年、注目を浴びているライブ配信。
ライブ配信用のアプリも数多く存在する中、YouTubeでもライブ配信を行うことができます。
ライブ配信を有効に活用している企業も多いので、ライブ配信をやったことがないという方は、一度ライブ配信をしてみましょう。
しかし、ライブ配信をしてみようと言われても、「 そもそもYouTubeのライブ配信って何? 」という疑問や「 ライブ配信する方法が分からない 」という悩みを抱えている方も多いかと思います。
そのため、この記事ではYouTubeのライブ配信の概要を初め、ライブ配信に必要なものやYouTubeでライブ配信をする方法などについて具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeのライブ配信について
根本的に、YouTubeのライブ配信とは何なのでしょうか。
ここでは、YouTubeのライブ配信の概要ついて具体的に説明していきます。
YouTubeのライブ配信とは?
YouTubeライブとは、一般的な動画投稿とは異なり、リアルタイムで動画配信ができる機能です。リアルタイムで視聴者と繋がることができるため、コメントを読み上げながら動画配信することができます。
アーカイブとして残すことができる
YouTubeのライブ配信で配信した動画は、何も設定しなければ保存することができないのですが、設定を行うことでアーカイブとして配信した動画を残すことができます。
アーカイブで残した動画は、他の動画と同様に視聴回数に応じて広告収入が得られるので、反響があったライブ配信はアーカイブで残しておくと良いでしょう。
しかし、ライブ配信をアーカイブで残す場合は、音楽や写真などが権利問題に引っかかる場合があるので、なるべくフリー音源・画像を利用しておきましょう。
YouTubeのライブ配信に必要なもの
YouTubeでライブ配信を行う場合は、以下4つを準備しましょう。
YouTubeにログインするためのGoogleアカウント
Googleアカウントとは、Googleが提供しているサービスへアクセスするために必要なユーザーアカウントです。
YouTubeはGoogleが提供しているサービスなので、GoogleアカウントがなければYouTubeにアクセスすることは出来ず、ライブ配信を行うことができません。
無料で作成できるので、所有していない場合は一度作成してみましょう。
YouTubeでライブ配信するための機材
YouTubeでライブ配信するための機材がなければ、動画配信することができません。ライブ配信用の機材として有名なのは、スマートフォンやパソコン、そしてPS4などです。
YouTubeでライブ配信するための配信用ソフト
動画配信する機材によって異なりますが、ライブ配信用のソフトをダウンロードする必要があります。スマートフォンやパソコンなどでライブ配信を行う場合は、ダウンロードする必要はありません。
カメラやマイク
スマートフォンやパソコンに内蔵されているカメラやマイクでも問題ありませんが、音質を良くしたい、画質を良くしたいなどの要望がある場合は、別途カメラやマイクを購入しましょう。
YouTubeでライブ配信を行うための条件
以前までは、誰でもYouTubeでライブ配信をすることができたのですが、現在は条件を満たさなければYouTubeでライブ配信をすることができません。
そのため、ここではYouTubeでライブ配信をするためにはどのような条件を満たす必要があるのかということについて具体的に説明していきます。
ライブ配信に関する制限を受けていない
YouTubeでライブ配信を行うためには、過去90日間にライブ配信に関する制限を受けていないという条件を満たす必要があります。具体的には、以下に該当していないことが条件となります。
- ライブ配信をするYouTubeアカウントがコミュニティガイドラインの違反報告を受けたことがある
- ライブ配信した動画やアーカイブした動画が全世界でブロックされたことがある
- ライブ配信した動画やアーカイブした動画が著作権侵害による削除の通知を受けたことがある
- 著作権保護されているライブ配信と内容が一致している動画を配信したことがある
YouTubeアカウントの確認審査を通過する
YouTubeでライブ配信を行うためには、YouTubeアカウントの確認審査を通過している必要があります。YouTubeはスパム行為や不正行為をしているYouTubeアカウントを厳重に取り締まっています。
厳重に取り締まっているため、YouTubeアカウントの確認審査を行い、スパム行為や不正行為を働いていない健全なアカウントかどうかを確認しているのです。YouTubeアカウントの確認審査は以下の手順で行われます。
- YouTubeで電話番号を入力する
- 入力した電話番号宛に、テキストメッセージ、又は音声通話で確認コードが送信される
- 確認コードを指定の画面に入力して審査を受ける
電話番号を入力すると、基本的にはすぐに確認コードが届きますが、確認コードが届かない場合は、以下のような原因が考えられます。
- Googleからのテキストメッセージに対応していない国や地域にいる
- 同一電話番号で作成することができるアカウント数の上限に達している
- 通信回線やインフラなどで、一時的に電波が悪くなっている
チャンネル登録者数が1,000人以上
スマートフォンやタブレッドなど、モバイル端末からYouTubeのライブ配信を行う場合は、チャンネル登録者数が1,000人以上である必要があります。しかし、パソコンからのライブ配信であれば、登録者数が0人でも問題ありません。
そのため、YouTubeのチャンネル登録者数が1,000人以下だがライブ配信をしたいという場合は、モバイル端末ではなく、パソコンから配信しましょう。
YouTubeでライブ配信する方法
ここでは、YouTubeでライブ配信する方法について具体的に説明していきます。
パソコンからライブを配信する方法
パソコンからライブ配信をする場合は、まずYouTubeにログインしてください。YouTubeにログインした場合、次は右上にあるカメラのマークをクリックしましょう。
出典:YouTube
カメラのマークをクリックした場合、次は以下のようなメニューが表示されるため、「 ライブ配信を開始 」をクリックします。
「 ライブ配信を開始 」をクリックすると、以下のようにYouTubeアカウントの確認が行われます。
出典:esports-plus
YouTubeアカウントの確認が終了すると、以下のように「 しばらくお待ちください 」という画面が表示されるので、
ライブ配信用のアカウントが有効になるまで待機しましょう。
スマートフォンやタブレットからライブ配信する方法
スマートフォンやタブレットからライブ配信する場合、まずはYouTubeにログインしてください。YouTubeにログインした場合、次は上のバーにあるカメラのマークをクリックします。
出典:岡本貴晶ブログ
カメラのマークをクリックすると、以下のような画面が表示されるので、右の「 ライブ配信 」という箇所をクリックしましょう。
「 ライブ配信 」という箇所をクリックした場合、次は「 タイトル 」と「 公開範囲 」を決めましょう。
タイトルと公開範囲を設定した場合、次は「 詳細設定 」を行います。バーが青色になっている場合は有効で、グレーになっている場合は無効になっています。
詳細設定を行った場合、「 次へ 」をクリックして、「 サムネイル 」を設定しましょう。
サムネイルを設定すると以下のような画面が開くので、サムネイルを設定し直したい場合は「 撮り直す 」をクリックし、ライブ配信を開始しても良い場合は「 ライブ配信を開始 」をクリックしてください。
右上にある②は、外カメラと内カメラの切り替え機能です。
エンコーダー配信をする方法
エンコーダー配信をする場合は、まずエンコーダーをダウンロードして設定を行ってください。エンコーダーのダウンロードと設定をした場合、次はYouTubeにログインしましょう。
YouTubeにログインした場合、次は右上あるカメラマークをクリックします。
出典:YouTube
カメラマークをクリックした場合は、「 ライブ配信を開始 」をクリックしましょう。
「 ライブ配信を開始 」をクリックした場合、次は左上にある「 エンコーダー配信 」という項目をクリックしてください。
「 エンコーダー配信 」をクリックすると「 タイトル・概要欄入力・詳細設定 」が求められるので、必要事項を記入・設定しましょう。
出典:岡本貴晶ブログ
最後に「 ライブ配信を開始 」をクリックすると、ライブが配信されます。
限定公開でライブ配信をする方法
YouTubeでライブ配信を行う場合、公開範囲を配信側が決めることができます。例えば、「 株式会社Aだけにライブ配信を行いたい 」という場合や「 オンラインサロンに加入している人のみに公開したい 」という場合におすすめです。
このように、限定公開でライブ配信を行いたい場合は、タイトルや詳細設定を決める箇所で公開範囲も限定しましょう。具体的には、以下の箇所です。
出典:岡本貴晶ブログ
②で「 限定公開 」にすることで、限定公開用のURLが発行されます。そして、配信を視聴してもらいたい人にURLを教えましょう。その場合、URLを知っている人以外はライブ配信を視聴することができなくなります。
OBSでライブ配信する方法
OBSとは、OBS Projectが開発・保守しているストリーミング・レコーディングソフトウェアです。ゲーム配信のように画面を視聴者と共有してライブ配信を行いたい場合におすすめの配信方法です。
OBSでライブ配信を行いたい場合は、まずOBSをインストールしてOBSの方でYouTubeライブの設定を行いましょう。
以下の画像のように右下の「 設定 」という項目から「 配信 」という箇所をクリックします。
出典:OBS使ってYoutube Live配信の手順まとめてみた
配信という箇所をクリックすると、以下のようなメニューが開くので「 YouTube / YouTube Gaming 」をクリックしましょう。
次はサーバーの部分が「 Primary YouTube ingest server 」になっていることを確認してください。
確認した場合、次は「 ストリームキーを取得 」という箇所をクリックしましょう。
「 ストリームキーを取得 」をクリックすると、以下のようにYouTubeのライブ配信設定画面が開きますので、ライブ配信するアカウントが問題なければ「 始める 」をクリックしてください。
YouTubeアカウントの確認審査が行われ、審査が完了するとライブ配信が開始されます。以下のような画面が表示された場合は、ライブ配信用のアカウントが有効になるまで待機しましょう。
PS4からライブ配信する方法
PS4からライブ配信を行う場合は、まずYouTubeにログインしてください。YouTubeにログインした場合、次は右上にあるカメラのマークをクリックしましょう。
出典:YouTube
カメラのマークをクリックした場合、次は以下のようなメニューが表示されるため、「 ライブ配信を開始 」をクリックします。
「 ライブ配信を開始 」をクリックすると、YouTubeアカウントの審査が行われます。審査を通過すると、以下のような画面が表示されます。以下のような画面が表示された場合、YouTube上の設定は終了です。
次は、PS4の方で配信の設定を行っていきましょう。PS4から配信したいゲームを起動し、メニュー画面から「 ゲームプレイをブロードキャストする 」という箇所を選択してください。
出典:wondershare
「 ゲームプレイをブロードキャストする 」という箇所をクリックすると、ライブ配信を行うタイトルや説明などの記載が求められるので、適切なタイトルと説明を記載しましょう。
自分の声も入れたい場合は「 ブロードキャストにマイクの音声を含める 」にチェックを入れ、視聴者のコメントを表示させたい場合は「 観戦者へのメッセージと観戦者のコメントを表示する 」にチェックを入れてください。
細かい設定が完了した場合、「 ブロードキャストを始める 」をクリックして、ストリーミング再生を開始しましょう。
YouTubeを使ってライブ配信をしてみよう
この記事では、YouTubeのライブ配信の概要やYouTubeのライブ配信に必要なもの、そしてYouTubeのライブ配信を行うための条件やライブ配信を行う方法などについて具体的に説明してきました。
YouTubeのライブ配信は、視聴者とリアルタイムで交流することができるという特徴があります。
視聴者との信頼関係を強くするチャンスなので、有効に活用していきましょう。
モバイル端末やパソコン、そしてPS4など、様々な端末からライブ配信を行うことができるので、一度YouTubeを使ってライブ配信をしてみましょう。