Wantedly

【採用】Wantedlyメッセージ機能を使うコツ|返信が来ない理由など解説

ここではWantedlyの特徴でもある「 メッセージ 」の効果的な使い方についてまとめました。

✔︎候補者に向けた効果的なメッセージとは
✔︎メッセージの返信がこない理由
✔︎返信が来るメッセージを作成するためには

など、これからWantedlyを使った採用活動を予定している方や、メッセージ機能についてより理解したい場合には、ぜひ参考にしてください。

Wantedlyとは?他の求人サイトとどう違う?

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Wantedlyの特徴をもう少し細かく見ていきましょう。

まず、Wantedlyには給与の提示がありません。このため、他の企業と給与面で差をつけたり有利に見せることはできないのです。

ではどのように自社をアピールするのか。

それは「 自社のビジョンを語る 」こと。

✔︎なにをやっているのか
✔︎なぜやるのか
✔︎どうやるのか

という「 自社の強みや理念、想い、共感 」など、従来の転職サイトでは伝えることができなかった「 ビジョン 」で他社との差別化を図るのです。

裏返せば「 明確な” 語れる ”企業理念や共感できるスタッフがいなければ求職者にアプローチすることが難しい 」ということにもなります。

自社の強みを求職者の目に触れる場所で直接語ることができる場所、それがWantedlyなのです。

では、具体的にはどのような使い方をしていくのでしょう。

それをお伝えするのに欠かせないのはちょっと変わった「 メッセージ機能 」です。これまで、転職活動などで多く用いられる連絡手段は「 メール 」または「 電話 」でした。

最近ですと「 LINE 」を利用する企業もあるでしょうか。Wantedlyのメッセージ機能の使い方としては「 LINE 」に似ています。

チャットのような画面で企業側の担当者と求職者が直接メッセージの送受信が可能なため、ビジネスメールのようにちょっと堅苦しい文面を考える必要がありません。

LINEのように気軽に利用できるところが、求職者にとっても担当者にとっても利便性が高いと言えるでしょう。

ですが、Wantedlyのメッセージにはさらに特徴的な機能があります。

それは「 求職者の志望度合いを段階わけできる 」ところです。

関連記事:【徹底解説】Wantedlyの使い方

Wantedlyのメッセージで返信がこない理由

考え事している男性

候補者が送るメッセージの中には、現時点では「 少しだけ興味があります 」という段階のものもあるでしょう。

しかし、自社に興味を持ってくれた人材である以上、やり取り次第では潜在的な候補者から応募に至る可能性は十分にあります。

そのため、基本的にはどのような候補者であってもメッセージのやりとりは必須になるのですが、一部には「 なかなか返信がこない 」場合もあるのが事実です。

その場合、どのようなことが考えられるのでしょうか。また、どのように対応したら良いのでしょうか。

そもそもメッセージが「 開封されていない 」

✔︎「 メッセージが開封されていない 」状態

通常の就職活動でも行われるように、候補者によっては何十社も同時にメッセージを送っているケースもあります。

その場合、たくさんの企業の中でメッセージが埋もれてしまい、気づいていないことも。

志望度合いによっては「 メッセージの開封順が遅れる 」可能性もありますから、一概には言えません。

数日後に返信がない場合は改めてメッセージ送付をしてみると「 気づいていないだけだった 」ということもあります。

「 志望度合いと合わないメッセージ 」を送っている

求職者がWantedlyにエントリーするためのメッセージには「 志望度合い 」により3段階あります。

✔︎今すぐ一緒に働きたい
✔︎まずは話を聞いてみたい
✔︎少しだけ興味があります

それぞれに求職者が求める対応も違ってくるため、それに合わせた対応が必要なのです。

ですが、これが難しい企業もあるのではないでしょうか。

これまでメールや電話での対応をしてきた企業の場合「 カジュアル面談=応募前の段階 」だという概念がない場合もあります。

これでは、応募者との認識にズレが生じ、応募者心理とはかけ離れた返信になってしまうこともあるため、注意が必要です。

Wantedlyの「 メッセージ 」返信をもらうには

疑問を抱えている女性

それでは、メッセージに返信をもらうためには、具体的にどのような工夫が必要なのでしょうか。

「 推奨8時間 」「 タイムリミット24時間 」メッセージはすぐ送る

応募者の立場で考えてみましょう。

やはり早い返信をもらえた企業であればあるほど「 自分に関心を持ってくれている 」と感じます。

その結果、よりその企業について詳しく知りたいと感じますし、その後の問い合わせなど、次の行動につながりやすいのではないでしょうか。

Wantedlyが推奨している「 8時間以内の返信 」については求職者の心理を考慮すると非常に有効だと考えられます。

相手が「 返信しやすい 」メッセージを送る

Wantedlyの場合、堅苦しいメールの文面を考える必要必要がないところが非常に使いやすいのですが、返信する企業にとってはこれまでの「 メール 」と違った工夫が必要となります。

応募者が抱くイメージとしては「 LINE 」であり、気軽に企業の方に話しかけるという感覚でメッセージを送っています。

ですから、従来のテンプレ通りのメールのままでは、「 気軽さ 」は感じられないかも知れません。

Wantedlyの場合、メッセージを送る企業に関して「 興味がある 」のは間違いありませんが、全てに「 応募する 」意思があるのか、と言われると、、そうでもない場合もあります。

そんな中、カジュアルなメッセージを送っているにもかかわらず「 面接ありき 」の返信が来た場合は躊躇してしまうのも事実です。

転職サイトではなくWantedlyを利用しているメリットは「 企業を知る 」ことや「 カジュアル面談 」だからこそ可能なこと。

求職者がどのような志望感覚で送ったメッセージなのか、その度合いによって返信メッセージを使い分けることも必要になります。

多くの企業にアプローチが可能なWantedlyだからこそ、「 ストレスなくメッセージの授受ができた相性の良い企業 」「 最終的には当初とは違う企業 」に応募する、という結果になる場合もあります。

「メッセージ機能」を知る!使う!使いこなす!

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特徴的なメッセージ機能ですが、「 志望度合いを段階わけする 」とは、どういうことでしょうか。

Wantedlyを利用する求職者は、多くの企業のアプローチを目にします。志望する職種に絞り込んだとしても、その企業理念はさまざまで詳細に語られています。

自分がどのくらい共感できるのかについて「 応募前にじっくりと深く考える 」ことが少なくありません。

そのため、担当者など「 中の人 」の話を聞きたいと考えるのが自然な流れでもあります。

しかし、企業の候補が多ければ多いほど、興味関心の度合いには程度の差が生じることは避けられません。

このような場合に便利なのが、求職者側から企業へ「 志望度合いを提示する 」ことができる点です。

Wantedlyの志望度合いは以下の3段階あります。

✔︎今すぐ一緒に働きたい
✔︎まずは話を聞いてみたい
✔︎少しだけ興味があります

このように、求職者がその企業に対してどの程度興味関心を持っているのかを、求職者自身が選んで発信することができるのです。

対して、受け取る企業側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

注目したいのは

「 ✔︎少しだけ興味があります 」

という段階があること。

これにより( 求職者側にとっては )気軽にアプローチすることが可能なため、より多くの候補者がメッセージを送ることができます。

通常の転職サイトでは「 応募 」というハードルを超えなければ出会えなかった人材にも「 気軽なメッセージ 」のおかげで出会う機会が生まれるのです。

そして、( 志望度合いにかかわらず )自社にマッチしたスキルの人材・自社の理念に共感してくれそうな人材ついて、より多くの求職者の中から見つけ出すことも可能です。

また、給与や待遇では大手に及ばない企業であっても、メッセージ機能で興味を示した候補者に対して、自社の強みを直接伝えることができることも非常に大きなメリットといえます。

スタートアップや中小など「 現段階では発展途上 」の企業にこそ、より多くの利点があるのではないでしょうか。

採用にWantedlyを使う効果

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では、採用にWantedlyを利用する場合は、どのように行うのでしょうか。

まず、ここではさまざまな段階で「 面談 」の設定が可能です。

ただし、応募前の段階でもカジュアル面談が可能なため「 志望度合いによって面談の熱量を調節する 」などのちょっとした注意は必要になります。

カジュアル面談においては、双方の顔合わせに近い感覚で、時には雑談の中からも応募者の印象を知ることができます。

また、企業側からも実際の社内の雰囲気を伝えられるため、いずれの立場においても有効な機会であると言えます。

関連記事:Wantedlyの使い方|これからのビジネス展開に必要不可欠なサービス

自社ビジョンをアピールできる( 直接スカウト可能 )

先述しましたが、Wantedlyの特徴は「 給与やその他条件に左右されることなくその企業そのものの理念やビジョンを知ることができる 」点です。

求職者側としてはどの企業に「 応募するか 」ではなく、まずはどんな起業なのかを知ることができる。

また、企業側のメリットとしては「 給与、待遇など条件面の提示がない 」「 企業理念を丁寧に説明できる 」その結果「 自社ビジョンに共感した候補者を集める 」事ができます。

通常、比較的大手企業であるほど待遇面に有利な企業になり得ますが、仕事に求めるニーズが多様化している現在では、待遇面よりも内容重視の求職者がいるのも事実です。

人的環境や自分のやりたいことができるのか、将来自分がどうなりたいか、どのようなスキルが求められているのか、など企業の「 内側 」について知ってもらう機会がWantedlyにはあるのです。

加えて、応募者に関して直接スカウトすることもできますから、企業と応募者、双方が気軽にやりとりできることで、双方の思いにより近い採用活動( 転職活動 )が可能になっています。

関連記事:Wantedlyでスカウト成功率を上げる方法

「 共感 」できる候補者が応募する

以上のように、Wantedlyは「 企業のビジョンがアピールできる 」ことが特徴的な場所です。

その上で「 応募 」に至った候補者というのは、各企業の「 想い 」を確認した上で応募するわけですから、「 企業理念に共感 」したか「 企業理念に興味がある 」人材である可能性が高いと言えます。

そのような候補者に対しては、Wantedlyならではの「 他の転職サイトとは違ったアプローチ 」が必要なのです。

では、実際にどのような方法を取れば「 刺さる 」コンテンツとなり得るのでしょうか。

こまめな更新で上位表示できる

求人記事にとって必要なこと、それはまず「 多くの求職者の目に留まること 」です。

多くの求人サイトの場合は「 オークション形式 」で上位表示が可能となる事が多く、よりコストをかけられる企業が有利な状況にあります。

しかし、Wantedlyの場合は「 新着記事になること 」つまり「 記事更新 」をこまめに行うことで新着記事として上位表示させる事が可能なのです。

【 応募者を知る 】Wantedlyの候補者心理とは?

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Wantedlyの特徴である「 メッセージ 」から、応募者の心理を理解して、適切なメッセージを送る方法についてまとめます。

Wantedlyのエントリー、志望度合いは3段階

Wantedlyの「 エントリー 」は段階が存在します。

それぞれの場合について、応募者はどのような心境なのでしょうか。

✔︎今すぐ一緒に働きたい

この場合、他の転職サイトでいう、いわゆる「 応募 」に近い状態です。

  • 就職活動のように「 面接 」ありきで準備し、履歴書を送り、面談の日程調整を考えている状態です。

✔︎まずは話を聞いてみたい

多くの場合がこのメッセージを送っているようです。

今の自分が持つスキルが企業の求めるものに近いと感じた場合でしょうか。

  • たくさんの企業の情報をより知りたいという思い
  • 企業の中の方と実際に会って本当に求めているのはどんな人材か確かめたい
  • その人材に自分のスキルで本当に足りているのか
  • さらに身につけておくべき必要なスキルはどんなものなのか

などいろいろな情報収集を目的に「 カジュアル面談 」をしたい、そんな心境でこのようなメッセージを送ります。

✔︎少しだけ興味があります

本当に少しだけ興味がある場合はもとより、「 自分のスキルが足りない( と思う )」、でも応募してみたいという場合に使われることがあります。

  • どんなスキルを付けたら良いのか
  • 今の自分のスキルでも話を聞いてもらえる可能性があるのか

こんな希望的観測も含めての心理状況といえます。

企業の方の話を聞くチャンスがあれば、という期待を込めたメッセージでもあります。

「 気軽にエントリー 」から「 内定 」に進むことも

とは言え、このように気軽にメッセージを送ることができるのがWantedlyの1番の魅力だと感じます。

面接ほど気負うことなくそれでも企業の方と話すチャンスがある。

その中で本当に自分に会う場所が見つかるかもしれないし、共感できる担当者、または企業を見つけられるかもしれないという可能性があるからです。

実際に、はじめに最も志望していた企業とは別の企業に興味が湧き、内定までいただけた、という場合もありますし、初回エントリー時と応募段階での「 志望度合い 」が変化することもあり得ます。

まとめ

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Wantedlyのメッセージについてまとめました。

給与などの条件や待遇などの条件面でのアピールはありませんが、そもそもこのサイトに集まる求職者が求めているのは「 自分が共感できる企業に出会いたい 」ということ。

その希望は応募前から利用できるメッセージでかなえることができます。

また、企業にとっても多くの「 メッセージ 」のやりとりや気軽に受けられる「 面談 」により、より自社に共感する人材と出会うことができるというメリットがあります。

さまざまな可能性を持つWantedly。

多くの候補者の中から、より自社の求める人材に出会える機会が用意されています。

ぜひ上手に使いこなして、効果的な採用活動につなげてくださいね。