Facebookには一般アカウントとビジネスアカウント( Facebookページ )の2種類があります。本記事ではそれぞれの新規登録の手順をご紹介。さらに、複数アカウント作成の可否や、新規登録できない場合の理由、新規登録後にアカウントが停止された場合の対処法にも迫ります。
Facebookアカウントの新規登録を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
Facebookの新規登録に必要なもの
Facebookは電話番号もしくはメールアドレスを使って新規登録できます。また、名前( 実名 )・生年月日・性別などの個人情報も必要です。なお、ログインの際に二段階承認を取り入れる場合は、SMSを受信できる電話番号が求められます。
電話番号・メールアドレスから知り合いにアカウントを見つけてほしくない場合や、個人情報を公表したくない場合は、別途設定からプライバシー設定を行います。「 全員 」「 友達の友達 」「 友達 」「 自分のみ 」の選択肢があり、プロフィール画面や名前以外は隠すことができるため安心してOKです。
Facebookを新規登録をする方法
それでは早速、Facebookで個人アカウントを新規作成する方法を見ていきましょう。
アプリをダウンロード
まずはFacebookのアプリをダウンロード・起動します。パソコンから利用する際は下記のFacebookトップページへアクセスしましょう。
画面に表示されたログイン欄の下にある「 新規アカウントを作成 」をクリック・タップして、作成画面へと移ります。
名前・生年月日・メールアドレス・性別・パスワードを登録
「 名前は? 」と聞かれるため本名を入力しましょう。Facebookでは偽名の使用や成りすましはNGとなっています。
続いて生年月日を入力して、電話番号もしくはメールアドレスのいずれかを入力します。さらに性別を選択するのですが、こちらは後で設定で変えることができ、カスタムで男女以外の性別の選択も可能です。
最後にパスワードを入力して「 アカウント登録 」をクリック・タップして、表示された利用規約やデータに関するポリシーなどを読み、「 登録する 」を選択しましょう。
アカウント認証
以下の3つの方法のいずれかでアカウント認証をしたのち、Facebookアカウントが使えるようになります。
- SMSに送信したコードによる認証
- メールアドレスに送信したコードによる認証
- Googleでログインして認証
登録した内容によってアナウンスが異なるため、ここではそれぞれの流れを見ていきましょう。
電話番号やメールアドレスを登録した場合は、SMSやメールでコードが送信されるため、それをFacebook画面上で入力して認証させます。Gmailを登録すると「 Googleにログイン 」という選択肢が増え、Googleアカウントのパスワードを入力してログインができれば認証が完了します。
プライバシー設定と基本的な操作方法
Facebookに新規登録したらプライバシー設定を編集することがおすすめ。前述したように、個人情報や投稿の公開範囲などを細かく設定できます。また、基本的な操作方法も併せて見ていきましょう。
プライバシー設定とは?
プライバシー設定とは、プロフィール情報・投稿・ストーリーズ・ブロックにまつわる設定や、友達リクエスト・電話番号やメールアドレスによる検索・Facebook以外の検索エンジンにプロフィールが表示されるか否か、といった設定をする機能です。
Facebookは実名登録かつ様々な個人情報を入力するからこそ、プライバシーが他者に漏れてしまうリスクがあります。近年ではインターネットやSNSを経由したストーカー被害などもあるため、プライバシー設定を細かく選択しておいた方が安心です。
ビジネスでFacebookを新規登録する人は全ての情報を隠すとマイナスに働くケースもあるので、「 ここまでは見せてもOK 」というラインを決めておきましょう。
プライバシーの設定方法
Facebookアプリの画面を使って解説していきます。パソコンから設定する場合は、画面右上の「 プルダウン( ▼ ) 」から「 設定 」をクリックし、左に表示されたバーの「 プライバシー 」から一つずつ設定可能です。
1.画面右下の「 メニュー( 三本線 ) 」をタップして「 プライバシーセンター 」を選択します。
2.プライバシー設定の項目から「 重要なプライバシー設定を確認 」をタップします。
3.「 コンテンツのプライバシー設定 」から投稿や個人情報の公開範囲や、友達リクエストできる範囲を設定できます。
こちらはプロフィール画面に表示される個人情報の公開範囲の設定です。
続いて、今後の投稿・ストーリーズ・過去の投稿の公開範囲を設定します。
友達リクエストできる範囲を設定しておくと、知らない人から申請されるリスクが減ります。
4.「 Facebookであなたの検索 」からアカウントを検索できる人の範囲を設定できます。
登録した電話番号・メールアドレスから検索されたくない場合は「 自分のみ 」に設定しましょう。
Google検索などをした際に、自分のプロフィールが表示されるかどうかを設定できます。
以上で基本的なプライバシー設定は完了です。
基本的な操作方法
続いて基本的な操作方法をFacebookアプリの画面を使って解説していきます。
アプリを開くと画面下部に6つのアイコンが表示され、左側から以下の名称で呼ばれています。
- ホーム(タイムライン)
- 友達
- プロフィール
- グループ
- お知らせ
- メニュー
こちらの6つの画面を切り替えて操作していくため、それぞれの意味を確認しましょう。
ホーム(タイムライン)
一番左の家の形をしたアイコンをタップすると表示されるホーム画面には、タイムライン( 友達や参加しているグループの投稿 )が表示されます。
関連記事:Facebookタイムラインを使いこなす4つの方法
友達
人が二人重なったアイコンをタップすると、知り合いの可能性があるアカウントが表示され、ここから簡単に友達リクエストを送信できます。検索機能( 虫眼鏡マーク )を使って検索も可能です。
関連記事:Facebookの「友達」を増やすためにすべきこと
プロフィール
人が一人だけいるアイコンをタップすると、プロフィール画面が表示され、プロフィール画像・情報の更新ができたり、ストーリーズの投稿ができます。
関連記事:【Facebook】プロフィール写真|設定方法・変更する方法
グループ
人がたくさんいるアイコンをタップすると、グループ画面が表示されます。自分が参加しているグループの更新状況をチェックできるだけでなく、おすすめのグループが表示されたり、自分でグループを作成することも可能です。
お知らせ
ベルマークのアイコンをタップするとお知らせが一覧で表示されます。友達・グループの新規投稿や、Facebookの運営からのお知らせなどが届き、未読のお知らせがあると赤いマークがつきます。
複数アカウントを作成する場合の注意点
InstagramやTwitterなどといったSNSは、一人で複数のアカウントを作成・運用することが可能です。同じようにFacebookで複数アカウントを作成したい人へ向けて、注意点をご紹介していきます。
個人アカウントの複数作成は認められていない
Facebookは実名で交流するSNSである性質上、原則1人1アカウントしか作成できない規定となっています。そのため、複数アカウントを作成すると、Facebookコミュニティ規定に違反してしまいます。
参照/https://www.facebook.com/help/975828035803295
アカウントが閉鎖される可能性もある
Facebookのシステム上は、別のメールアドレスなどを利用して複数のアカウントを新規登録することが可能です。ところが、複数アカウントの作成がFacebookの運営に知られると、アカウントは停止・削除の対象になります。また、偽名・なりすましの場合はさらに重いペナルティもあり得るでしょう。
もしすでに2つのアカウントを新規登録してしまった場合は、以下のヘルプにアカウントの統合方法が記載されているため、ぜひ参考にしてみてください。
参照/https://www.facebook.com/help/203498356357867
個人アカウントとビジネスアカウントの違い
Facebookのアカウントには「 個人アカウント 」と「 ビジネスアカウント 」の2種類があり、ビジネスアカウントのことを「 Facebookページ 」と呼びます。Facebookページとはどのようなものなのか、作成するメリットやできること・できないことを見ていきましょう。
ビジネスアカウントを作成するメリット
ビジネスアカウントを作成すると、複数人でアカウントを運用したり、ビジネス向けのECサイトのような機能などが使えるようになります。また、「 インサイト 」と呼ばれる分析機能を使って、リーチ数・いいね数・ファンの属性・アクセス時間なども見ることが可能。より効率的にPR活動などができるようになります。
また、Facebookは実名登録のSNSだからこそ炎上しにくいのもメリットです。
ビジネスアカウントでできること・できないこと
ビジネスアカウントでできることは以下のとおりです。
- 複数人による管理者共有
- 会社名・サービス名・商品名の登録
- Facebookに登録していない一般検索ユーザーも閲覧可能
- 広告配信機能の利用
- 予約投稿機能
- インサイト解析機能
広告配信機能については、FacebookとInstagramに表示する広告が対象です。Facebookの広告配信機能は、かなり細部まで予算・目的・ターゲットを設定でき、効果的な広告運用に欠かせません。
続いてビジネスアカウントでできないことは以下のとおりです。
- 他ユーザーへの友達申請
- 投稿への「 いいね 」やコメント(返信のみ可能)
ビジネスアカウントで投稿したり、投稿についたコメントに返信することは可能。しかし、他ユーザーへ友達申請したり他ユーザーの投稿にリアクションすることはできません。そのため、自ら魅力的な投稿やキャンペーンを企画してファンを増やす必要があるでしょう。
ビジネスアカウントを新規登録する方法
Facebookのビジネスアカウントは個人アカウントを経由して作成することができます。新規登録の手順を見ていきましょう。
個人アカウントにログインして「 作成 」を選択
パソコンの場合は右上の「 作成( +マーク ) 」をクリックして、表示されたバーの中から「 ページ 」を選択します。
アプリの場合は「 メニュー( 三本線 ) 」のアイコンをタップして表示される「 ページ 」を選択。「 作成 」をタップします。
ビジネス名・カテゴリ・詳細を設定
ブランド名や会社名・カテゴリ( 3つまで選択可 )・事業の詳細を入力して、「 Facebookページを作成 」をクリックします。その後電話番号を入力したら、ビジネスアカウントの作成は完了です。
ビジネスアカウントを設定する
ホーム画面右上の「 設定 」をクリック、左側メニューバーの「 一般 」から公開範囲を「 ページは公開していません 」にすると、作成途中のページを非公開にできます。
続いて左側メニューバーの「 ページの役割 」から管理者を増やし、左上のアイコンをクリックしてプロフィール写真・がバー写真を変更できます。またホーム画面左側の「 ページ情報 」から、細かいページ情報を入力しましょう。
Facebookを新規登録できない場合に考えられる理由
Facebookの新規登録をしたいのにできない場合、考えられる理由は2つです。
- システム側のエラー
- 複数のアカウントを作成しようとしている
まず一つ目のシステム側のエラーは、以下のエラーメッセージなどが表示されます。
- 現在ユーザー登録を処理できません。しばらくしてからもう一度実行してください。
- 登録の処理中にエラーが発生しました。
時間を置いて安定したネット環境でもう一度新規登録を試してみましょう。
また、2つ目の「 複数のアカウントを作成しようとしている 」ですが、過去にアカウントが作成されている状態で、同じ電話番号・メールアドレスを使って再度アカウント作成をしている可能性があります。ログイン画面下の「 パスワードを忘れた場合 」からパスワードを再設定しましょう。
新規登録したアカウントが停止された時の対処法
新規登録したアカウントが自動検知機能によって停止されるケースが少なくありません。
アカウント停止の理由としては以下の項目が挙げられ、新規登録した直後は当てはまらなくても停止される可能性があります。
- Facebook利用規約に従っていないコンテンツを投稿している
- 偽名を使用している
- 他の人になりすましている
- Facebookのコミュニティ規定に違反して、Facebookで許可されていない行為を続けている
- 嫌がらせ、広告、宣伝、その他の許可されていない行為を目的として、他の利用者に接触している
もし上記に当てはまらないなら、誤認で停止されているかもしれません。以下のURLから異議申し立てをしましょう。
参照/https://www.facebook.com/help/contact/?id=260749603972907
Facebookに登録したアカウントを削除する方法
「 Facebookのアカウントを作り直したい 」「 複数のアカウントを作っていたから一方を削除したい 」など、Facebookに登録したアカウントを削除したい人へ向けて手順を解説していきます。
1.「 メニュー( 三本線 ) 」から「 設定 」をタップします。
2.「 アカウントの所有者とコントロール 」をタップします。
3.「 アカウントの削除 」を選択して「 アカウントの削除へ移動 」をタップします。
4.削除理由を選択して「 アカウントの削除へ移動 」をタップします。
5.パスワードを入力した後、「 アカウントを削除 」をタップすると完全に削除されます。
関連記事:Facebookをやめる方法|アカウントの「 削除 」と「 利用解除 」
Facebookアカウントの新規登録は簡単
Facebookアカウントの新規登録自体は、電話番号やメールアドレスさえあれば簡単にできます。また。ビジネスアカウント(Facebookページ)も無料で手軽に作れるため、会社やブランドの宣伝のためにぜひ使ってほしいツールです。
登録した直後にアカウントが停止されてしまうケースも多いですが、複数アカウントを作成したり規約違反をしていなければ復帰可能なので、異議申し立てから手続きを進めましょう。