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YouTube広告とは?出稿する4つのメリットと料金について徹底解説!

近年、注目されつつあるYouTube広告。インターネットの普及や5Gの到来により、動画広告市場は年々増加傾向にあります。

そのため、YouTube広告を導入している企業が増えているのですが、「 YouTube広告って何?導入するメリットはあるのかな? 」という疑問を抱えている企業も多いかと思います。

簡単に説明すると、YouTube広告は、低予算で売り上げアップを見込める動画広告です。この記事では、YouTube広告の概要を初め、YouTube広告を導入する4つのメリットや出稿料金などについて具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

YouTube広告の概要

スマートフォン
ここでは、YouTube広告の概要について具体的に説明していきます。

YouTube広告とは?TVCMと異なる点

YouTube広告とは、その名の通りYouTubeで配信される広告のことです。YouTube広告は、従来の検索広告やディスプレイ広告とは異なり、動画でユーザーにアプローチできるという特徴があります。

動画でユーザーにアプローチする場合、TVCMを利用するという選択肢もあるかと思いますが、YouTube広告とTVCMの違いは「 詳細なターゲティングが可能かどうか 」というところです。

TVCMよりもYouTube広告の方が、購入見込みの高い顧客にのみ効率よく広告配信することができます。

動画の広告市場は年々増加傾向にある

サイバーエージェントが行った国内動画広告の市場動向調査によると、2023年までには動画広告市場が5,056憶円にまで拡大すると予想されています。その中でも特に、「 スマートフォン動画広告 」の需要が大きく、動画広告市場の約9割を占めています。

また、平成30年7月に発表された「 平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 」によると、全世代で見たYouTubeの利用率は7割を超えていました。今後は「 5G 」の普及もあるので、動画市場はますます拡大していくことが予想されます。

YouTubeに広告を出すメリット

お金
「 YouTubeの概要は理解したが、実際にYouTubeに広告を出すメリットはあるのだろうか? 」と思っている方も多いかと思います。そのため、ここではYouTubeに広告を出す4つのメリットについて具体的に説明していきます。

見込み顧客に絞って広告を配信できる

YouTubeに広告を出すメリット1つ目は「 見込み顧客に絞って広告を配信できる 」ことです。YouTube広告は、ユーザーの動画閲覧歴や年齢、性別や興味などを細かく分析して特定のユーザーに広告を配信することができます。

例えば、ゴルフが好きな30~40代男性が良く見ている動画にゴルフ関連の広告を出したとしましょう。その場合、ゴルフが好きな30~40代男性の購買意欲の向上が期待できます。TVCMでは、このようにターゲットを絞って広告を出すことができません。

商品を購入してほしいユーザー、ピンポイントに広告を流したいという場合はYouTube広告がおすすめです。

低予算でも出稿できる

YouTubeに広告を出す2つ目のメリットは「 低予算でも出稿できる 」ことです。TVCMやチラシなど、従来の広告は出稿するまで数百万円から数千万円の費用が必要でした。しかし、YouTube広告に関しては、最低数千円からの出稿が可能です。

安さの理由は、ユーザーが広告を視聴した場合や広告をクリックした場合など、広告に対して何かしらの行動を起こした際に広告費が発生する仕組みだからです。広告の出稿費用がTVCMやチラシに比べて安いので、どの広告だと反応が良いのか検証することも出来ます。

広告にかける予算がない、できるだけ広告費を抑えたいという企業は、YouTube広告を検討してみましょう。

多くのユーザーに自社商品をPR出来る

YouTubeに広告を出す3つ目のメリットは「 多くのユーザーに自社商品をPR出来る 」ことです。現在は、全世代で見た時にYouTubeの利用率は7割を超えています。

7割以上のユーザーがYouTubeを見ているため、多くのユーザーに対して自社商品をPRすることが可能です。自社商品を知らないユーザーに対してもPR出来るため、商品の認知度アップも期待できます。

商品購入の後押しが出来る

YouTubeに広告を出す4つ目のメリットは「 商品購入の後押しが出来る 」ことです。まず、ユーザーは中々商品を買ってくれません。実際、あなたもインターネット上の商品を見て、即決したことは少ないかと思います。

また、購入を検討していた商品を放っておいたら、いつの間にか忘れてしまい、結局買わなかったということも多いのではないでしょうか。ここで、YouTube広告が生きてきます。

YouTube広告を通じて商品の特徴を伝えると、購入するための行動を起こしてくれるユーザーも少なくありません。低予算で売り上げアップを狙うことができるのが、YouTube広告の良さでもあります。

YouTube広告の仕組み

youtube
ここでは、YouTube広告の仕組みについて具体的に説明していきます。

YouTube広告の料金相場

YouTubeに広告を出す場合、一番気になるポイントは広告費用だと思います。YouTubeの広告費用に関しては、広告の視聴回数や視聴時間などで決められるので、一概にいくらかかるとは言えません。

ただ、広告費用の相場は1再生当たり10円前後だと言われています。つまり、広告費が1万円であれば1,000回広告が表示されますし、10万円あれば10,000回広告が表示されるという計算になります。

予め予算を設定することも出来る

YouTube広告には、料金相場があるのですが、自分で予算を決めることも出来ます。広告の予算をあらかじめ決めておくと、予算以上に広告費がかかってしまったという事態を防ぐことができます。

例えば、広告費を1万円で設定した場合、1万円に達するまでは広告が流れますが、1万円に達すると広告が自動でストップします。実際、YouTubeによると、多くの企業が初めは広告費の予算を1,000円に設定してテストをしているとのことです。

いきなり、多額の広告費をかける必要はないので、まずは1,000円から始めてみましょう。

料金が発生するタイミング

YouTube広告の出稿自体は無料です。では、どのタイミングで料金が発生するのかということですが、料金が発生するタイミングは大きく分けて2つあります。

・広告が視聴された時
・広告がクリックされた時

上記2つ以外では料金が発生しないので、毎日無駄な広告費だけが流れていくという状態にはなりません。

YouTubeの広告種類別に見た広告料金の目安

お金と電卓ここでは、YouTubeの広告種類別に見た広告料金の目安について具体的に説明していきます。

TrueViewインストリーム広告

YouTubeには「 TrueViewインストリーム広告 」という広告があります。TrueViewインストリーム広告とは、30秒以上、又は動画終了まで視聴された場合のみ広告費用が発生するYouTube広告です。

動画広告再生中にバナーを設置出来るため、誘導したいWebサイトや商品販売ページにユーザーを直接誘導することも出来ます。TrueViewインストリーム広告の広告料金は、3~20円程度と言われています。

TrueViewディスカバリー広告

YouTubeには「 TrueViewディスカバリー広告 」という広告があります。TrueViewディスカバリー広告とは、広告がクリックされた場合に費用が発生するYouTube広告です。

ユーザーがYouTubeで検索したキーワードと関連する場合に、TrueViewディスカバリー広告が表示されます。TrueViewディスカバリー広告の広告料金は、3~20円程度と言われています。

バンパー広告

YouTubeには「 バンパー広告 」という広告があります。バンパー広告とは、6秒の広告をスキップ機能なしで配信する広告であり、広告が1,000回視聴された場合に費用が発生します。

スキップなしの広告はユーザーの離脱率が高いというデメリットがありましたが、バンパー広告は広告の再生時間を6秒にすることでそのデメリットを改善しました。バンパー広告の広告料金は、数円~数百円と幅広く、扱うジャンルによっても広告料金は変わります。

マストヘッド広告

YouTubeには「 マストヘッド広告 」という広告があります。マストヘッド広告とは、固定の日別単価制と固定のインプレッション単価制のいずれかで課金されるYouTube広告です。

マストヘッド広告は、YouTube内の最上部左上で最大30秒間音声なしで広告が表示されます。YouTubeを開いた際、最も目立つ場所に表示されるため、人気を集めている広告です。マストヘッド広告は、入札単価のタイプによって広告料金が変わります。

アウトストリーム動画広告

YouTubeには「 アウトストリーム動画広告 」という広告があります。アウトストリーム動画広告とは、広告再生時間が2秒を超えた時点で広告費用が発生するYouTube広告です。

スマートフォンに特化したYouTube広告なので、スマートフォンを利用するユーザーに向けて商品をアプローチしたいという企業にはおすすめです。アウトストリーム動画広告は、広告費用が発生する条件が最も低い広告です。

入札単価を高くしていると予想外の広告費がかかる場合があるため、入札単価はなるべく低く設定しておきましょう。

YouTubeに広告を掲載する場合に抑えておきたいポイント

ここでは、YouTubeに広告を掲載する場合に抑えておきたい3つのポイントについて具体的に説明していきます。

広告を出す目的と目標を明確にする

まず、YouTubeに広告を出す場合「 広告を出す目的 」と広告を出した後にどうなりたいのかという「 目標 」を明確にしましょう。広告を出す目的と目標の具体例は以下の通りです。

目的 自社商品の売り上げを伸ばしたい
目標 自社商品の売り上げ30%アップ

又は、以下のような目標も挙げられます。

目的 自社チャンネルの視聴者を伸ばしたい
目標 再生数1万回以上、チャンネル登録者数5万人以上

目的と目標によって、利用する広告の種類は異なります。例えば、認知度を増やしたいのであれば、TrueViewディスカバリー広告やマストヘッド広告などがおすすめですし、特定のターゲットにのみ商品をPRしたいのであれば、インストリーム広告がおすすめです。

目的と目標を定めていない状態でYouTubeに広告を出すと、無駄な広告費だけがかかっていくので、必ず広告を出す「 目的 」と「 目標 」を定めましょう。

誰に向けての広告なのかターゲットを明確にする

広告を出す目的と目標を定めた場合、次は、広告を見てほしいターゲットを明確にしましょう。広告を見てほしいターゲットに関しては、細かければ細かいほど良いと言えます。良い例と悪い例は以下の通りです。

× 痩せたいと思っている人
〇 自粛期間が増え、体を動かす機会が減ったため、家で運動をして痩せたいと思っている在宅勤務で20代の男性。

可能であれば、「 腹筋を割りたいと思っている方 」や「 体脂肪を落としたいと思っている方 」などというように、さらに細かくターゲットを絞りましょう。

広告を100人に視聴され、1人が商品を購入したというような戦略よりも、10人に広告を視聴され1人が商品を購入したというような戦略を目指していきましょう。後者の戦略を実践することで、無駄な広告費をかけずに売り上げアップを狙えます。

5~6秒で理解できる広告にする

TrueView インストリーム広告には、5秒閲覧したらスキップできる機能があります。また、バンパー広告は6秒しか流れません。このように5~6秒しか流れないYouTube広告を利用する場合は、5~6秒で理解できる広告に仕上げましょう。

YouTube広告が流れる5~6秒の間で、伝えたいことを伝えられるかがポイントとなってきます。キャッチーなメッセージやインパクトのある画像を表示するなど、5~6秒でも記憶に残るような内容を盛り込みましょう。

低予算で売り上げアップが見込めるYouTube広告を利用してみよう

動画

この記事では、YouTube広告の概要や出稿するメリット、そして広告費用などについて具体的に説明してきました。動画広告市場は、年々増加傾向にあり、2023年には5,056憶円にまで拡大すると言われています。

また、全世代で見たYouTubeの利用率は7割を超えています。そのため、今YouTube広告を利用しない手はないでしょう。広告予算は1,000円からでも始められるので、まずは一度YouTubeに広告を出稿してテストしてみるのも良いと言えます。