Wantedly

【全国の採用担当者の方へ】Wantedlyの面談機能を使いこなして無駄のない採用活動を!

採用担当の皆様、Wantedlyは活用していますでしょうか?

Wantedlyはご存知の方も多いと思いますが、一般的な求人媒体とはまるで違います。
お仕事のやりがいや、働いている人に魅力を感じた求職者と企業とをマッチングさせる革新的な求人SNSなのです。

2012年から始まったWantedlyは、今現在も会員登録数を順調に伸ばし、マーケティング・デザイン・ライター・エンジニアなど多くのIT人材を抱えています。

学生や20〜30代の若者も多く、インターン採用や新卒採用にも適しています。

ここ最近は新型コロナウィルスの影響により、仕事や就職活動に影響が出てしまった人が多い背景から「 オンライン就活 」が流行っています。

Wantedlyはオンライン就活・オンライン面談をするのにとても適しており、求職者と企業の両面から見ても、時代に合ったツールといえるでしょう。

ただ、たとえ良い人材を採用したとしても、すぐに辞められたら元も子もありません。
仕事が溢れている現在、条件面だけで入社した人はさらに良い条件を求めてすぐに転職してしまいます。

だからこそ、今の時代はWantedlyのように企業の理念共感を最も大切にする採用方法を取り入れるべきなのです。

それに、Wantedlyの面談機能を使いこなすことができれば、御社にとって無駄のない採用活動にも繋がります。
今回はそんなWantedlyの活用術をお伝えします。

Wantedlyのオンライン就活が斬新

オンライン会議

Wantedlyは「 新しい就活様式 」として、オンライン就活をより良いものにしようと様々な取り組みをしています。
その中でも、企業と求職者のミスマッチを防ぐ取り組みが非常に斬新です。

Wantedlyが掲げる新しい就活様式の特徴は下記の3つです。

① CASUAL…オンラインだからこそ企業と求職者がありのままで話せるような「 カジュアル面談  」を提案。
② FLAT…これまでは求職者が企業に合わせ、エントリーシートや志望動機を事細かに提出してきましたが、そういったものをなくし対等な立場でマッチングできるシステムを提案。
③ YEAR-ROUND…いつでもどこでもスマホやパソコンのみで話が聞ける自由なスタイルを提案。

このような斬新な取り組みは、現代の社会情勢や若者に非常に合っていると感じます。

これまでの就職活動は、企業に足を運んだり会社説明会に参加するなどして、様々な情報を得てきました。
地方に住んでいる学生さんは、遠方から泊まりがけで企業説明会に参加したりと、お金も時間もかかる就職活動。

それが今では幸か不幸か、新型コロナウィルスによりオンライン化しているのです。
オンライン化により、就活生にとってはメリットが沢山。

実際に足を運ぶこれまでのやり方とは異なり、時間も場所も選ばない就職活動が可能になったことで、時間の自由と選択肢が広がりました。

その分より多くの企業について知ることができ、自分が本当に働きたいと思える企業探しに時間を費やすことができるようになったのです。

ただ、その中でも「 オンラインだからこそ見えないことが多く、不安 」という声も。
ネット社会により益々便利になる一方で、人との繋がりが希薄になることが懸念点です。

だからこそ、Wantedlyでは「 理念 」「 想い 」「 働く人 」といった内面的な部分を最重要視した取り組みを推奨しているのです。

Wantedlyは企業のミッションに賛同する仲間を集めるツール

仲間

Wantedlyのコンセプトは「 恋愛のように就活をしよう 」です。

相手を知ってから( 好きになってから )交際を申し込むように、就職活動も企業のことを知ってから応募することが大事だと考えています。

その為、Wantedlyでは気になる企業に対し「 まずは話を聞いてみたい 」「 少しだけ興味がある 」というカジュアルな選択肢を求職者に与えています。

また、会社のビジョンを語る場を企業に提供しており、ブログのような感覚で想いを発信しています。

お仕事内容やメンバーの魅力を打ち出し「 うちはこんな会社です 」と目一杯アピールしているのです。

これまでの求人媒体は、仕事内容・給与・福利厚生や待遇等を全面的に打ち出していましたが、Wantedlyではそれは禁止になっています。

表面的な情報ではなく、会社の色がわかるような内面的な情報発信のみ打ち出しているのです。

このような求人形態をとっている為、どの企業も採用のミスマッチが減ります。

・給料は良いけれど働く人が良くない
・仕事が楽しくない
・思っていた仕事と違った

上記のような問題が起きないように、最初から企業のミッションに共感する人材のみを採用しているからです。

仕事は一日の大半の時間を費やすものですから、楽しく有意義な働き方をしたいものでしょう。

求職者の方がそのような視点を持って就職先を決めて頂く為にも、企業がそれぞれビジョンを発信していくことが大切なのです。

Wantedlyの面談には2種類ある

面接

Wantedlyの面談は2種類あります。「 まずは話を聞いてみたい 」という気軽なエントリーから。ここでの面談をカジュアル面談とよびます。

恋愛でいうと、告白する前のデート段階といったところでしょうか。まずはお互いのことを知る段階です。

そこでお互いのことをある程度知り、「 一緒に働きたい 」と感じたところで次のステップ「 本面談 」へ。

本面談は、いわゆる面接のことです。
段階は企業によって異なりますが、この面接で採用するかを判断している企業が多いです。

それでは2種類の面談についてもう少し詳しく解説していきます。

カジュアル面談

カジュアル面談といっても明確な定義はありません。
なぜなら、企業ごとにコンセプトや内容を決めることができるからです。

とはいえ、カジュアル面談で聞く内容は大体以下のようなことです。

・これまでの経歴
・どんなことができるのか
・これから何をしたいのか
・どんな人( 企業 )なのか
・共感度のすり合わせ
・条件面の確認

30分~1時間程。硬い面談ではなく雑談を交えた対話といったイメージです。
まるで初デートのような感覚で、お互いのことを知る時間にします。

「  まずは話を聞いてみたい  」という求職者は、自社への応募意欲はまだ低い状態であると考えられます。

カジュアル面談時の企業側の目的としては、自社の魅力をアピールし、求職者に自社で働く未来のイメージを持たせること。そして応募に繋げることです。

カジュアル面談は、その気軽さから求職者も応募しやすいので、企業側としては多くの候補者と出会えるチャンスです。

また、面接時の緊張した状態ではなく比較的リラックスした素の状態を見ることが出来るのも、企業側のメリットの一つでしょう。

本面談

本面談は通常の就職活動でいう「 最終面接 」のことです。
本面談の基準も企業によって様々。

カジュアル面談後、求職者の意思が固まったら本面談に進む場合がほとんどです。

カジュアル面談の次にスキルチェックや簡単なテストを行い、合格者だけ本面談をするパターンもあります。
オンラインだからこそ、より細かくステップを踏んでいく方がお互いに安心できます。

もちろん面談はオンラインだけではありません。

カジュアル面談やスカウトをオンラインで行い、本面談は実際に会って行う企業もたくさんあります。

2種類の面談をどう使い分けるべきか?

パソコンと男性

Wantedlyの2種類の面談はそれぞれ目的が異なります。

・カジュアル面談→お互いのことを知る目的
・本面談→企業が採用する目的

通常の就職活動でもこのように2段階に分かれてはいますが、Wantedlyのように交流しながら進めていけることはありません。

「 知る 」段階でも、求職者が企業のことを一方的に知るのみです。
その後、求職者がエントリーしてはじめて企業はその人のことを知ることができます。

当然、お互いに関係を深めていくのは、採用後の話。だからこそ「 なんか違った 」というミスマッチも起こるのです。

Wantedlyは採用の前段階「 面接 」までに関係を深めることができるのが最大のメリットなので、目的を持って面談を使い分けていきましょう。

面談の前に企業が準備するべきこと

男性

面談の前に企業が用意すべきものは、主にWantedlyプロフィールの充実です。

求職者とのマッチングに欠かせない要素ですし、自社のアピールを存分にする場でもあります。
1つのコンテンツを作るつもりで、充実した企業紹介ページを作りましょう。

写真やブログも多く載せた方がより伝わりやすくなります。

Wantedlyにおいて会社の顔ともなるプロフィールを充実させたら、以下も準備しましょう。

・採用フローの明確化
・スキルチェックやテストなどの準備
・面談の質問内容
・ミートアップや会社説明会などの企画

Wantedlyは待ちの採用ではなく攻めの採用ですから、使える機能は全て武器になります。

また、上記で挙げたものを事前に用意することは、求職者へのおもてなしともいえるでしょう。
これから会社を支えてくれる仲間を増やす為にも、相手にとってわかりやすく魅力的に伝わるよう努力することが大切です。

では、求職者側は手ぶらでカジュアル面談に臨めば良いのかと聞かれれば、それは少し違います。

というのも、カジュアル面談のスタンスは企業によってバラバラだからです。カジュアル面談のつもりでも、企業側はかなり前のめりに採用の話をしてきたりと、温度差を感じることもあります。

そのため、あらゆることを想定して事前に準備する必要があります。

求職者が準備すべきことは「 自己分析 」です。自分はどんな人間で、これからどのようなことをしていきたいのか。

通常の面談でも、カジュアル面談でもこの辺は語らなければならない部分です。

特にカジュアル面談では、志望動機ではなく求職者自身の話をメインに聞かれるので、これまでの経歴だけでなく、その都度感じてきたことも棚卸しして紙に書いておくと良いでしょう。

面談で聞く内容を明確にしよう

「 話を聞いてみたい 」とカジュアル面談に応募してくる人の中には、事前にポートフォリオを用意している人もいます。

その場合、本人がこれまでやってきたことについて詳しく聞くことができますが、中には何も用意してこない人もいます。

その場合、何を聞き出せば次に繋がるかを考えなければなりません。

カジュアル面談といえど、お互いに貴重な時間を費やしているわけですから、有意義なものにしたいものです。

企業ごとに面談用のフォーマットも用意しているとは思いますが、カジュアル面談のように相手の人間性を知れる場では、別の切り口からの質問も必要になると思います。

それに、オンライン面談では実際に会っていない分、聞き出す情報が頼りになります。

せっかくの時間が手持ち無沙汰にならぬよう、事前にできるだけ詳細な質問内容を準備しておきましょう。

Wantedlyの機能を使いこなすコツ

TO DOリスト

Wantedlyの機能でぜひとも活用したいのは以下の3つです。

① ブログ機能

WantedlyはSNSの一種なので、企業プロフィールを見たら情報量の差は一目瞭然。

積極的に発信している企業は、より多くの情報を届けることができる為、有利になります。
その中でも、特に使える発信機能がブログです。

スタッフの様子・業務内容・社員インタビュー・社長の思いなど、求職者により細かい情報を届けることができます。

Wantedlyのアプリ内フィードに表示されるので、こまめに発信している企業ほど人目につきやすくなります。

② スカウト機能

Wantedlyにはスカウト機能というオプションがあります。
企業がアクティブなユーザーを検索し、気になる人に直接アプローチすることができるのです。

「 学歴・職歴・地域・年齢・職種・自由ワード 」から絞り込めるので、企業側が求めている人材をピンポイントで探し出すことができます。

人材派遣会社などを通さずとも、求職者とダイレクトにやり取りが可能なのは大きなメリットです。

関連記事:Wantedlyでスカウト成功率を上げる方法

③ ミートアップ機能

ミートアップ機能とは企業が企画するイベントや、オンラインセミナーを打ち出せるサービスです。

ブログと同じくフィードに「 新着ミートアップ 」として紹介されるので、より多くの人に会社を知ってもらうチャンスが広がります。

その他にもミートアップ機能にはたくさんのメリットがあります。

・Wantedlyユーザー200万人以上にアプローチできる
・応募者のプロフィール情報から詳細に相手のことを知れる
・スカウト機能により集客もできる
・ミートアップ応募者とメッセージのやりとりができる
・参加者の確定や管理がしやすい

オンライン勉強会や交流会を行い、たくさんの求職者と出会える。
こんなユニークな求人媒体が他にあるでしょうか?この機能を使わない手はありません。

この他にもWantedlyには「 応援 」という機能がついています。

応援=拡散。

働いているスタッフや、企業の理念に共感した社外の人が「 こんな素敵な会社があるよ 」とSNSで発信してくれる可能性があるのです。

自社の「 核 」となる部分をきちんと発信し続けることで、外部にも味方ができるイメージ。
今の時代、発信することは無料で営業マンを何人も抱えていることと同じです。

採用活動をSNSと絡めることで、自社の宝となる優秀な人材と効率良く出会えるようになったのです。

関連記事:Wantedlyの使い方| これからのビジネス展開に必要不可欠なサービス

まとめ

仲間

Wantedlyを使った採用活動について解説してきました。

・なぜ今の時代、企業と求職者が対等になるべきなのか?
・オンラインを活用することのメリット・デメリットはなんなのか?
・どうしたら長く働いてくれる人材に出会えるのか?

こうした企業側の悩みを見事に解決するツールがWantedlyであると感じます。

「 個の時代 」といわれる現代に合った採用活動で、自社を活性化させていきましょう。