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【Wantedlyガイド】フィードの書き方とは?高い採用率を生むコツも紹介!

本記事では、wantedlyでフィードで効果が出やすい記事の作成方法をページビュー( PV )に焦点を当て、まとめてみました。PVは、ノウハウを知っているかどうかで大きく変わってきますので、本記事をぜひ参考にしてみてください。

Wantedlyのフィードとは

?の文字を浮かべる人まず、Wantedlyのフィードが何なのかを説明します。Wantedlyのフィードは、写真や文章を駆使して、日常の会社の様子や会社メンバーを広報ツールとして発信できるツールです。

情報を発信する上で特段、制約がないため、ブログ機能も担っているとされています。通常、募集要項の中で、求人情報以外の情報を掲載することはできません。

しかし、このフィード機能を使えば、募集の中ではフォローできない理念やビジョンといった企業の”核”となる部分を伝えられます。

企業のブランディングには、事業や商品をいかにストーリーを織り交ぜて伝えられるかに左右されると言われていますが、フィード機能は、企業のブランディングを推進してくれるのです。

さらに、執筆した記事をジャンル別にまとめられるスペースという機能も備わっており、この機能を使うと情報発信をより一層強化できます。

なぜフィード機能が重要なのか

続いて、Wantedlyのフィード機能がなぜ重要なのか、その理由を解説します。

応募者の母集団形成

求人への応募を増やすためには、まず企業を知ってもらうことが先決です。フィードの作成は、この応募者増につながる企業の認知度向上に一役を担ってくれます。

さらに、Wantedlyは、フィードの閲覧者が誰なのかを特定できるため、スカウトも送ることができます。フィードを読んでくれた人に直接アプローチでき、自社に関心を持っている転職潜在層に積極的に働き掛けられるのです。

企業の認知度を向上

応募者の母集団形成と関わってきますが、良い情報をフィードで発信すれば、PVが増えるため、企業の認知度が上がります。

自社事業に関わる中身だけでなく、マーケティングやプログラミング、教育など、業務に関わるコンテンツ情報の発信にも有益です。こうした情報を発信し続けると、企業のフォローも増えるため、相乗的に認知度が高まっていきます。

応援を集めやすくなる

Wantedlyには、企業の求人情報を拡散できる「 応援 」という機能があります。

募集ページに掲載されている応援ボタンを押すと、フェイスブックやツイッターといったSNSで、情報がシェアされます。現在勤めている企業や、繋がっているユーザーがいる企業、SNSの友達など、様々な媒体でユーザーに情報を拡散できるので、有効な広報ツールとして位置付けられています。

フィードを読んだユーザーは高確率で、募集ページも読むので、この「 応援 」のされやすさにもダイレクトに影響します。

自社ブログを構築、運用が不要になる

前述の通り、Wantedlyのフィードには、ブログ機能が付いているため、ブログを構築するためのドメインの取得やCMSの導入といった手間が省略されます。

CMSの導入費用の相場は、40~60万円程度。運用コストも毎月1万円程度かかりますが、それらのコストが、Wantedlyのフィードの運用によって大幅に削減できます。

Wantedlyが持つメディアパワーはかなり大きいので、媒体によっては自社でブログを運用するよりも、Wantedlyのフィードの影響力が上回るといったこともあり得るかもしれません。

良いCXを与える上でも有利

聞きなれない言葉だと思いますが、人事業界には、候補者体験( CX=Candidate Experience )という言葉があります。

新卒者や転職者を問わず、1人の人材が企業を知って求人に応募し、採用され、社内で活躍するに至るまでの一連の流れで、主に7つのフェーズに分かれています。

  1. 企業をホームページや求人媒体で見つける
  2. 企業のことを知る
  3. 企業や業務に興味を持つ
  4. 選考を受ける
  5. 選考結果を受け取る
  6. 内定を得て入社する
  7. 社内で活躍する

フィードで定期的かつ、有益な情報を発信すれば、CXを構成する、これらの過程を充実させることができます。CXの充実とは、ユーザーが思い描く企業のイメージと実際に齟齬がない状態を表しているため、6で内定辞退を防いだり、7を実現したりすることにつながります。

フィードの作成手順

フィードの作成手順について説明します。

記事新規作成画面で、「 フィード 」→「 投稿する 」( 画面右上 )の順にクリックする

投稿する側が複数所持している場合は、記事の投稿先を選びます。

記事の入力

記事の入力では、タイトル・カバー写真、本文の入力が必須になっています。

  • タイトル

多くの求職者を惹きつけるために、インパクトのあるタイトルをつけましょう。ターゲットを絞った表現や、断定表現、問題提起など、様々な文章表現を使ってタイトルを付けると、効果的です。

  • カバー写真

記事のテーマに沿った写真を設定しましょう。例えば、求職者に企業の爽やかなイメージを伝えたい場合は、従業員同士が談笑している写真を挿入するなど、簡潔に職場のイメージを伝えることが大事です。

様々な記事が存在する中でも、オリジナリティを発揮するためには、広告用の画像を使うのではなく、実際に社内を写した「 自社ならでは 」の写真を使うことを心掛けましょう。

  • 本文

本文に記載する内容は、わかりやすさを重視しましょう。共感をベースとした採用に繋げるため、企業で働く「 どんな人が( who ) 」が、「 どのような思いで( why ) 」で、「 何をしているのか( what )」を明確に表現しましょう。

  • 画像やリンクの挿入

本文には、画像やリンクを挿入し、記事の表現力を向上させることができます。カバー写真と同様に、オフィスや社員の良い雰囲気が出ている写真を選ぶのがベターです。

記事の詳細を設定

記事は、登場人物を特定したり、ハッシュタグを付けたりして詳細を設定できます。

  • 登場人物

記事の中に代表取締役や各部門の部長などを登場させたい場合、ページ中央の(+)をクリックし、登場させたい特定の人物を選択が可能です。

特定された人物のアカウントは、記事にひも付けされる一方、特定された人物は、該当のフィード記事を自由に編集できるようになります。

  • ハッシュタグ

ページ右上にある「 公開する 」ボタンをクリック後、次に(#)をクリックすることで、フィード記事にふさわしい、
ハッシュタグを自由に設定できます。ハッシュタグは無制限に付けられます。

ハッシュタグが多ければ多いほど、記事の閲覧数が増える傾向にあるので、ハッシュタグは積極的に付けましょう。

  • エントリーボタン

エントリーボタンを押すと、求人への応募を示す「 エントリー 」や「 話を聴きに行きたい 」を記事内に付けることができます。応募者の母集団形成に貢献します。

また、エントリーボタンを設定すると、募集職種の中から、記事を読んだユーザーに最適な職種が自動的に紹介される機能も利用可能になります。

「 公開する 」をクリックして記事を公開する

記事の編集が終わった後、ページ右上にある「 公開する 」をクリックすると、記事が公開されます。記事は、公開後も編集して修正を加えたり、削除したりすることが可能です。

さらに、「 新規スペース作成 」をクリックすることで、複数の記事をジャンルごとにカテゴリー分けも可能。ジャンルごとに分かれることで、フィード全体の閲覧性が向上します。

なお、記事は、公開する前の段階で一時保存や、特定のメンバー間での下書きの共有ができます。編集を「 ON 」にすることで、どのメンバーでも編集できるようになるので、うまく利活用すると良いでしょう。

PVを上げるフィードの書き方

パソコンを見ながらメモを取る人続いて、PVに焦点を絞り、フィードの効果が上がるコツについて紹介します。

ストーリー形式で書く

Wantedly自体が、企業情報だけで6000文字以上、募集詳細も2000文字に及ぶなど、盛り込む情報量が膨大です。そのため、フィードは要点を抑えて簡潔かつ、ストーリー形式で書くと良いでしょう。

フィードで書ける内容は

  • 企業が創業に至った経緯
  • 新商品の開発秘話
  • 社員がなぜ転職したのかなどの転職ストーリー
  • 内装など、オフィスのこだわり

などがありますが、これらのストーリー形式で表現すると良いでしょう。

ベンチャー企業の転職に興味が湧くような、「 転職理由 」について触れたコンテンツ

Wantedlyのユーザーには、ベンチャー企業やスタートアップ企業への転職を希望する人が少なくありません。

そのため、ベンチャー企業への転職を考える人向けに、外資系コンサル企業や日系大企業から、ベンチャー企業への転職を経験した社員の経験談をフィードの記事にすると、アクセスが増えやすいです。需要を満たしている上に、コンテンツの中身が面白いからです。

転職の経験談は、転職を検討している人だけでなく、業界の関係者や新しい職場の注目を集めやすい傾向になります。いいねや応援を通じた、SNSでの情報拡散に直結しやすいでしょう。

このフィード記事を書く際は、①前職②なぜベンチャー企業に転職しようと思ったのかーの2点を掘り下げると、良いコンテンツに仕上がります。タイトル名に「 GAFA 」や「 ヤフー 」など、前職の企業名を提示することで、インパクトがさらに増えます。

実際の人気記事としては、

  • マッキンゼーからスタートアップに転職、誰もが羨むキャリアを捨てた理由とは

参照:https://www.wantedly.com/companies/meetsmore/post_articles/182934

  • 皆が知っている超大手から、自分の正解を求めて40人強のベンチャー企業にやってきた、アラサー女子の話。

参照:https://www.wantedly.com/companies/itpropartners/post_articles/204206?source=feed-sidebar-top_article

などがあります。

ビジネスリテラシーが高い層をターゲットにしたコンテンツ

マーケティング手法や、プログラミング言語の技術など、ビジネスリテラシーが高い層をターゲットにしたコンテンツは、PVが増やすいです。

また、そのような記事は、PVが増えるだけでなく、ビジネス界隈のインフルエンサーなどにシェアされやすいため、拡散力もあります。

実際にPVが増え、シェア・引用されやすいコンテンツとしては、①共感性の高い内容②時流に沿った話題の高いトピックーなどが挙げられます。50000PVを超えるなど、実際の人気が高かった記事には

  • なんかよく聞く『 2020東京五輪後に不況が来るぞー 』って話と、エンジニアバブルについて

参照:https://www.wantedly.com/companies/trash-briefing/post_articles/153646

  • 在宅勤務を1年半してみて分かったメリット、デメリット

参照:https://www.wantedly.com/users/17830841/post_articles/36952

などがあります。

インパクトのあるタイトルをつける

PVが増えやすい、インパクトのある記事のタイトルは、以下の3つがあります。

  • ターゲットを限定したタイトル

ターゲットを限定したタイトルは、記事を読む対象者を絞って付けられたタイトルです。実際に使われるタイトルには、「 ◯◯な人必見! 」「 ◯◯したい人が絶対読むべき記事 」といったタイトルがあります。

こうしたタイトルは、どのような人に記事を読んでほしいのかがイメージしやすく、タイトルだけでユーザーを獲得しやくなります。

【 もっと自分の時間が欲しい方へ 】6時間勤務制を導入しました。

参照:https://www.wantedly.cm/companies/uniad/post_articles/194729

  • 断定表現を用いたタイトル

断定表現を用いたタイトルとは、徹底や必見、絶対など、断定形や力強い表現をタイトルに導入し、コンテンツに対するイメージを強めるタイトルです。特定の分野に関心が高いユーザーの関心を引く際に使われる表現です。

徹底解説!企業のマネジメントに必要なリーダーシップの種類と要素

参照:https://digireka-hr.jp/leadership-type/

問いかけや問題提起をしたタイトル

問いかけや問題提起をしたタイトルとは、文末が疑問符で終わるタイトルです。例えば、「 話題の◯◯とは? 」「 ◯◯って本当・・・? 」などがあります。

疑問符を使うことで、読み手の興味を掻き立てられ、PV増加に貢献します。Wantedlyを活用した採用事例10選!事例から見る採用成功のポイントとは?

参照:https://digireka-hr.jp/wantedly/

フィードのランキングは何で決まる?

フィードを効果的に運用し、多くの人に閲覧されるようになると、Wantedly内にある「 人気の投稿ランキング 」に表示されるようになります。急上昇、週次、月次の3カテゴリーがありますが、このランキングは基本的にPVの多寡によって決まります。

ランキングに掲載されることと、応募者の母集団形成はイコールではありませんが、ランキングの上位に表示されると、閲覧者が増え、自社の認知度向上に繋がるのは間違いないでしょう。

記事をしっかり書き、運用も抜かりなくやるという自信が企業にあれば、こちらのランキング上位を狙っても良いかもしれません。

まとめ

パソコンを中心に会議をする人たちWantedlyにおけるフィードの重要性やフィードの作成手順、PVを上げるフィードの書き方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

フィードは、採用活動の成否を握るだけでなく、企業のブランディング機能も担っている大切な機能で、最終的にはPV数を増やすことが欠かせません。

効果が得られるまでに、数多くの記事を書く必要がありますが、成果が得られた時は感慨深いものがあります。うまく活用し、募集要項や企業説明では収まり切らない企業の魅力を発信するツールとして利用することをオススメします。

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