集客率を上げるために広告費をかけるのは、悩ましいところです。
そこで、MEOを導入してみてはいかがでしょう。初期費用をかけずに集客率を上げることができるかもしれません。
今回は東京都で店舗経営を考えている方や、すでに経営者をされている方におすすめのMEO業者11社を深堀しました。
選抜した業者の中には地方を営業エリアとしている場合もあるので、東京都でない方も参考になる内容です。
業者の紹介をする前に、まずはMEOとはどういった対策なのか、そもそも自分で対策できないのかといった疑問にお答えします。
終盤には悪徳業者の特徴について書いているので、この記事を読めば、正規の方法でMEOに取り組むことができます。
ぜひ、参考にしてください
MEOとは
MEOとは( Map Engine Optimization )マップエンジン最適化のことで、Googleマップ内の検索エンジンを最適化する対策です。
具体的に、Googleユーザーが「 東京 美容院 」と検索する際、距離や関連性を元にGoogleは最適な店舗を検索ページに表示させます。
表示された店舗は店内の写真やメニュー写真、電話番号など視認性の高い表示内容になっているため、
検索ページから直接お問い合わせにつながります。
つまり、Googleマップの検索エンジンで上位表示を獲得することができれば、集客率UPを見込めます。
SEOとの違い
検索結果で上位表示を目指す対策といえば、SEOを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
SEOとは( Serch Engine Optimization )検索エンジン最適化のことで、自社のWebサイトを上位表示させるための対策になり、MEOとの大きな違いは「検索枠」にあります。
SEOは「 自然検索枠 」でサイトの上位表示を目指す対策です。
ターゲットとなる「検索キーワード」を意識した記事作成や、ユーザーにとって良質なコンテンツを発信し続けることで、Googleが上位に表示してくれます。
Googleが提供している「 検索エンジン最適化スターターガイド 」では良質なコンテンツの定義が記されており、
拡散力のある記事や認知度の高いコンテンツなどが条件にあげられています。
一方、MEOは「ローカル検索枠」で上位表示を目指す対策です。
「 自然検索枠 」の上に位置し、商品写真や店舗情報、Googleマップなど非常に視認性の高い内容が表示されています。
上位表示を目指す対策という点ではSEOと同じですが、「 検索枠 」の内容に大きな違いがあり、検索ページから直接集客を見込めるため、地域密着型の店舗やサービスを運営している業者には必須の対策と言えます。
MEOに取り組む必要性
MEOの必要性はケースにより様々ですが、今回はGoogleのシェア率増加やスマートフォンの普及率、ローカル検索枠の
表示内容というMEOが現れた背景から必要性をを3選ピックアップしました。
Googleのシェア率
上記でも記した通り、MEOとはGoogleマップを検索最適化する対策であるため、他社ブラウザの検索エンジンに反映される対策ではありません。
しかし、検索エンジンのシェア率はGoogleが長年、世界でTOPを誇っているため、他社のブラウザを対策するより効率的に集客を見込めるのです。
Statcounterが出している「 世界のブラウザ市場シェア 」のデータを見ると、Googleが約70%、Safariが約17%、
その他1%を切っているブラウザも多く存在します。
参照:https://gs.statcounter.com/
Yahoo!もGoogleと同じ検索エンジンを使用しているため、日本ではほとんどのユーザーがGoogleユーザーと言えるでしょう。
つまり、ネット内で店舗の認知度を高めていくには、Googleからの評価が必須です。
検索表示は上位3つのみ
SEOでは上位に表示されても検索ページには10件のサイトが並んでいるため、比較検討される可能性があります。
ポータルサイトなども20件ほどの店舗がTOPページに並んでいるため、上位表示されていてもライバルは多いです。
しかし、「 ローカル検索枠 」では上位3位のみが表示されており、4位以降は「 さらに表示 」をクリックしなければ、出てきません。
つまり、上位に入ることができれば比較検討される店舗が少なく、4位以降の店舗より集客化が優位になります。
検索順位はユーザーからの評価や知名度で決まるため、他店とフェアに競い合いあえることもMEOを取り組む必要性と言えます。
スマートフォンユーザーの増加
近年、多くのデバイスがある中、スマートフォンでの検索率が約70%というデータが出ており、スマートフォンで
「 ローカル検索 」をするユーザーが年々増えています。
参照:Search Engine Market Share Japan
「 ローカル検索 」は2015年に導入されたベニスアップデートによって、ローカルキーワードを入力しなくても、Googleが端末のGPS情報を自動的に取得するようになりました。
例えば、東京駅でカフェを探す場合「 東京駅 カフェ 」と入力しなくても「 カフェ 」とだけ入力すれば、
ユーザーの現在地を元に検索結果が表示されます。
つまり、どこでもすぐに検索ができるスマートフォンユーザーの増加によりMEOも比例して必要性を増しています。
下記のグラフは「 ローカル検索 」からの来店数ではありませんが、スマートフォンユーザーのシェア率増加による集客の変化を確認できます。
2017年2月20日にGoogleが公表した【「 来店コンバージョンからの店舗集客数を知る 」 KDDI が検索連動型広告からの au ショップ来店数を可視化し、広告投資対効果の可視化を実現 】では、数万人のユーザーが広告を見て、
実際にauショップを訪れた数値をグラフ化しています。
参照:「来店コンバージョンからの店舗集客数を知る」 KDDI が検索連動型広告からの au ショップ来店数を可視化し、広告投資対効果の可視化を実現
MEO上位表示の仕組み
ここまでで、MEOの紹介とMEOに取り組むメリットを解説しました。
次からは実際に上位表示されるために知っておかなければならない仕組みについて記します。
距離
ローカル検索で表示される店舗の仕組みとして、一番イメージされるのは「 距離 」との関係性ではないでしょうか。
もちろん検索したユーザーとの距離感は表示内容に影響しますが、最も近い店舗が表示されるわけではなく、
Googleマイビジネスとの「 関連性 」やネット内の「 知名度 」によって表示内容は左右されます。
Googleがユーザーに提供している情報は有益でなければならないので、「 距離 」だけで上位表示を獲得するのは難しいでしょう。
関連性
「 関連性 」とは主にGoogleマイビジネスの内容と検索キーワードが合致しているかという点です。
「 東京駅 カフェ 」というキーワードをターゲットにしている場合、Googleマイビジネスの情報に「 喫茶店 」というキーワードが強調されていたら、「 関連性 」が薄いとGoogleが判断してしまい、集客のチャンスを逃してしまいます。
ターゲットとなる客層やキーワードをしっかり意識してGoogleマイビジネスを最適化しましょう。
口コミの内容も関連性に含まれるので、多くの口コミを獲得していれば、上位表示に有効です。
知名度
「 知名度 」はGoogleマイビジネスの口コミやSNSなどネット内で話題になっていたり、露出度を高く保つことで、Googleから評価されます。
SNSなど他のコンテンツは直接的に検索順位を上げることはできませんが、フォロワーを増やしていくことで、
多くのユーザーをGoogleマイビジネスへ誘導できます。
SNS以外にも自社のホームページなど複数のコンテンツを育てて集客を効率化しましょう。
自分でMEO対策をするには
MEO業者に依頼する前に自分でできることはしたいという方も多くいます。
時間と労力はかかりますが、コストをかけずにMEOに取り組むことは可能です。
MEO導入に向けて抑えておくべきポイントを4つご紹介します。
Googleマイビジネスの登録
Googleマイビジネスの登録を済ませると初めてGoogleマップ上に自社店舗情報が反映されます。
Googleマイビジネスにはリスティング率という項目があり、100%にしないと登録が不完全とみなされ、キーワードとの「関連性」が弱くなってしまいます。
リスティング率とは店舗情報の充実度を指し、ビジネス名、所在地、カテゴリー、サービスの詳細、HPのリンクなどユーザーに提示するための項目があります。
MEOを始めたばかりの方は100%になっていないことがあるので、今一度確認してみましょう。
Googleマイビジネス入力を済ませると、オーナー確認のページに飛びます。
オーナー確認は後日、郵送されるハガキに詳細が書かれているので、内容を確認の上、登録を完了させましょう。
参照:Google マイビジネスへようこそ - Google マイビジネス ヘルプ
インバウンドに向けた取り組み
コロナウイルスの影響で外国人旅行客は激減しましたが、0になったわけではなく、これから回復する可能性もあるので、今のうちにインバウンドに向けた対策をしましょう。
具体的な対策として、Googleマイビジネスがしっかりと英語翻訳されているか確認をしてみましょう。
Google翻訳の性能は日々、改良されていますが、翻訳されずらい日本語もあります。
せっかく旅行客が検索したのに来店までつながらなかったら上位表示の意味がありません。
口コミ数や高評価を獲得する
「 認知度 」を高める上で口コミ数や高評価を獲得することは非常に重要な要素となります。
飲食店であれば会計時に口コミを促してみるなど、積極的に顧客からの意見を聞くことも効果的な手段かもしれません。
高い評価をされることが一番好ましいですが、例え低評価の口コミでも適切な返信を心がけましょう。
Googleは口コミの更新率も評価基準にすることがあります。
口コミはオンラインで顧客とコミュニケーションを取れる場でもあるので、適切な対応はユーザーと信頼性を築きます。
複数のコンテンツを運営
こちらも「 認知度 」に関係することですが、SNSや自社ホームページ、ポータルサイトなどWebメディアの露出を
積極的に行うことで、集客の誘導率を増やすことができます。
しかし、中途半端にSNSを放置しているとユーザーからの印象はよくないので、こまめな更新が必要になります。
コンテンツの運営は成果を感じることが難しく、挫折する方は多くいますが、年数をかけて継続することで、
徐々にPVが稼げるようになります。
コンテンツ運営を継続した店舗と挫折した店舗ではユーザーの誘導率に大きな差が生まれることは間違いありません。
おすすめのMEO業者11選【 東京 】
ご自身でMEO対策をすると時間も労力もかかり、簡単にコンテンツを盛り上げることはできません。
業者にコンテンツ運営を依頼したいけど、料金の心配をしているという方は多いのではないでしょか。
しかし、業者の中には成果報酬型、つまり上位表示されなければ料金が発生しないシステムもあります。
今回はライバル店の多い東京都で活躍しているMEO業者11社を抜粋しました。
株式会社プロモスト
画像引用元:「 株式会社promost 」公式HP
法人から個人店まで幅広い業者に対応した実績を持っており、Googleマイビジネス以外にもSNSやリスティング広告の運営サポートを行います。
集客率を上げるため、店舗情報の改善、360°カメラでの店内撮影など専門性の高い技術を導入できるところも魅力です。
PCからスマートフォンまで幅広いユーザーに対応して集客率に導きます。
株式会社トリニアス
画像引用元:「 株式会社トリニアス 」公式
主に法人の飲食店やクリニックといった店舗型の業者に対応。
ITの専門知識を店舗と共有するため、MEOをわかりやすく丁寧に提示しています。
料金形態は成果報酬型なので、安心してサービスを受けることができます。
また、Googleマップには欠かせないストリートビューの撮影もプロがサポートしてくれるので、導入がスムーズです。
株式会社Reyes
画像引用元:「 株式会社reyes 」公式
Webのコンサルタントから360°VR製作まで手がけるユニークな会社です。
Googleマイビジネスの運営代行から広告費の削減、ブランディングなど店舗をトータルプロデュースして、集客率をUPします。
東京歯科大学など医療施設に対するMEOの実績が多くあります。
料金は無料トライアルプランから月額50000円のエグゼクティブプランなど5つのプランがあり、自社店舗にあったプランを選べるのも魅力の一つ。
株式会社バリューコネクト
画像引用元:「 株式会社バリューコネクト 」公式
SEO対策の実績を多く持ち、Googleの変化に長年対応してきたノウハウを生かしてサポートしてくれます。
上位表示3位内を80%の確率で実現しており、初期投資は成果報酬型のため無料です。
成果を共有できる管理画面も使用でき、クライアントと共に店舗の成長を確認できるところも魅力です。
株式会社ヒロタケ
画像引用元:「 株式会社hirotake 」公式
料金形態が特殊で、ローカル検索枠で3位内に入った日以外は料金が発生しません。
Googleマイビジネスをより魅力的にする動画撮影や写真撮影を初期投資なしで受け付けているため、店舗側の負担を考慮したサービス形態と言えます。
領域は関東のみに絞り、地域密着型のサービス向上を実現しています。
株式会社トライハッチ
画像引用元:「 株式会社tryhatch 」公式
トライハッチには大きく分けて3つの事業があります。
Googleマイビジネス最適化やYahoo!プレイスの最適化を進めるソリューション事業。
口コミを促進したり、誹謗中傷コメントなどの監視を徹底するレピュテーションマネジメント事業。
オウンドメディアの構造や動画制作などユーザーにより良いサービスをアピールするWebコンテンツ事業。
これらのサービスを組み合わせて店舗に有効なMEO対策を提供しています。
GMOソリューションパートナー株式会社
画像引用元:「 GMOソリューションパートナー株式会社 」公式
SEO対策の実績が豊富な老舗IT企業です。
料金形態は安心の成果報酬型。Googleマイビジネスの最適化はもちろん、自社ホームページなどSEO対策の面でも手厚くサポートしてくれます。
現在、東京都、大阪府、沖縄県に事務所を構えており、地域に特化したブログをHPにて掲載しています。
Web改善事例などMEO対策の参考情報も更新中なので、GMOのノウハウを拝見してから検討してみてはいかがでしょう。
株式会社コーボー
画像引用元:「 株式会社コーボー 」公式
「 マーケティング 」「 クリエイティブ 」「 ヒューマンリソース 」領域で事業創造をしており、インターネット内の
ブランディングに力を入れている会社です。
業界トップクラスのクライアント数1000社を突破しており、80%以上の上位表示率を誇っています。
成果報酬プランと月額型のプランを選ぶことができ、初期投資も無料なのでクライアントに安心感をもってもらえる
システム構造になっています。
株式会社Lim
画像引用元:「 株式会社lim 」公式
人工知能を活かしたキーワード分析が他社にはない特徴です。
ビッグデータから独自のAI技術を用いて、「アクセス分析」「被リンク分析」「コンテンツ分析」の3要素からもっとも集客につながるルートをリサーチしています。
クライアント数も4000社を超えるなど、偉業を達成。
株式会社Lim代表:竹花貴騎氏は「MUPビジネスカレッジ」というYOUTUBEチャンネルを運営しており、現在登録者30万人を超える人気チャンネルになっています。
MEO対策やSNS運営などネットコンテンツ運営に関する情報発信をしているので、一度拝見してみてはいかがでしょう。
株式会社H2
画像引用元:「 株式会社h2 」公式
株式会社H2は「 smartMEO 」というサービスを提供しており、上位表示率92%を達成し、業界No.1の実績を誇っています。
「 ストリートビュー屋内版撮影 」「 素材写真撮影 」「 動画作成 」などクライアントが求めているコンテンツを、
すべて無料で提供しているのでGoogleマイビジネスの最適化がスムーズに行えます。
料金形態は成果報酬型なので、初期投資にかかる料金は完全無料です。
株式会社CIN GROUP
画像引用元:「 株式会社CIN GROUP 」公式
株式会社CIN GROUPはGoogleマイビジスの登録作業からサポートしてくれるので、パソコン操作が苦手な人でもMEOに取り組める特徴があります。
他にもコンテンツの運用代行から店内の撮影まで提供しており、サービス内容の充実も魅力的です。
料金形態はエリア、業種、アカウントの状態でお見積りが異なり、撮影料などは50,000円~になっています。
SEO対策よりも安価で集客率を伸ばせるMEO対策を実現しており、ネットコンテンツ運営の初心者でも、一からわかりやすくサービスを提供しているところが強みです。
悪徳業者の特徴
MEO業者の中にはGoogleが違反行為としているポイントを知っていながら、クライアントに提示する事件が多発しています。
違反行為の代表的な内容として、高評価の口コミを依頼するステマ行為があげられます。
悪徳業者が裏ルートから入手した大量のアカウントを使用して、Googleマイビジネスに高評価の口コミを投稿したり、
ライバル店に誹謗中傷となる口コミを投稿する行為は禁止されています。
Googleはユーザーファーストを会社理念としており、口コミはユーザーのリアルな意見として導入されているため、
ステマ行為はペナルティーの対象です。
他にも、Googleマイビジネスでは自由に店舗名を編集することができるため、上位表示に関連するキーワードを散りばめることを勧める業者にも気を付けましょう。
店舗名はユーザーが正確な検索をするために必要なので、店舗名とは関係のない情報が紛れているとペナルティーの対象になります。
料金面に関しても、「 成果報酬型だから安心です 」と言いつつ、簡単に上位に表示されるニッチなキーワードで料金を
請求する業者も多くいるので気を付けましょう。
Googleからペナルティーをあたえられるのは悪徳業者ではなくクライアントです。場合によってはGoogleマイビジネスのアカウントを削除されます。
少しでも違和感を感じた場合は、複数のMEO業者に問い合わせて比較するなど、対策を取って下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
MEOの基礎知識からご自身でMEO対策をする方法をご紹介した後に、おすすめMEO業者【 東京 】11選を深堀しました。
今回ご紹介した中には、地方を営業エリアとしている業者は多くあります。
ご自身のエリア状況を確認の上、MEOを導入してみてはいかがでしょう。
エリアによってはすぐに結果を出せることもあります。
最後に悪徳業者の事例を記しましたが、地方の老舗やインターネットに詳しくないく店舗などをターゲットにしてくる
可能性があるので、少しでも怪しいと思ったら、他の業者と比較するなど対策をしてみてはいかがでしょうか。