MEO

Googleマイビジネスの住所を非公開にするメリット&デメリット

今回は、「 Googleマイビジネスで住所を非公開にしておきたい店舗経営者や、非店舗経営者の方が集客を成功させる方法 」についてご紹介いたします。

1.住所を非公開にするメリット&デメリット

Googleマイビジネスに登録する際に、自宅をオフィスやサロンとして経営しているなどセキュリティー面を考えて、住所を非公開にしておきたい場合や、非店舗経営者の方でも、住所の一部だけを開示するか、住所を非公開にしてGoogleマイビジネスに登録することができます。

では、住所を非公開にしておきたい店舗経営や非店舗経営の場合のGoogleマイビジネスのメリットとデメリットを説明していきます。

住所の一部だけを開示する・住所を非公開にして登録するメリット・デメリット

メリット

  • セキュリティが守られる
  • 自宅をオフィスやサロンとして経営している場合は、Googleマイビジネスで住所を一部だけ開示するか住所を非公開にすると、個人情報が守られ、セキュリティ対策になります。

デメリット

①MEO対策が難しい

ユーザーがGoogle検索やGoogleマップでローカル検索を行う際に、「 業種+地域名 」で検索された場合、正確な住所が登録されていないことで、検索結果として表示されない、もしくは上位表示されることが難しい可能性が高くなります。

関連記事:MEOの対策方法

②住所が非公開であるために情報の信憑性が低い

住所非公開でのWEBの管理・運営を行う場合、ユーザーからの信頼度は低くなってしまいます。

Googleマイビジネスで住所を非公開にする場合は、デメリットの方が多いので、住所を公開する方がおすすめですが、それぞれの事情やセキュリティ面での問題を考えた場合には住所を非公開にしておくというのも選択肢の1つです。

住所が非公開でもGoogleマイビジネスで登録して、活用できますので、住所を公開するか、非公開にするかをしっかりメリットとデメリットを検討した上で判断して、登録するようにしましょう。

2.住所非公開や非店舗経営の場合のGoogleマイビジネスへの登録方法

googleGoogleマイビジネスを登録する際に、住所を非公開にしたい方は「 非店舗型ビジネス 」として登録します。では、具体的な登録方法について順に説明していきましょう。

住所非公開や非店舗経営の場合のGoogleマイビジネスの登録方法

Googleマイビジネスへ登録するためには、Googleのアカウントが必要になります。アカウントをお持ちでない方は、まずアカウントを取得してから、登録するようにしましょう。

①Googleマイビジネスのサイトを開きます。

参照:Googleマイビジネス

「 今すぐ開始 」をクリックします。

②ご自身のビジネス名( 店舗名 )を入力して、パソコンの「 エンターキー 」をクリックします。

③ご自身のビジネス名( 店舗名 )を確認して、「 次へ 」をクリックします。

ビジネスカテゴリーを選択して、「 次へ 」をクリックします。

ご自身のビジネスカテゴリーを入力すれば、候補がいくつか表示されますのでその中から一番近いものを選択しましょう。

⑤ユーザーが訪問できるかどうかの質問に、「 はい 」か「 いいえ 」で回答します。

住所を非公開にしたいが、ユーザーに店舗を訪問してもらいたい場合:「 はい 」を選択

非店舗経営の場合:「 いいえ 」を選択しましょう。

住所を非公開にしたいが、ユーザーに店舗を訪問してもらいたい場合で、「 はい 」と答えた場合

①住所の詳細は省略可能ですが、郵便番号、都道府県、市までは入力する必要があります

入力後「  次へ  」をクリックします。

②ビジネス拠点以外の地域でもサービスを提供をしているかどうかについての質問です。

ビジネス拠点以外の地域でもサービスを提供している場合とは、ビジネス拠点での商品・サービスの提供以外に、出張型サービスや配達サービスなどを行っている方がこれに当てはまります。

「 はい 」か 「 いいえ 」にチェックを入れて、「  次へ  」をクリックします。ここでは「 いいえ 」の方が多いと思うので「 いいえ 」の場合で説明を進めます。

③ユーザーに表示する連絡先の情報を入力します。( 省略可能 )

入力が完了したら、「  次へ  」をクリックします。

④「 終了 」をクリックして、Googleマイビジネスの登録は完了です。

非店舗経営の場合で「 いいえ 」と答えた場合

①サービス提供地域を入力して、「  次へ  」をクリックします。( 省略可能 )

②ビジネス拠点の地域を入力して、「  次へ  」をクリックします。

会社の住所地にて、商品やサービスを提供していない場合は、「 ビジネス拠点 」の項目は空欄にしてください。

③ユーザーに表示する連絡先の情報を入力します。( 省略可能 )

入力が完了したら、「  次へ  」をクリックします。

④終了をクリックして、Googleマイビジネスの登録は完了です。

3.Googleマイビジネスのオーナー確認の方法

Googleマイビジネスへの登録が完了しましたら、必ずオーナー確認まで行う必要があります。オーナー確認の重要性をしっかり認識して、確認をするようにしましょう。

関連記事:Googleマイビジネス オーナー確認について

3-1.Googleマイビジネスのオーナーとは

Google マイビジネスのオーナーとは、当該のビジネスのオーナーのことを指します。Google マップで検索した際、下記のような表示( 赤枠 )がされるのを見たことはありませんか。

あなたがもしその店舗経営者で、Googleマイビジネスに登録している場合、Googleにご自身がビジネスオーナーであることを申告することによって、登録できます。

Googleマイビジネスのオーナーになれば、ユーザーからの口コミ投稿へ返信ができたり、自由にGoogleマイビジネスの情報を編集できるなどのメリットがあります。

反対に、オーナー確認をしなければ、第三者から勝手にオーナー確認をされてしまうことがあります。このように、オーナー確認はとても重要ですので、絶対に怠らないようにしましょう。

3-2.Googleマイビジネスのオーナー確認導入の背景

Googleマイビジネスは、店舗経営者がビジネス情報を登録することができますが、店舗経営者が登録する以外には、Googleがインターネット上のあらゆる情報を収集して、Googleマイビジネスのビジネス情報を自動生成する場合があります。

自動生成されたビジネス情報は、店舗経営者がGoogle に依頼し作成したものではありませんし、Google側が世界中にある様々な店舗を一軒ずつ訪問して、ビジネス情報の整合性を確かめているわけでもありません。

また、Google ポリシーでペナルティーがあるとは言え、第三者によるビジネス情報の提供を容易に行えることができるので、ビジネス情報の信憑性がどこまで正しいかは未知です。

そこで、Googleはビジネス情報の信憑性の精度を上げるために、オーナー確認という制度を取り入れました。

オーナー確認によって、本当の店舗経営者が自身の店舗のオーナーであることを確認することができますし、第三者からのなりすましを防ぐことができます。

オーナー確認をせず、アカウントを第三者に乗っ取られてしまうしまうと、最悪の場合は、勝手に閉業にされたり、営業時間を変更されたりする等の営業妨害を受ける可能性さえもあります。

3-3.Googleマイビジネスのオーナー確認の方法

  • オーナー確認の方法

①Googleマイビジネスにログインします。

②ご自身のGoogleマイビジネスの右上に、「今すぐオーナー確認」というのが表示されているので、クリックします。

③オーナー確認の方法が表示されます。

オーナー確認の方法は、ビジネスによって選択肢が異なっています。一般的には、 電話かハガキでのオーナー確認が多い傾向です。

一部のビジネスでは、電話のテキストメッセージ( 送信する )、メール、または Google Search Console などでオーナー確認を行える場合もあります。

これらは、オーナー確認を行う際に、選択肢が表示されますので、表示された確認方法で行うようにしましょう。

ハガキを選択した場合やハガキのみ選択肢が表示された場合、非店舗型ビジネスの経営者の方は、Googleからハガキを郵送してもらう際、住所がないのでハガキの郵送先の問題が出てきます。

その場合は、一度住居などハガキを受け取ることができる場所にハガキを郵送してもらい、Googleからアカウントの承認を受けることが一番の近道でしょう。

ハガキを郵送してもらうために登録した住所は、Googleマイビジネス上では非公開になります。住所を公開される心配はありませんので、ハガキを受け取るための住所を入力しましょう。ただし、私書箱は対象外になりますので、気を付けてください。

また、オーナー確認後にGoogleマイビジネスで編集が可能なので住所の公開、非公開は自由に行うことができます。

4.GoogleマイビジネスでWEBサイトを作成して公開する方法

Gooogle マイビジネスでは住所を非公開にしている店舗や非店舗型ビジネスの場合は、通常の実店舗型ビジネスよりも、WEB集客が難しいので、集客を成功させるためには、WEBサイトは絶対に重要です。

すでに自社のWEBサイトをお持ちの方は、Googleマイビジネスでサイトを登録すれば良いですが、WEBサイトをお持ちではない方、もしくはWEBサイトの作成検討している方は、WEBサイトがある場合に比べて集客が難しいです。

実は、Googleマイビジネス上でWEBサイトが作成する方法があるというのをご存知でしょうか。しかも、このWEBサイト作成は、タイトルや文言等をテキスト欄に入力するだけで簡単にできる上、無料です。

自由にカスタマイズすることは難しいWEBページですが、無料で簡単に作成できますので、WEBサイトをお持ちでない方、もしくは現在WEBサイトの作成を検討している方は是非利用することをおすすめします。

関連記事:Googleマイビジネス Webサイト作成機能

【GoogleマイビジネスでWEBサイトを作成して公開する方法】

では、GoogleマイビジネスでのWEBサイトの作成について説明していきましょう。

GoogleマイビジネスでのWEBサイトの作成方法

①Googleマイビジネスにログインします。( https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

②メニュー中の 「 ウェブサイト 」を選択します。

③ウェブサイトビルダーが表示されます。「 始める 」をクリックします。

④「 新しいウェブサイトへようこそ 」という画面が表示されます。

「 始める 」をクリックします。

⑤テーマを選択します。青いマークをクリックします。

テーマとは、WEBページの全体や文字の色、フォント等がセットになっているものです。

全体の見た目はテーマで決まります。

⑥「テーマ」の下に並んでいるデザインの中からお好きなものを選択してください。お好きなデザインを選択すると、選択したデザインの左上に青色のチェックマークが表示されます。

選択したデザインに合わせたボタン、文字、フォント等が自動的に設定されます。

⑦「 X 」をクリックします。

⑧「 変更を破棄しますか?」という質問が表示されます。

テーマが決定していれば、「 保存 」をクリックします。

⑨「編集」をクリックします。

WEBページに掲載したい文字情報を入力する場所です。「 メインのボタン 」「 テキスト 」を入力することができます。

⑩ボタンの欄の右側にある▼を選択します。

⑫表示されるボタンの中からお好きなものを選択します。

ユーザーに促したいアクションを選択しましょう。

⑬「 ヘッドライン 」にお好きな文字を入力します。

「 ヘッドライン 」文字の下にある入力欄に、文字を入力すれば、右側のページ上部に入力した文字が反映されるようになります。

⑭「 説明 」にあなたのビジネスの説明分を入力します。

ヘッドラインの下の黒く小さい文字で表示されている部分が、「 説明 」欄に入力したものが反映されます。

⑮「 概要の見出し 」に該当する内容を入力します。

下記の様にヘッドラインの下部に入力した内容が反映されます。

⑯「 概要の見出し 」に該当する内容を入力し、下記の様に説明の下部に入力した内容が反映されます。

文字修飾やリンクなどのHTMLタグを利用することもできます。すでにWEBサイトがある場合は、こちらにURLを記入しましょう。

⑰編集内容を保存します。「 変更を破棄しますか?」という質問が表示されます。編集内容が確定していれば、「 保存 」をクリックします。

⑱ギャラリーでは、WEBサイト上に写真を掲載できます。写真を掲載することで、ユーザーからの注目を集められますので、できるだけ写真は掲載するようにしましょう。カメラマークの「 写真 」をクリックします。

⑲掲載したい写真を選んで、写真をドラッグするか、「 パソコンから写真を選択 」をクリックします。

⑳選択した写真がギャラリーのところで表示されます。

⑲サイトの「 公開 」「 非公開 」は、ワンクリックで簡単に行うことができます。まず、「 その他 」のマークをクリックします。

㉑「今すぐ公開」をクリックするとWEBページが公開されます。

公開されると、このような表示になります。

「 サイトを表示 」をクリックして、WEBサイトがどのように表示されるのか確認してみましょう。

㉒WEBサイトを非公開にしたい場合は、「 ウェブサイトの公開を停止 」をクリックします。

尚、再度非公開から公開に戻したい場合は、「 その他 」をクリックして「 今すぐ公開 」をクリックするとWEBページがすぐに公開されます。

このように、デザインなどのカスタマイズの自由度はあまり高くありませんが、WEBサイトをお金をかけずに簡単に作成できますので、自社のWEBサイトがない場合や作成を検討中の方は是非Googleマイビジネス上でWEBサイトの作成をしてみましょう。

4-2.Googleマイビジネスを活用する方法

Googleマイビジネスでは、オーナー確認が完了していれば。WEBサイトへのユーザーアクセス数を分析することもできます。

また、WEBサイトのアクセス数だけでなく、着信件数、ルート検索等のユーザーのアクション数の分析も行うことができます。例えば、WEBサイトへのアクセスでは以下のような分析が可能です。

  • Googleマイビジネスを経由してお店のWEBサイトにアクセスしてきた数
  • ビジネス情報を見てどのくらいの人がビジネス情報からタップして電話してきたか
  • 経路検索が行われたか
  • 具体的なユーザーのアクション( 行動 )の数

これらの分析は、Googleマイビジネスのインサイトから見ることができます。Googleマイビジネスにログインして、メニューから「 インサイト 」をクリックして、詳しい分析を確認してみましょう。

これらのアクション数は、キャンペーンや新規情報などの掲載にどれだけ影響があったかどうかも確認できます。今後のマーケティング施策を検討する手段として役立ちますので是非、インサイトを使用して、Googleマイビジネスを集客に最大限活用させましょう。

関連記事:Googleマイビジネス 活用方法

まとめ

GoogleGoogleマイビジネスで住所を非公開にしておきたい店舗経営者や、非店舗経営者の方が集客を成功させるためにGoogleマイビジネスの登録の方法や、無料で作成できる簡易なWEBサイトの作成方法について具体的に説明いたしました。

Googleマイビジネスはうまく活用することによって、集客を成功させることができる最強のマーケティングツールです。このツールを最大限活用して、集客を成功させていきましょう。

合わせて読みたい

Googleマイビジネスの投稿連携で効果的に集客を成功させる方法
GoogleマイビジネスとGoogle 広告を連携させて、集客を効果的に行う方法