現在では欠かせないサービスとなったSNS。世界的大企業であるGoogle( グーグル )はSNS事業に参入しているのでしょうか。
Google( グーグル )が運営していたSNSというと「 Google+( グーグルプラス ) 」を思い浮かべる方もいるでしょう。
しかしGoogle+( グーグルプラス )は現在サービスを終了しており、Google( グーグル )が運営しているSNSは「 Google Currents( グーグルカンレンツ ) 」と「 YouTube( ユーチューブ ) 」になります。
この記事ではGoogleが関連するSNSについて紹介していきます。
- SNSとは?
- サービス終了したGoogle( グーグル )のSNS「 Google+( グーグルプラス ) 」
- Google( グーグル )が運営しているSNS
などについて具体的にまとめました。
「 Google( グーグル )が運営しているSNSについて詳しくなりたい 」という方はぜひ参考にしてみてください。
SNSとは?
Google( グーグル )のSNSについてみていく前に、「 そもそもSNSとは? 」を再確認しておきましょう。
SNSとはSocial Networking Serviceの頭文字をとった略語となり、直訳すると社会的繋がりを提供するサービスです。
元々、Webサイトやブログといったネット上で情報発信が出来るサービスから発展してSNSが誕生。簡単なメッセージのやり取りや画像のシェアなど様々なコミュニケーションができるツールとなりました。
電話やメールといった連絡手段は自分が全く知らない人とのコミュニケーションは難しいですが、SNSでは自分が全く知らない人とも簡単につながれるといった特徴を持っています。
SNSが爆発的に普及した要因としてInstagram( インスタグラム )やTwitter( ツイッター )、Facebook( フェイスブック )など様々なSNSが無料で利用できるという点が挙げられるでしょう。
ブラウザ上やアプリで使用できるSNSはスマホの普及と同時に急速に広まり、今では多くの方が利用するサービスですが、SNSの始まりはGoogle( グーグル )からリリースされた「 Orkut( オーカット ) 」でした。
その後「 mixi( ミクシィ ) 」などの招待性のSNSが普及し、最終的には誰でも使用できるコミュニケーションツールとなっています。( 2009年にmixi( ミクシィ )は招待制度を廃止しています。 )
以降ではSNSの種類を解説した後、Google( グーグル )傘下のSNSである
- Orkut( オーカット )
- Google+( グーグルプラス )
- Google Currents( グーグルカレンツ )
- YouTube( ユーチューブ )
がどのSNSに分類されるのか解説していきます。
SNSの種類はどのようなものがある?
SNSを大別すると7つに分類することができ、以下となります。
- オープン型
- クーロズド型
- ストック型
- フロー型
- 拡散型
- 日記型
- 動画型
- チャット型
- 写真型
SNSの投稿を不特定多数の人にリーチできるオープン型と特定の人とコミュニケーションできるクローズド型があります。
自分が投稿したものがストックされることにより価値を発揮するストック型に対して、自分が投稿したものが時間経過と共に価値が薄れていったり、見られなくなったりするフロー型という二項対立になります。
他の人の投稿を拡散できるタイプのSNSを拡散型、自分が今日何をしたのか?という日記の様な形で利用できるSNSを日記型といいます。
その中でも「 不特定多数の人に闇雲にリーチするのか 」もしくは「 自分と共通の思想、趣味を持つ人にリーチするのか 」といった違いがあります。
- 動画型
- チャット型
- 写真型
上記3つに関してはSNSのタイプがどのようなものかを表しています。
Google( グーグル )傘下のSNSはどのようなSNS?
SNSの分類を紹介してきましたが、Google( グーグル )傘下のSNSはどのような種類なのでしょうか?
Google( グーグル )傘下のSNS分類
- Orkut:オープン型、クローズ型、チャット型
- Google+:オープン型、クローズ型、チャット型
- Google Currents:オープン型、クローズ型、チャット型
- YouTube:オープン型、ストック型、拡散型、動画型
サービス終了したGoogle( グーグル )のSNS
サービスを終了したGoogle( グーグル )のSNSにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここではOrkut( オーカット )とGoogle+( グーグルプラス )について解説していきます。
Orkut( オーカット )
Orkut( オーカット )はGoogle( グーグル )の社員によって2003年に開設、2004年1月22日~2014年9月30日にサービスを運営していました。
Orkut( オーカット )は友人の友人とつながる機能をとなっていることやOrkut( オーカット )の会員から招待を受ける必要があるのが特徴となり、mixi( ミクシィ )に似たサービスです。
また実名登録義務という特徴もあり、こちらはFacebook( フェイスブック )に似ています。
Google+( グーグルプラス )
Google+( グーグルプラス )は個人向けビジネスを推進するSNSとして2011年にサービスを開始しましたが、2019年4月にサービスを終了しています。
利用率からGoogle+( グーグルプラス )の普及率をみると11.4%と高い数字であることが伺えますが、他のSNS競合他社に勝てないと Google+( グーグルプラス )が判断したと考えられます。
SNS名 | 利用率 |
LINE( ライン ) | 72.1% |
Twitter( ツイッター ) | 40.8% |
Facebook( フェイスブック ) | 36.1% |
Instagram( インスタグラム ) | 22.1% |
Google+(グーグルプラス) | 11.4% |
Skype( スカイプ ) | 10.9% |
mixi(ミクシィ) | 7.6% |
Google( グーグル )が運営しているSNS
サービス終了したGoogle( グーグル )のSNSを解説してきましたが、現在Google( グーグル )が運営しているSNSにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここではGoogle Currents( グーグルカレンツ )とYouTube( ユーチューブ )について解説していきます。
Google Currents( グーグルカレンツ )
サービスが終了したGoogle+( グーグルプラス )は個人向けビジネス型SNSでしたが、Google Currents( グーグルカレンツ )は企業向けのSNSとなります。
Google+( グーグルプラス )も企業向けがありましたが、Google Currents( グーグルカレンツ )では個人型を廃止し、企業型のみに絞っています。
Google Currents( グーグルカレンツ )はどんなSNS?
Google Currents( グーグルカレンツ )はGoogle Workspace( グーグルワークスペース )会員であれば使用が可能となり、以下3つの機能を備えています。
- 知識の共有
- 必要な情報の探索
- 組織動向の把握
企業内の連携を上げる場合や、スムーズな情報のやりとりを行う場合など重宝するSNSとなっています。
ただ、懸念材料としてはGoogle側に社内の機密情報を預けるという形になるため、機密性が高い部署では使用を控えた方がいいかもしれません。
Google Workspace( グーグルワークスペース )の料金表
Business Starter | Business Standard | Business Plus |
680円/月 | 1,360円/月 | 2,040円/月 |
自社でSNSを開発するとなると非常に大きな金額がかかるため、月額680~2,040円からGoogle( グーグル )のSNSを使用できるのはメリットが大きいといえるでしょう。
またGoogle+( プラス )を現在利用しており、Google Currents( グーグルカレンツ )へ引継ぎをしたい場合は自動でデータ移行されるため、引継ぎが簡単な点も便利です。
YouTube( ユーチューブ )
Google+( グーグルプラス )が終了した時期に「 GoogleはSNS事業に失敗した 」という論調がありましたが、Google( グーグル )は動画型のSNSであるYouTue( ユーチューブ )を保有しています。
しかし、SNSというとTwitter( ツイッター )の様なチャット型のSNSを想像する方が多いため「 Google( グーグル )はSNS事業が撤退した 」という勘違いが広がったのかもしれません。
YouTube( ユーチューブ )は動画を通して不特定多数の方とつながることができるSNSです。
動画投稿者からみればYouTube( ユーチューブ )に動画投稿することにより様々な方に動画を見てもらうことできます。
また動画視聴者からすると動画を通して動画投稿者のプロフィールを知ることもできますし、コメント欄を通して好きな動画やYouTuberの話題で対話することも可能です。
YouTubeライブを利用すると動画投稿者と動画視聴者との双方向的なコミュニケーションをとることもでき、YouTube( ユーチューブ )では様々なコミュニケーションをとることができます。
YouTube( ユーチューブ )はどんなSNS?
2005年にサービスが開始されたYouTubeは2006年にGoogleに買収されて子会社となっており、以降はGoogle( グーグル )のSNSとなっています。
現在では多くのYouTuberが誕生し、動画投稿型SNSの覇者といっても過言ではありません。
またYouTubeでは動画を視聴するだけでなく、動画の投稿やバックグラウンド再生における音楽プレイヤーとしての機能、コメント、ライブチャットなど様々な機能やサービスがあります。
広告なしで利用できるYouTube Premium( ユーチューブプレミアム )
YouTube Premium( ユーチューブプレミアム )は2018年11月14日に始まった月々の料金を支払う事により、広告が流れる事なくYouTube( ユーチューブ )を利用出来るサービスとなっています。
また動画のダウンロードも可能になったり、YouTube Musicプレミアムが使えたりと付随のサービスも魅力的です。
各サービスを単体で利用している方は一つのサービスにつき、980円/月かかってしまうため、他のサービスも合わせて利用したいと考えている方にはおすすめなものとなっています。
YouTube Premium( ユーチューブプレミアム )のサービス内容一覧
- 広告なしで動画を楽しむことが出来る
- 動画をダウンロードすることによりオフライン下で動画を楽しめる
- YouTube MusicプレミアムやGoogle play Musicを内包しており、単体契約するよりもお得
- バックグラウンドで動画を再生出来る
- YouTube Originalsを視聴することが出来る
上記のように広告をブロックする事以外にも様々なサービスがついているのが特徴です。
YouTube Premium( ユーチューブプレミアム )のプランは「 通常プラン 」や「 ファミリープラン 」、「 学割プラン 」に分かれており、自身の生活状況に合わせたプランが用意されています。
学生の方は割安なプランを利用できるため、興味がある方は使ってみるのがおすすめです。
GoogleもSNS事業に力を入れている
この記事ではGoogleが関連するSNSである以下の項目について紹介しました。
・そもそもSNSとは?
・サービス終了したGoogle( グーグル )のSNS「 Google+ 」
・Googleが運営しているSNS
Google( グーグル )は検索エンジン事業のイメージが大きいため、「 SNS事業はやっていないのでは? 」と勘違いするかもしれませんが、Google( グーグル )はSNS事業でも市場を席捲しているといっていいでしょう。
Google( グーグル )の新しいSNSであるGoogle Currents( グーグルカレンツ )はビジネス向けのSNSとなっており、YouTubeは動画型のSNSと方向性が全く違うものとなっています。
今後、SNS分野でGoogle( グーグル )がどう動くか注目です。