副業

アフィリエイトで重要なキーワード選定とは|方法とポイントも解説します

アフィリエイトを始めてから最初につまづくのはキーワード選定ではないでしょうか?
最初のころは記事を書くだけでも大変なので、キーワードの選定までなかなか頭が回りませんが、キーワード選定は記事を読まれるかどうかが決まるほど重要な項目の1つです。

キーワードが間違っていれば、ユーザーの知りたい情報に合わず、検索でも上位を取ることが出来ません。
キーワード選定は難しいイメージがありますが、簡単に使えるツールがあったり、検索エンジンで検索することで思っている以上に簡単に出来るものです。

アフィリエイトの成果にも関わる「 キーワード選定 」について詳しく解説していきます。

キーワード選定の重要性

どのような記事を書くかを決めるためには「 キーワード 」を決める必要があります。
収益に関係なく、ブログ感覚で記事を書いていくのであれば「 書きたいこと 」をタイトルにすれば良いのですが、アフィリエイトのように収益化を目的にしているのであれば、キーワードをしっかりと考える必要があります。

そもそも、誰も検索しないようなキーワードでタイトルを決めれば、記事を書いたところで誰にも検索されず、読まれないという状況になってしまうでしょう。

収益化を考えるアフィリエイトだからこそ、

「 誰に向けた記事なのか 」
「 ユーザーに合ったキーワードなのか 」

は最低限考えておく必要があります。

キーワード選定には目的がある

アフィリエイトは記事を読んだユーザーに商品の購入やサービスの登録をしてもらうことで収益を得るビジネスです。
ユーザーが商品やサービスを探しているのに、記事のタイトルが関係のないキーワードであればユーザーは記事にたどり着くことが出来ません

ユーザーが求めている商品やサービスを把握することで、キーワード選定にも活かすことが出来ます。
そのためにも、ユーザーの目的を理解し、ユーザーに合った記事を書くだけではなく、キーワードにもユーザーに必要な内容を選定する必要があると言えるでしょう。

キーワードの種類

キーワードにもいくつかの種類があり、大きく3つに分けることが出来ます。
キーワードの種類を知ることで、今後、自分が狙っていくべきキーワードの種類が分かります。

ビッグキーワード

1つのキーワードで多くの検索ボリュームがあるのが「 ビッグキーワード 」です。
例えば、今回の記事では「 アフィリエイト 」のみの1語がビッグキーワードになります。

多くのアクセスを集められる分、ライバルサイトが企業やトップアフィリエイターが多く、個人のアフィリエイターが参戦できるキーワードではありません。

個人で大きく稼いでいるアフィリエイターでもビッグキーワードを狙うことは少なく、基本的には2語や3語といったキーワードを組み合わせたものでアフィリエイトをすることが多いです。

スモールキーワード

こちらも1つのキーワードという点はビッグキーワードと同じですが、検索ボリュームが少ないキーワードになります。
検索ボリュームが少ないため、ビッグキーワードのように強力なライバルは少なく、個人でも検索上位を取れる可能性があります

しかし、検索ボリュームが少ないため、検索の上位を取れてもサイトへのアクセス数は少なく、アフィリエイトの成約数も少なくなってしまうでしょう。

後の項目で詳しく解説していきますが、初心者のころはスモールキーワードで攻めていく必要があります。
ビッグキーワードのほうが検索ボリュームも多く、上位を取れれば商品を成約できる可能性も高いですが、ライバルが強すぎて上位を取ることが出来ません。

スモールキーワードを狙うことで、検索ボリュームは少なくても、ビッグキーワードを狙うよりはサイトのアクセス数も伸びるため、初心者のころにはスモールキーワードの記事を書いていきましょう。

ロングテールキーワード

アフィリエイターが最も重要視しているのが「 ロングテールキーワード 」です。
ビッグキーワードで上位を取れたほうが、売り上げにつながるのも確かですが、売り上げのメインはロングテールキーワードということがほとんどです。

理由は「 キーワードの具体性 」になるでしょう。
ビッグキーワードは1つの単語、ロングテールキーワードはいくつかの単語で構成されています。

ビッグキーワードは1つの単語なので検索ボリュームも多いですが、検索しているユーザーは全体像で検索しているため、具体的に何かの商品やサービスが欲しいわけではありません。

しかし、ロングテールキーワードはいくつかのキーワードで検索されているため、ユーザーが具体的に商品やサービスを必要としている可能性が高くなります

例えば、「 アフィリエイト 」であれば「 アフィリエイトって何? 」と考えてなんとなく検索しているユーザーが多いですが、「 アフィリエイト キーワード ロングテール 」で検索しているユーザーは、より具体的に知りたくて検索していることが分かるでしょう。

ビッグキーワードよりもロングテールキーワードのほうが売り上げが多いのは、検索しているユーザーが、より具体的に商品やサービスを検索しているからです。

ユーザーの検索意図(クエリ)を考える

検索意図はアフィリエイトをする上で、とても重要になってくる項目です。
ユーザーの検索意図を考えることで、キーワード選定や記事の作成も具体的に進めることが出来るようになります。

検索意図(クエリ)とは

基本的に検索クエリはユーザーが検索した単語とされています。
言い方の違いだけで、キーワードと同じような意味合いになりますが、アフィリエイト上では、「 検索クエリ=検索意図 」とされていることが多いでしょう。

ユーザーが何を知りたくて検索しているのかが検索クエリになってきます。

3つに分類できる

検索クエリは3つに分類できます。

・インフォメーション
自分の知らない情報を知りたい
・トランザクション
行動や購入を考えている
・ナビゲーション
すでに訪れたいwebサイトが決まっている

このようにユーザーの検索意図が何なのかを分類することが出来ます。

クエリを分類して記事の内容を決める

例えば、「 アフィリエイト 」という1つのキーワードであれば、「 アフィリエイトについて知りたい 」 というインフォメーションクエリになり、「 アフィリエイト スクール 」であれば、行動や購入を考えているトランザクションクエリということになります。

一見すると意味のないようにも思えますが、ユーザーが「 ただ知りたい 」と考えて検索しているのに、商品やサービスの購入を促すような内容の記事ではアクセス数が伸びずに離脱されてしまいます。

インフォメーションクエリであれば、アクセス数を伸ばすことに集中して、商品やサービスの紹介は関連記事ぐらいにしておきましょう。

トランザクションクエリであれば、商品やサービスの紹介をメインに補足を入れるなどすれば成約数を高めることが出来ます。
このように検索意図を考えることで、「 情報メインなのか、購入や登録を促すような記事にするか 」を考えることでアクセス数や成約数を伸ばせるでしょう。

キーワードの選定方法

キーワードの選定方法は大きく分けて2つあります。
どちらか1つを使うというよりは用途に合わせて2つとも使うのが良いでしょう。

検索エンジンを使う

検索エンジンはGoogleやYahooを使ってユーザーと同じように検索することです。
次の項目でツールを使った方法も解説していきますが、基本的には「 検索エンジンとツール 」の両方を使うのがおすすめです

検索エンジンを使う場合は、自分が考えているキーワードを検索して、上位のライバルチェックをしましょう。
検索上位を見てキーワードを決めても問題ありませんが、月間にどれぐらい検索されているキーワードなのかは分からないため、キーワードで上位表示されてもアクセスが集まらない可能性もあります。

ツールを使う

キーワードを決める手助けをしてくれるツールがあります。
無料から有料まで様々なツールがありますが、検索ボリュームや競合性を知ることが出来ます。

特にツールを使うことによって、自分では考えつかなかったようなキーワードを知れる場合もあるでしょう。

おすすめツール

紹介するツールは2つともGoogleが提供しているものなので、安心して使うことが出来ます。
どちらも基本は無料で使うことが出来ますが、無料版では具体的な数値は表示されないため、必要に応じて費用をかけても良いでしょう。

Googleキーワードプランナー

アフィリエイターも多く使っているのが「 キーワードプランナー 」です。
基本的にはGoogleの検索結果に広告を出稿したい人向けになりますが、広告を出稿しない場合でも検索ボリュームや関連キーワードを調べることが出来ます

特に広告単価や競合性が分かることはキーワード選定にも役立てることが出来るでしょう。
広告費や競合性が高ければライバルも多いことになりますし、実際に検索をしてみてライバルが少なかった場合は、キーワードとして穴場ということになります。

広告を出稿していない場合には具体的な数字は表示されないため、具体的な数字が知りたい場合には月に少しでも広告費を支払うことをおすすめします。

Googleトレンド

Googleトレンドでは検索需要を年、月ごとに調べることができます。
アフィリエイトだけではなく、ECサイトを運営している人も使うほど万能なツールです。

キーワードによって年間を通して検索需要のあるものか、時期によって需要のあるものかを調べることが出来るため、アクセス数を安定させたい記事と季節的にアクセスを稼いでくれる記事を分けて作ることも出来るでしょう。

他にも、関連のキーワードで検索需要が大きく増えているものの表示もしてくれるため、記事作りの参考にすることが出来ます。

キーワード選定のポイント

キーワード選定のポイントですが、大きく分けて3つあります。
選定のポイントを押さえておくことで、アフィリエイトを有利に進めることが出来るでしょう。

検索ボリュームを確認する

まずは、検索ボリュームが少なければアクセスを増やしていくことは出来ません
検索ボリュームが少なくても成約につながる場合もありますが、少なすぎる場合には注意が必要です。

そもそも月間の検索ボリュームが1000と10では大きな差が出てしまいます。
検索ボリュームで1000のキーワードであれば、1記事が上位を取ることが出来ればコンスタントにアクセスを伸ばすことが出来ますが、10のキーワードであれば1位を取れても、月間のアクセス数は多くて10ということになってしまうでしょう。

多すぎる検索ボリュームのキーワードで上位を取ることは難しいですが、少なすぎるのもアクセス数が集まらない原因になるため、検索ボリュームとライバルチェックを合わせて行うようにしましょう。

ライバルをチェックする

検索ボリュームを調べたあとはライバルのチェックもしましょう。
いくら検索ボリュームが多くて良いキーワードを見つけても、ライバルが強すぎる場合には注意が必要です。

例えば企業が運営しているサイトは投稿されている記事数も多く、SEOも考えられてサイトが作られているため、個人のサイトが勝つことは難しいです。

また、個人のアフィリエイターでも、長く運営している場合にはドメインパワーが強く、初心者では同じボリュームの記事を書いても勝つことが出来ないでしょう。

ライバルをチェックした場合に検索上位が企業や、そのキーワードに特化したような専門家であれば避けるほうが無難です。

3語キーワードを狙う

「 キーワードの種類 」でも少し解説してきましたが、1語のキーワードはライバルが強いだけではなく、商品やサービスの購入にはつながりにくいため、避けるようにしましょう。

アフィリエイトの基本は「 3語キーワード 」です。
「 アフィリエイト キーワード 狙い方 」といった形です。

キーワードが増えれば検索上位に入れる可能性が上がるだけではなく、ユーザーも購入や登録を考えて具体的に検索している可能性が高いため、成約につながりやすくなるでしょう。

キーワードを「 ずらす 」

一般的に思いつくキーワードにはライバルも多く、強い場合が多いです。
強いライバルの記事と張り合っても勝てないことがありますが、キーワードをずらすことで、検索上位を取れる可能性が高くなります。

例えば検索エンジンで「 アフィリエイト 」と検索すると、下記のような関連キーワードが表示されます。

ここから関連キーワードで検索することで、さらにずらしたキーワードを見つけることが出来るようになるでしょう。
基本的には1語キーワードで勝負はせず、人気が集まるキーワードからもずらすことで、検索上位に表示させやすくなります。

「 商標 」と「 スモールキーワード 」を狙う

スモールキーワードについては解説してきましたが、「 商標とスモールキーワード 」を組み合わせることがポイントです。
商標は、アフィリエイトで紹介する商品名だと思ってください。

知名度のある商品であればライバルも多く、ビッグキーワードになってきます。
しかし、スモールキーワードで商標を組み合わせた記事であれば上位表示できる可能性は高くなります。

スモールキーワードの商標でも、検索しているユーザーは「 この商品が欲しい 」と思って検索しているため、記事にたどり着いてくれれば購入につながる可能性は高いでしょう。

初心者のころは、「 商標とスモールキーワード 」を狙うことで成約につながりやすくなります。

まとめ

今回は「 アフィリエイトのキーワード選定 」を詳しく解説していきました。
アフィリエイトを始めるときにキーワード選定はつまづくポイントになりやすいです。

初心者のころは記事を書くだけでも精一杯で、キーワードの選定まで頭が回りません。
しかし、キーワード選定を適当にしていては記事にどれだけ力を入れてもユーザーの検索結果に表示されることはなく、アクセスも集まらないでしょう。

キーワード選定の基本はツールを使い、ライバルをチェックすることなので時間はかかりますが、難しいことはありません。
せっかく記事を書くのであれば、キーワード選定もしっかり行い、アフィリエイトの成果につなげていきましょう。