そこで本記事では、初めてランディングページを制作する方に向けて、ランディングページ制作を行う際に知っておきたい
・LP制作に必要な作業工程
・目的別の相場費用
・LP制作会社の選び方と制作会社の紹介
・LP制作の総費用を左右する要素
などについて、具体的に分りやすくご紹介します。
ランディングページ制作にかかる相場費用
初めに申しますと、ランディングページ制作の際の外注費用は、下記2点によって全く異なります。
・どこまでの作業を依頼するのか
・どこに依頼するのか( 大手制作会社 / 小中規模の制作会社 / フリーランスetc )
通常ランディングページを制作する際の流れとなる「 企画 → 構成 → デザイン → コーディング 」の全てを制作範囲とした場合は、1ページで10~70万円ほどが相場だと言われています。
例で挙げますと、フリーランスやLP制作に特化した会社などであると、HP制作などと幅広く担っている会社に比べ、制作費用が抑えられる場合が多いです。
以下の表をご覧ください。皆さんにイメージしてもらいやすいよう目的別に、「 相場費用 」「 発注先 」「 必要な作業 」「 納期 」をそれぞれまとめてみました。
【例】
目的 | 相場費用 | 発注先 | 必要な作業 | 納期 |
安い費用のLPを作成したい | 10万円以下 | フリーランス | ・戦略設計
・原稿作成 ・公開後の対応 |
約1週間~1ヶ月 |
デザインに少しこだわりたい | 10~30万円 | フリーランスまたは
中小規模の制作会社 |
・戦略設計
・原稿作成 ・公開後の対応 |
約2週間~2ヶ月 |
コンテンツや構成にもこだわりたい | 30~50万円 | 中小規模の制作会社 | ・公開後の対応 | 約1ヶ月~2ヶ月 |
マーケティングに強い本格的なLPを作成したい | 50万円以上 | 大手制作会社 | なし(やってもらえる) | 約2ヶ月~3ヶ月 |
どこへ外注するかを選ぶ際には、
- トータル実績、自社の扱う商材に近いページの実績があるか
- 公開後の修正など、フォロー体制は整っているか
- 自社の予算や納期に合っているか
- どこまでの作業を自分達で行うか
などがポイントになります。
純粋に費用が安ければいい!というものではありません。ランディングページは作って終わりではなく、運用をスタートしてからどれだけ多くの成約に繋げることができるかが重要です。
費用が高い場合、戦略からアフターフォローまで親身に対応してくれるなどメリットもたくさんあるため、まずは自分自身または自社における上記のポイントを整理してみましょう。
関連記事:企業HPのブランディングで得られる成果とは⁉参考になる企業5選!
ざっくり解説!相場ごとの違いは?
30万円以下の価格で依頼したい場合
フリーランスや小さい制作会社になってきます。
費用が安い代わりに、紹介した作業を全て自身でこなして準備する必要があり、もっとこうした方が良くなると思いますよ!などといった改善サポートはあまり期待しない方がいいでしょう。
どうしても安い費用でクオリティの高いランディングページを求める場合は、ネット検索だけではなく、フリーランスの方が集う専用サイトなどで、予算やイメージに合った担当者をさがしてみることも1つの手でしょう。
50万円以上の予算がある場合
30万円〜50万円のゾーンは少し曖昧で、豊富なサポートが揃っている制作会社もあれば、デザインにはこだわれるけれど、そのほかの企画運営面でのサービスには期待できない場合もあります。
ですが、50万円以上まで範囲に入れると、デザインに限らず戦略から構成を設計してもらえたり、公開後の修正なども柔軟に対応してもらえる場合がほとんどになります。
もし、会社で過去にランディングページを制作したことがない場合やマーケティングの力を借りたい時には、少し費用をかけてでも、実績のある大手制作会社に依頼するのをおすすめします。
ランディングページを作成するメリットは?
先ほど紹介したランディングページ制作にかかる相場費用の表を見て、その費用に驚いた方もいたかと思います。
しかし、コストがかかる分、質の良いページを作ることができれば結果に直結するのがランディングページです!
ここでは、ランディングページを作成するメリットを簡単に説明します。
- 成約に直結させることができる
通常のWebサイトとは異なり、ランディングページは「 コンバージョン( ユーザーの行動 )」を獲得することに特化して作成されます。
そのため、コンバージョンに特化したランディングページがあるのとないのでは、成約率は大きく変わると思ってください。
パターンはおおよそ決まっており、キャッチコピー、画像、商品の魅力が伝わるコンテンツで構成されています。
2. ターゲットに特化した広告が打てる
ランディングページは1ページで作られているという特性上、検索やバナー広告を出してユーザーを呼び込むことが多いです。
商品のターゲットが「 20代女性 」だけでなく、「 在宅ワークをしている人 」と複数いる場合、2パターンのランディングページを作成し、キーワードやユーザー属性に合わせて、検索結果ごとに分けて表示します。
また、ページが複数ある場合は、集客状況やコンバージョン率を比較して、より良質なページへと改善していけるなど、PDCAを回しながら運用できるところもポイントです。
3. デザインの自由度が高く、商品のアピール力が抜群
ランディングページは通常のWebサイトとは異なり、「 縦長1ページ 」を自由にデザインすることができます。そのため、より「 商品自体 」に特化したアプローチができるということです。
今回は外部へ依頼する場合の相場費用についての記事ですが、低コストで自分たちのランディングページを作成できるツールもありますよ。
4. スワイプして読むスマートフォンとの相性が抜群
利用している方なら分かると思いますが、私たちは普段スマートフォンの画面を上から下にスワイプして操作しますよね。
そのため、縦長1ページで構成されているランディングページは、スマートフォンで読みやすく、相性が良いと言えます。
時代は「 スマホファースト 」と言われているほど、インターネットを利用するデバイスはスマートフォンが主流になっていますので、ランディングページを作成する効果も大いにあります。
ランディングページの制作工程の流れ
ここではランディングページ制作工程の流れを紹介します。制作費用の相場によって、依頼側・制作会社側が担う範囲に差がありますので、そうした点を中心に読んでもらえるといいかと思います。
例えば、今から紹介するランディングページ制作工程の全てを制作会社に任せると、それなりの費用がかかります。
反対に、自社で行う工程を増やすことで費用を抑えることもできるということです。
デザインやコーディング・実装など自社で行うには難しい作業は依頼することになります。
予算や自社スタッフのスキルと照らし合わせて、どこまでの工程を自分たちで行うか事前にイメージしてみましょう。
工程① 市場・競合調査
ランディングページを作成する前に市場・競合調査を行います。これは、競合相手のデータを調べたり、ターゲットを選定したりと、後々の成果を左右する重要な作業です。
相場の高い制作会社に依頼する場合は、この作業も行ってもらえます。
工程② 構成案作成・ライティング
ターゲットが決まったら、そのターゲットに響くような原稿やコンテンツを準備し、1ページ内でどのような配置にするかを考えます。
制作費が30万円以上の相場になると、ここも制作会社で行ってもらえることが多いです。
どうしても、商品を売り込むノウハウが必須になるパートなので、知識もなくあまり自身のない方は実績豊富な制作会社へ依頼することをおすすめします。
工程③ デザイン
構成案や内容を基にデザインを作成してもらいます。自社・商品のイメージや、ターゲットのイメージに合わせてフォントや色などランディングページのデザインを決定して伝えましょう。
比較的低い相場だと、制作側はテンプレートを利用することが多く、高い相場だとオリジナルのデザインに加えて、提案しながら制作を進めてくれます。
工程④ コーディング・実装
この工程は全て制作会社が行います。かかる時間はまちまちですが、早ければ3日程度で作成が完了し、ランディングページを公開することができるでしょう。
工程⑤ 運用・改善
ランディングページを公開して終わりではありません。
実際に広告を出して運用し、コンバージョン率などの効果を測定します。何かしらの成約を目的にランディングページを作成したのですから、効果が薄ければページを修正するなどの改善が必要ですよね。
初めの「 戦略設計 」もかなり大切な工程ですが、結果を出すためにはこの作業も同じように大切です。
かなり重要かつ地道な作業になりますので、プロの力を借りたい方は運用・改善サポートが手厚い制作会社を選ぶことをおすすめします。
相場ごとに、どんなLPが制作できるか詳しくチェック!
相場① 10万円以下
安い費用で作成したい人は、10万円以下での相場費用で問題ないかもしれませんが、原稿準備はもちろん依頼側ですし、基本的にテンプレートでのLP作成、公開後のサポートはほとんどないと考えましょう。
- 目的 :安い費用でLPを作成したい
- 発注先 :フリーランス / 個人で運営する会社
- 制作期間 :約1週間~1ヶ月
- サポート :ほとんどの場合なし
<特徴>
- 戦略計画やLPのデザイン原稿は自分たちで用意する必要がある
- そこまでクオリティの高いデザインは期待できない
- LP公開後は、修正などのサポートはほとんどない
<こんな方におすすめ!>
- デザインや細かいことは気にせず、とにかく低コストでLPを作って欲しい方
- 設計や完成後の修正はできるが、コーディングなどの専門的な作業だけできない方
関連記事:ランディングページ制作を格安で依頼できる制作会社7選
相場② 10~30万円
少し相場が上がると、デザインなどにもこだわることができます。ページの構成なども相談しながら進められる場合も多いです。
とはいえ、原稿準備や公開後のサポートサービスはないことを頭に置いておきましょう。
- 目的 :デザインに少しこだわりたい
- 発注先 :フリーランスもしくは中小規模の制作会社
- 制作期間 :約2週間~2ヶ月
- サポート :ほとんどの場合なし
<特徴>
- 戦略計画やLPのデザイン原稿は自分たちで用意する必要がある
- いかにもテンプレート!ではなく、オリジナルでデザインを作成してくれる
- LP公開後は修正などのサポートがある場合もあるが、ない場合もある
<こんな方におすすめ!>
- 費用は抑えながらも、デザインにこだわったLPが作りたい方
- 原稿は作成するが、コンテンツの構成についてなど少しアドバイスも欲しい方
相場③ 30~50万円
本格的にLPを作りたい方は、30〜50万円ほどの相場で作成してもらうことができると思います。
これまでの比較的安い費用のものとは違い、業界調査なども行ってもらえるため、コンバージョンに強い戦略的なLPを作ることができます。
- 目的 :コンテンツや構成にもこだわりたい
- 発注先 :中小規模の制作会社
- 制作期間 :約1ヶ月~2ヶ月
- サポート :一部あり
<特徴>
- オリジナルデザインで作成
- 制作会社が戦略設定からLPの原稿まで準備してくれる
- LP公開後の修正などにも対応してもらえる場合あり
<こんな方におすすめ!>
- 業界調査や戦略的な部分から依頼したい方
- コンテンツも効果が出るようしっかりと作り込みたい方
相場④ 50万円以上
50万円以上の相場になると、本格的にマーケティング全体の支援までしてもらえる場合が多いです。
この価格帯は単に制作費というのではなく、戦略やその後の改善などの「 コンサルティング料金 」が上乗せされていると考えてください。
- 目的 :マーケティングに強い本格的なLPを作成したい
- 発注先 :中小規模の制作会社 / 大手制作会社
- 制作期間 :約2ヶ月~3ヶ月
- サポート :一部あり
<特徴>
- 実績やノウハウが豊富な、実力のある制作会社に依頼できる
- 制作会社が戦略設定からLPの原稿まで準備してくれる
- LPの改善サポートまでしてもらえる場合が多い
<こんな方におすすめ!>
- ノウハウのある制作会社にLP公開後のコンサルティングまでお願いしたい方
- 費用が高くても高確率でコンバージョンに繋がるLPを作りたい方
おすすめの制作会社一覧
フリーランス / 個人運営の制作会社一覧
◆Crowd Works( クラウドワークス )
画像引用元:「 クラウドワークス 」公式HP
「 クラウドワークス 」と呼ばれるサイトには、クラウドソーシングサービスを利用して様々な仕事を受注している「 クラウドワーカー 」が存在しています。
その総ユーザー数は業界ナンバー1を誇り、300万人を超すユーザーの中にはもちろんランディングページの制作を受注している、いわばフリーランスの人たちが多く在籍しています。
サイトでは、実際に活動しているクラウドワーカーの実績や評価を簡単に確認することができるので、安心して依頼することができます。
より自社にあったランディングページを作成してくれそうなクラウドワーカーを探すために、サイト内で具体的に検索してみるのも良いでしょう。
また、こちらから人材募集をかけられるのもクラウドワークスの特徴です。
こちら側が人材を探すためにひたすら検索するだけでなく、同時に他の企業がどのような内容で募集しているのか、どのくらいの報酬額を設定しているのか、などを参考に募集をかけておくと効率が良いと思います。
安い費用で依頼したい方は、ぜひ一度下記のリンクからクラウドワークス内のクラウドワーカーの評価を覗いてみてください。
→ LP制作に関するスキルを持つユーザーの一覧ページはこちら
→ LP制作ができる人材を募集している企業一覧ページはこちら
◆nanoTRACK( ナノトラック )
画像引用元:「 nano TRACK 」公式HP
nanoTRACKは業界最安値のLP制作会社で、制作費は55,000円〜という驚きの価格帯が特徴です。
価格が安い分当たり前かもしれませんが、対応してもらえる作業は「 デザイン 」と「 コーディング 」の2つのみになるため、原稿や素材は依頼側が用意することになります。
nanoTRACKには主に3つの制作パターンがあるため、それぞれ簡単に内容を紹介します。
テンプレートデザインの場合
金額 :55,000円
含まれるもの
- デザイン( メインビジュアル1点・画像5~12点 デザイン修正無制限 )
- コーディング
- お問い合わせフォーム
- 各種ブラウザチェック
オリジナルデザインの場合
金額 :88,000円
含まれるもの
- デザイン( デザイン縦サイズ10,000px[約A4用紙12枚]まで / デザイン修正無制限 )
- コーディング
- お問い合わせフォーム
- 各種ブラウザチェック
レスポンシブWEBデザインの場合
金額 :132,000円
含まれるもの
- デザイン( デザイン縦サイズ10,000px[約A4用紙12枚]まで / デザイン修正無制限 )
- コーディング
- お問い合わせフォーム
- 各種ブラウザチェック
※それぞれ有料素材を利用する場合は、素材購入費用が別途必要。
今の時代、スマホでも綺麗に見えるようなページを作成しなければ離脱率やコンバージョン率に大きく影響するため、少しコストがかかってもスマホファーストなページを実現したい方は、「 レスポンシブWEBデザイン 」を選ぶと良いでしょう。
最短5営業日で納品が可能なため、とにかく「 安く 」「 早く 」ランディングページを作成したい方にオススメな制作会社です!
◆Shin Design( シンデザイン )
画像引用元:「 シンデザイン 」公式HP
東京都小金井・国分寺にてフリーランスで活動するShin Design( シンデザイン )はホームページ作成専門のWEBデザイナーです。
ランディングページの制作も80,000円〜と安い価格帯で受け付けています。料金はページの長さによって変動します。
大手のWeb制作会社などと違い、基本的に1人で打合せやデザイン・制作までを一貫してワンストップで行われているため、効率的に制作を進めてもらうことができます。
普段のやり取りから制作に関する説明に関しても、別の担当者から聞いたことを伝えられるのではなく、制作している本人から直接説明を受けれるという点は、フリーランスに依頼するメリットだと言えます。
制作期間は、約1ヶ月前後と表記されていますが、詳しくはお問い合わせください。
中小規模の制作会社一覧
◆ランディング制作.JP( 株式会社Ryuki Design )
画像引用元:「 ランディング制作.jp 」公式HP
LP制作に特化した会社で、数千というページ数のLP制作実績を誇り、大手企業のLP制作も多数手掛けている実力派の制作会社です。
こちらもページの長さによって価格は変動しますが、デザインとコーディングのみを依頼する場合の価格帯は15万円前後。
リーズナブルな価格設定にも関わらずデザインのクオリティは高く、レイアウトやコンテンツアイデア案のサポートがあるのも嬉しいです。
美容関係、スイーツ、健康食品、サービス商材の実績が多数あるため、そうした商材のLP作成が必要な方はぜひ一度見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか。
◆株式会社シード
画像引用元:「 株式会社シード 」公式HP
株式会社シードはLP制作だけでなく、Webサイト制作全般、広告代行やSEO対策など幅広い事業を展開している会社です。
LP制作に関する特徴は、「 売れるデザイン 」にこだわって制作しているところです。コンバージョン率( ユーザーの行動 )を高めることを重視して作成してもらえるのがポイント。
幅広いジャンルのLP制作実績がありますが、特に美容系・健康食品に関するLP制作が多いそうです。
中心価格帯は30万円程度で、コンテンツの内容によっても価格が変動します。
実際にLPを改善して、月間のユーザー獲得数4.6倍、コンバージョン率2.6倍アップなどの素晴らしい実績もHP内に掲載されているので、参考にしてみるといいでしょう。
◆株式会社ギャプライズ
画像引用元:「 株式会社ギャプライズ 」公式HP
株式会社ギャプライズは、インターネット広告代理店事業なども運営しており、ランディングページ最適化( LPO )に強いLP制作会社です。
強みとしてはリスティング広告運用目的のランディングページ制作実績が豊富なため、 そうしたランディングページの制作・改善を依頼したい方におすすめです。
業界歴が長いためノウハウ蓄積量はトップクラスで、キーワードに応じた制作提案などにも対応してくれます。
制作費用は40万円〜という感じですが、内容によってはさらにコストがかかってきます。実力のある制作会社ですので、気になる方は一度HPを覗いてみてください。
◆株式会社ウォルトメディア
画像引用元:「 株式会社ウォルトメディア 」公式HP
株式会社ウォルトメディアは、健康食品、化粧品のEC定期通販などのLP制作を得意とするマーケティング会社です。制作実績はスタートアップの会社や商品から、かなり売上げ規模の大きいものまで様々。
これまでの比較的低い相場の制作会社とは違い、市場・競合調査などのリサーチから商品開発、プロモーション戦略立案など幅広いサポートがあります。
デザインとコーディングのみの依頼で価格帯は60万円ほど。追加で修正を依頼した場合には料金がかかることもありますので、気をつけましょう。
どうしてもコストはかかってしまいますが、LP制作だけに止まらず、商品の原料調達など商品設計から依頼することもできるなど、ビジネスを一からサポートしてもらいたい方にとってはかなり強い味方になってくれます。
大手制作会社一覧
◆株式会社LIG
画像引用元:「 株式会社LIG 」公式HP
株式会社LIGは業界大手といえるLP制作会社で、デザインやコーディング、ライティングなどに加えて、戦略設計などの企画の部分で強い制作会社だと言えます。
また、高いデザイン力や、アニメーション、イラストの企画や制作にも対応してもらえます。
通常のようなリスティング広告で運用するLPというよりかは、SNSなどで「 バズらせて拡散させる 」という要素が大きいのも特徴です。
やはり業界トップクラスの実績もあって、費用はおおよそ100万円以上になってきますが、主にSNSマーケティングとして運用できるようなLPを制作したい!と思われている方にオススメの制作会社です。
◆baigie(株式会社ベイジ)
画像引用元:「 株式会社ベイジ 」公式HP
株式会社ベイジは「 BtoB専門のLP制作会社 」で、主にリード獲得用LPを制作しています。
必要のないイラストなどは、一切入れない文章の伝わりやすさを意識したデザインや、戦略設計とターゲット分析に関するスキルが高いことが特徴です。
BtoBには、BtoCとは違った特有の課題があります。
株式会社ベイジでは、BtoBの勝ちパターンを網羅した180項目におよぶ独自の改善メソッドと、140項目におよぶ独自の制作ワークフローを駆使しながらBtoB専門のLPやマーケティングにおける課題を丁寧に解決してくれます。
費用はおよそ100万円〜と決して安くはありませんが、BtoB向けのLPを作成する方にはピッタリな制作会社です。
LP制作会社を選定する際のポイント
先ほどの説明で、相場ごとの強みや弱みをなんとなく理解していただけたかと思います。
しかし、価格帯が同じであれば同じクオリティのランディングページを作成してもらえるのかと言えば、それはそうではありません。
次はランディングページ制作を外注する場合、「 信頼できる制作会社 」を選ぶ際のポイントを紹介します。
①自社と同じ業界、商品のLP制作実績がある
ランディングページと一括りに言っても、業界や業種、商材は色々あります。
こちらが求めている行動をしてもらうことを「 コンバージョン 」と言います。
扱う商品によって何をコンバージョンとするかは異なりますよね。「 購入 」「 サービス申し込み 」「 問い合わせ 」など様々です。
どの商品に対してもこの構成だと間違いない!という王道モデルのようなものはなく、それぞれの業界や商材によって効果的なデザイン、構成、キャッチコピーなどが存在します。
ランディングページの特徴は、ユーザーの興味を惹く工夫を存分に施せることですが、もしユーザーのニーズにマッチしていない場合は、すぐに離脱されて終わりという悲しい結果にもなりえます。
だからこそ、自社と同じ業界、商材の制作実績がある制作会社を選ぶというのは、何よりも重要だと言えます。
②価格だけでなく「 作業範囲 」を重視する
制作会社ごとの違いもよく分からないという場合は、価格帯の安さで選んでしまいがちです。
下記のような例があるため、注意しましょう。
- 制作期間によっては費用が高くなってしまう場合がある
- デザイン作成に制限があり、思ったようなページが作れない
- 納品後は修正対応をしてもらえず、運用しながら改善できない
- リスティング広告とセットになっており、追加で費用がかかる
③効果的な提案をしてもらえるかどうか
相場が30万円以上になると原稿を制作会社側で作成してくれる場合が多いのですが、比較的低い相場の場合は、自分で構成を考えて提出することになります。
その時に、提出した構成案通りにただ作成されるのか、効果的なLPとなるように修正提案を出してもらえるのかでは大きく違います。
自分では、上手くコンテンツを盛り込んで構成できたつもりでいても、プロの力を借りることで、コンバージョンにより直結するLPを作成することができます。
そのため、多少コストが高くなっても、そうした対応をしてもらえる制作会社を選ぶことをおすすめします。
それでは、次におすすめの制作会社をいくつか紹介しますので、これらのポイントを踏まえた上で自社に合う制作会社をピックアップしてみましょう。
LP制作の料金・費用の落とし穴!注意したいポイント
制作会社によっては、制作費用とは別に発生する費用がある可能性もあります。特に、下記4点については事前によく確認しておきましょう。
1. 改善サポートはしてもらえるか
ここまで読んでくださっている方はもうお気づきかもしれませんが、多少コストがかかっても、改善サポート( LPO )をしてもらえるかどうかは非常に重要です。
「 初期費用が安いから選んだのに、改善サポートを頼むと追加で費用が発生した・・・ 」などという話もよく耳にします。
改善サポート費用が高くて途中で依頼する制作会社を変えるなんてことになるのを防ぐために、改善サポートがセットで含まれているかどうかを必ず確認しましょう。
2. ブラウザ・OS対応はしてもらえるか
今日、スマホでインターネットが当たり前の時代ですので、必ずスマホでアクセスした時も綺麗に見える「 レスポンシブ対応 」で作成してもらいましょう。
その際、レスポンシブ対応に加えて、ブラウザ対応にも別途料金がかかる場合がありますので、確認してください。
3. バナー制作は別料金になっていないか
LPの大きな特徴として、ほとんどのユーザーの流入元は、検索の上位表示ではありません。「 広告バナー 」から入ってくるユーザーが多いです。
そのため、LPを制作する場合はセットで必要になることを念頭に置いておきましょう。
ほとんどの制作会社が対応してくれるそうですが、別料金になる場合はコストがかかってしまうので、こちらも事前に確認して下さい。
4. リスティング広告を運用してくれるのか
先ほどのバナー広告と同様、LPは基本的にリスティング広告を利用して広告運用をします。そのため、制作会社がそのまま広告運用を行なってくれるのかどうかまで確認しておくのが無難です。
ランディングページの総制作費を左右する要素は?
先ほどのトピックでは、制作会社の料金設定で注意していただきたいことを紹介しました。
最後は、制作費用のアップダウンに関係してくる要因をおまけ程度に紹介します。
1. 素材の有無
例えば、アイキャッチと並べるメイン画像や、その他LP内に挿入する画像などのことです。
これらを自社で撮影、または有料画像サイトなどでダウンロードして準備する場合は良いですが、制作会社に依頼する場合は料金が上がることが多いです。
2. 撮影の有無
先ほどの「 素材 」の延長線になりますが、画像がなく、撮影が必要な場合はカメラマンの人件費、設備費、レタッチ費などが必要となってきます。
追加でかなり費用が必要になるため、性能の良いカメラがあり、カメラの知識があるスタッフなどがいる場合は、自社で用意するとコストを削減できます。
3. LPのページの長さ
LPは基本的に1ページだけなので、料金は特に変わらないのでは?と思いがちですが、1ページの長さを「 px 」単位、もしくはA4サイズ何枚分という単位で測られる場合があります。
その他にもコンテンツの数などで決まる場合もあります。
だからと言ってページを短く、コンテンツを少なく作成すればいいというものでもありませんが、コンバージョンを獲得するのに必要な情報だけをまとめるというのは重要かもしれません。
4. LPのボリューム量
例えば、コンテンツとして動画などを入れたい場合、費用はその分多くかかることがあります。LPのコンテンツ量、サーバの有無などの規模によって費用が異なるので注意しましょう。
5. 納期( 制作期間 )
依頼側の都合でかなりタイトな納期で作成を依頼する場合、制作会社内でイレギュラーな対応が必要になるため、費用がその分高くなることがあります。
そのため、これまでに紹介した各相場での制作期間を参考に、なるべく無理のないスケジュールで依頼するようにしましょう。
6. 広告運用の有無
広告の運用と合わせて依頼したい場合もありますよね。その場合は運用費が追加で必要になってきます。
運用をお願いすることで、ユーザーの反応を見ながらデザイン修正などをしてもらえるため、運用しながらコンバージョンに繋がる効果的なLPへ改善してもらうことができます。
関連記事:【SEO対策完全版】LPを上位表示する方法から改善まで詳しく紹介!
まとめ
ランディングページは基本的に、全体の制作工程の中で
- どこまでの工程を自社で行うか
- 始めの戦略や、運用にどこまで力を入れるか
によって価格帯が左右されるということをお分りいただけたかと思います。
決して価格が安い、高いだけで制作会社を決めるのではなく、あなたが依頼者として取れる時間や知識・ノウハウに応じて作業範囲を決め、残りの作業を任せたいと思う制作会社に依頼することをオススメします。
しかし、ウェブサイトを見ただけでは自社の求めているクオリティのランディングページを作成するのに、結局総額でいくら費用がかかるのか判断するのは難しいと言えます。
制作会社に依頼する前には見積もりをもらうことができますので、まずはピックアップした制作会社から具体的な見積もりをもらうことからはじめてみましょう!