隙間時間にあなたが手にしているものは何でしょうか。 多くの人がスマホを片手に持ち、日常を過ごしています。
気になったことがあれば、瞬時に検索し、欲しい情報を得る。
すでに、検索行動は消費者の生活の一部だといえるでしょう。
消費者自らの検索によって商品やサービスのホームページへとたどり着く機会は増えています。
あなたの商品やサービスのホームページでは提供価値をユーザーに正しく伝えられているでしょうか。
社会環境やユーザーに合わせて適切な情報発信をホームページにて行っていきたいですよね。
それだけでなく、ホームページに人を呼び込むには、検索エンジンで見つけもらう、広告の展開、SNSの活用といった手法があります。購入率を上げるためには、ランディングページの運用やコンテンツマーケティング活動があります。
このようにホームページだけではないWEBマーケティング。今回は様々なWebマーケティング手法をご紹介していきます。
Webマーケティングを設計しよう
ホームページは作成して終わりではありません。あなたの事業に良い効果を産み出すこと。 それがホームページの役割です。
事業に良い効果を産み出すために、あなたのホームページで取り組むべきWebマーケティングについて考えていきたいと思います。
全体のマーケティングから考える
商品やサービスのイメージはユーザーとのすべての接点から形作られます。 よってホームページは、商品やサービスの価格と機能、パッケージやストアデザインです。
店頭での販促キャンペーンにSNSアカウントでの投稿など。リアルもデジタルも併せた、すべてのマーケティング活動の一部になります。
ホームページとそれ以外との足並みが揃っており、すべての接点に一貫性があること。 それを忘れては、目指す効果に到達できません。
ソーシャルメディア時代のマーケティングフレームワークで考える
現在の消費者の購買意思決定プロセスは、ULSSASの法則( 株式会社ホットリンクが提唱 )で説明されます。
参照:https://www.hottolink.co.jp/service/method/ulssas/
広告や投稿が目に留まり認識され、好ましい感情が沸くと、検索エンジンやSNSにて比較検討されます。その後、ようやく購入。その購入が拡散される、という流れです。
まずは目に留まってもらう施策、 関心を沸かせる施策、 比較検討してもらう施策、 そして購入してもらう施策、最終的にはリピート購入してもらう施策、とそれぞれに設計します。
どの点でのユーザーの行動変容を目指し、どのツールを用いるのかをはっきりさせておきましょう。
また施策にはすぐに効果がわかるものもあれば、時間がかかるものもあるという認識も必要です。
ホームページの現況を把握する
施策を講じる前にホームページの現況をしっかり把握しておきましょう。
どれだけ優れたWebマーケティングを実施して、ホームページへの流入を増やしても、ホームページ自体が魅力的でなければ購入へとは至りません。 ポイントはターゲットと価値。
ターゲットに対して、自分のことだと思わせる文脈になっているでしょうか。
どんな課題や不満が解決できるのか提供価値が伝わる内容となっているでしょうか。
この2点が専門用語を使わずに、ユーザーが興味を保って読み切れる文章量で書かれているでしょうか。
伝えたいメッセージが相手に正しく伝わる状態であるかを確認し、Webマーケティングを実施する前に内部修正を行いましょう。
ホームページのアクセス解析をする
改善を行うために押さえておきたい重要な数値がいくつかあります。
Google アナリティクス( https://developers.google.com/analytics?hl=ja )は、無料でアクセス解析できるツールであり、誰でも活用できるようになっております。
まず、ページ閲覧数であるPV( ページビュー )、訪問者数であるUU( ユニークユーザー )です。
季節性で変動はないでしょうか。法則がわかれば、例えば数値が下がる時期にキャンペーンを行うといった対策が取れます。
続いて、年齢と性別といったユーザー属性と曜日別、時間別のアクセス数です。
これらは実際にアクセスしているユーザー像の想定に役立ちます。例えば、土日はアクセス数が落ち、
平日の日中に上がるのであれば、ビジネス利用が多いのかも知れません。
ここではあなたの商品やサービスのターゲットと一致しているかどうかも確認しましょう。
もし違いがある場合には、ターゲット層に響く内容をホームページに加える必要があります。
次に、流入経路と流入キーワードの確認です。
ユーザーの興味の対象が分かります。その興味をより満たす内容を揃えれば、ユーザーの満足度を上げられます。
広告からアクセスされたのか、検索されたのか、経路を知ることは、今後のWebマーケティング手法を決める際のヒントになるでしょう。
最後に、ホームページへのアクセスユーザーに対し、商品やサービスの購入といったアクションを行ったユーザーを集計した数であるCV( コンバージョン )です。
CVが低ければ、どこのページで見ることをやめてしまったのか、ページ内でのユーザー行動を確認します。
どこのアクションボタンが1番クリックされているかを知れば、ユーザーにとって回遊しやすいレイアウトも見えて来ます。
これらの数値は、ホームページの課題発見に活かせますね。
時代に合わせて変化していくマーケティング手法を理解する
コロナウイルスのパンデミックはデジタル導入の流れを加速させました。
世界最大の経営コンサルティングファームであるアクセンチュアの最新調査( https://www.accenture.com/us-en/insights/consumer-goods-services/coronavirus-consumer-behavior-research )では、「 これまでECやデジタル技術を敬遠していた消費者層のためらいが取り除かれた 」ことが示されています。
また、「 すべての製品・サービスをオンラインで購入していると答えた消費者は32%を占め、この数字は今後37%に上昇する 」と予想。 このように社会の状況によって、消費者の行動は変化していきます。
またWebマーケティング業界は日進月歩。毎日のように新しい情報が現れます。広告運用に関する規約やSNSの運営ルールにもたびたび変更が加えられています。
一度設定したからと放置せず、常に変化に対応できるWebマーケティング体制を整えましょう。
マーケティング手法①Web広告
消費者がみな、あなたの商品名やサービス名を認識しており、商品が欲しい時に想起されて、検索エンジンに正しく打ち込んでくれれば、宣伝の必要はありません。
あなたの担当する商品やサービスは今、その状態ですか。 その問いにyesと答えられる方は少ないでしょう。人を呼び込む手法として、Web広告があります。広告にもいくつか種類がありますので紹介します。
リスティング広告
検索連動型広告です。検索をかけたキーワードに関連した広告が表示される仕組みです。 キーワードは自由に設定できます。あなたの商品やサービスに関連した検索されやすいワードを設定しましょう。
ただ、多くのユーザーが検索するビックワードですと、キーワード設定する競争相手は増えます。逆に絞り込みすぎると、表示される回数が減り、知ってもらう機会を損失してしまいます。
というのは、リスティング広告はオークション形式。入札の価格と品質スコアとで掲載順位や、掲載そもそもの可否が決まるのです。
よって、キーワード設定はこの見極めが必要です。キーワード設定後には表示順位や回数などの効果を確認し、
費用対効果を分析する必要があります。
短い間隔でブラッシュアップしながら運用する広告であることを覚えておきましょう。
検索エンジンはGoogleとYahoo!JAPANが国内シェアの9割を占めていますので、Googleリスティング広告とYahoo!プロモーション広告を利用するのが一般的です。
リターゲティング広告
ホームページを訪問したことのあるユーザーだけに絞って表示させる広告です。Web上では、比較検討が容易なので、一度、ホームページには訪れたものの、買わずに悩んでいる状態というユーザーは多いはず。
そんな、買わずに離脱してしまったユーザーに向けて、ピンポイントのアプローチができる広告手法です。また購入してくださった方に別の商品やサービスの紹介広告を表示させても良いでしょう。
アフィリエイト広告
ブログやホームページに広告を掲載してもらい、その広告経由で売上が発生した場合に、費用を支払う広告です。マス広告より低費用で取り組めます。
リスティングやリターゲティング広告は興味が顕在化しているユーザーに向けてのアプローチです。それに対して、アフィリエイトは、もっと幅広く認知獲得を目指せます。
あなたの商品やサービスに関わる分野に特化したページやブログに広告を掲載することは、潜在顧客への訴求となるでしょう。
仲介企業としてはA8.net(株式会社ファン コミュニケーションズ)、afb( 株式会社フォーイット )、Felmat( 株式会社ロンバート )、もしもアフィリエイト( もしも )、レントラックス( 株式会社レント ラックス )が有名です。
あなたのブランドや商品にとって悪影響を与えるページに掲載されることがないように、ターゲティングがどの程度出来るか、必ず確認しましょう。
バナー広告
ディスプレイ広告とも呼ばれ、ページに画像や動画を掲載する広告です。情緒性の高い商品やサービスに向いています。視覚的アプローチでイメージを植え付けられるからです。当然ですが、画像と動画のクオリティーによって、広告効果が左右されますので、こだわって作成しましょう。
SNS広告
国内におけるSNS( ソーシャルネットワーキングサービス )の利用者は現在も増加を続けています。
2020年末にはアクティブユーザーが7,975万人に達する見込みです
( 株式会社ICT総研 「 2020年度 SNS利用動向に関する調査 」よりhttps://ictr.co.jp/report/20200729.html )。
SNS広告のメリットは、ターゲッティングしやすいこと。SNSが保有する個人の情報を利用して広告の掲載先を選別します。
年代や性別といったデモグラフィックだけではなく、興味のある分野など選別が出来ます。細かなターゲッティングが可能となれば、あなたの商品やサービスに当てはまる層に情報が届きやすくなります。
タイムラインに自然に溶け込む表示である点もメリット。ユーザーに比較的受け入れられやすいとされています。
以前ならばユーザーは、商品やサービスの購入前にテレビといったマスメディアや検索エンジンで情報を収集していました。しかし現在ではSNSでの検索が増大。
SNSではリアルな情報を手にいられるとユーザーが感じているためです。
国内で利用率が高いSNSのTOP5は
LINE( ライン )で77.4%
Twitter( ツイッター )が38.5%
Instagram( インスタグラム )が35.7%
YouTube( ユーチューブ )が23.2%
Facebook( フェイスブック )が21.7%
( 上記調査内 )
このツール全てでSNS広告が運用できます。
記事広告
Web上の大手媒体に料金を払い記事を書いてもらう広告サービスが記事広告です。効果は媒体選定によって左右されます。あなたの商品やサービスのユーザーに最も近いユーザーを囲うメディアがなんであるのか吟味しましょう。
顧客調査により、ユーザーが頻繁に訪問する媒体がわかっていれば、よりユーザーに刺さる出稿先が選べます。昨今は、無料のニュースアプリが台頭。グノシーやなど、記事広告の掲載が可能な人気ニュースアプリもあります。
Web広告の料金形態
web広告では料金の発生タイミングが数タイプで用意されています。一般的な広告とされる、枠を購入し掲載する純広告以外にもタイプがありますので確認しましょう。
まず、インプレッションと呼ばれる広告表示の回数で料金が決まるタイプと、広告クリックの回数で料金が発生するクリックタイプ。これらは上限の回数を決められるので予算設計できます。
他に広告流入から購入に結びついた際に料金が発生する成果報酬タイプ。費用対効果が明確に分かりますね。
最も予算設計しやすいのは、定額保証タイプ。定期単位での料金が決まっているタイプの広告です。あなたの商品やサービスの管理に適したものを選びましょう
マーケティング手法②SEO( 検索エンジン最適化 )
人をホームページへ呼び込む手法として広告以外にSEOがあります。
なぜなら、ホームページへの訪問は依然として検索を介することが多いからです。検索エンジンの検索結果として表示された情報の中から、あなたは上から何個目の表示までをクリックしページを訪問するでしょうか。
当たり前ですが、上位に表示されるほどクリックされる可能性は高まります。
SEO対策のキーワード設定
どんなキーワードで検索された時に、あなたの商品やサービスのホームページが上位表示されたいか。そのキーワード設定がSEO対策のカギを握ります。
キーワードによっては上位表示の難易度は相当な高レベル。加えて上位表示されても、ユーザーの意図と反したページになっていたら、決して売り上げには繋がりません。
適度な検索ボリュームと競合性が高すぎないキーワードを設定しましょう。キーワードは1つのページにあれもこれもと入れずに1ワードにします。そして、キーワードは必ずタイトルの前半に入れましょう。
SEO対策における検索エンジンの評価
検索エンジンには評価基準があります。検索エンジンに質が高いと評価されると、表示の順位は上がります。
例えばGoogleとYahoo!JAPANではExpertise=専門性、Authoritativeness=権威性、Trustworthiness=信頼性が重要視されます。
Expertiseとは、専門的な情報を提供していること。特定の分野で確かな経験や知識を保有していると評価されます。
Authoritativenessとは、コンテンツを作成した人がその分野にて優れていること。
例えば、医師による健康促進の記事は安心して読めそうです。作成者の知名度の高さによっても評価されます。
Trustworthinessとは、ホームページの運営が信頼できる、コンテンツの内容が信用できるものであること。
例えば、区役所のホームページの情報を疑う人は少ないでしょう。運営者情報や著者情報が開示されていることは重要ですので、必ず明記してください。
知識と経験に依る、ユーザーにとって新しい視点や有益な情報を提供するページに仕上げる必要があるということですね。
統計的に見てページ内の文字数は多い方が優位です。
マーケティング手法③LPO( ランディングページ最適化 )
ランディングは着地の意味。つまり、ランディングページとは、検索エンジンでの検索結果や表示された広告をクリックしたユーザーがホームページに訪れた際に、最初に着地するページのことです。
検索をする、クリックをするなどと、既に行動を起こしているユーザーは、その商品やサービスに少なからず興味を抱いています。
その興味に沿った内容を提示して、少しでも商品やサービスの購入に近づける。そのためにランディングページがあるのです。
離脱をくい止める
購入へと至らせるために、ブラウザを閉じたり、前のページに戻ったり、別のページに移動したりする離脱を、最小限に食い止める工夫を施します。
ランディングページは、検索BOXに入れたワード毎、広告クリエーション毎に用意しても良いでしょう。 また、購入までの導線を最短にするための購入ボタンの配置を工夫。
端的なキャッチコピーを並べて1枚ページで作成するといった手法があります。検索結果や広告をクリックしてくれた各ユーザーにとって、最適な情報を伝えるページを作ることを追及していきましょう。
CVR( コンバージョン率 )チェックで改善する
コンバージョン率とは、ページへ訪問したユーザーのうち、購入へと至った割合のこと。
ページの途中で離脱したり、別のページへは遷移したりせずに帰ってしまったらコンバージョン率は低下します。
コンバージョン率が低いランディングページは効果的とは言えません。
制作、運用したランディングページの直帰率や離脱率を常に観察しましょう。
広告クリエーション毎やランディングページ毎に差が生じていれば、より効率の良い方を用います。
先月と今月でコンバージョンが変化することもあります。ときには曜日や時間によっても変化するかもしれません。注意深く観察し、継続的な改善を行いましょう。
マーケティング手法④コンテンツマーケティング
コンテンツとは、文章や画像、動画などの情報やデータのこと。 ユーザーは知りたいことは自ら検索し探し出す時代です。
検索からページへと閲覧に来たユーザーが継続的な訪問をしてくれるようにコンテンツを整え、最終的には購入へとつなげる作業。
それがコンテンツマーケティングです。
コンテンツでは、商品やサービスが伝えたい内容を一方的に発信するようなアピールはしません。
ユーザーにとって有益な情報のみを発信します。
そのためにターゲットユーザーの検索ニーズを調査。不満や疑問に応えたり、課題や不安を解決したりするコンテンツを揃えていきましょう。
有益な情報が常時、発信されることによって、ユーザーはその商品やサービスを徐々に信頼。
ユーザーとの関係を、時間をかけて密にすることで、ユーザーの態度変容を促します。
あわせて、質の高いコンテンツであれば、検索エンジンからも評価され、集客導線を増加させるでしょう。
コンテンツマーケティングはこのように制作に時間を要します。定期的な制作体制も必要です。
成果がでるまでにも時間のかかる長期施策であることを念頭に、施策設計しましょう。
マーケティング手法⑤SMM・SMO( ソーシャルメディア最適化 )
SNSで自社アカウントを運用しながら集客する手法のことです。 SNS広告の項でも記しましたが、最近の情報収集の手段はSNS検索に移ってきています。
企業からの一方的な発信より、自分の信頼する誰かによるシェア情報の方が、ユーザーにとって受け入れられやすい情報となっているようです。
どこで出会った情報であるか、誰が発信した情報であるか、 それが重要視される時代だからこそ、 SNSでの情報の拡散は有効なのでしょう。
SNS運用のポイント
SNSアカウントを作成し投稿するだけでは、ホームページ以外に情報発信ツールが増えただけで終わってしまいます。
過去のユーザーによる投稿を分析し、ユーザーがSNS内で投稿したいと思うようなテーマを発見しましょう。そのテーマに沿って、投稿だけでなく、キャンペーンやイベントを開催します。
特定のハッシュタグで投稿募集するキュレーションタイプ。応募を募り、当選者を決めるコンテストタイプなどがあります。その際には賞品といったインセンティブを準備すると、ユーザーの投稿のモチベーションを刺激できるでしょう。
LINE( ライン )
LINEは、トークとタイムラインの2軸で訴求が出来ます。コメント代わりにスタンプが活用される点も特徴。年代、性別問わずに幅広く利用されています。
ただ、本年5月にテレビ番組がきっかけで「 #LINE離れ 」がTwitterトレンド入りしました。SNSアプリの増加でLINE一強という情勢は変わりつつあるようです。
もともとプライベート利用が多かったものが、仕事や学校の連絡網としても活用されており、パブリック面が強くなったことも原因かもしれません。
トークの既読率が他のSNSと比較し圧倒的に高いですし、配信できるコンテンツの種類も豊富という企業アカウントにとっての利点もあります。
クローズドな環境でのアプローチであることからクーポン配布や個別の問い合わせ対応にも有利です。地域密着型の商品やサービスに向いています。
Twitter( ツイッター )
Twitter匿名登録なので本音の会話がうまれやすく、140文字以内という短さが手軽なでリアルタイムなコミュニケーションを生み出します。
ニュースやトレンドの検索や情報取得ツールとして活用されています。リツイートにてシェアされやすい、
その伝播力の高さが特徴。フォロワー以外にも情報を届けられる点が魅力です。
一般ユーザーと同様に表示されるプロモツイート、トレンドリストに掲載されるプロモトレンド。
おすすめユーザー枠や検索結果に表示されるプロモアカウントといった広告サービスがあります。
ユーザー層が若年層だけでなく、50~60代と高い年齢層までカバーしているので、年齢に縛られない商品やサービスの訴求に向いています。
また投稿内容は食レポや体験の感想など、口コミが多く、あなたの商品やサービスに対するユーザー評価収集にも活用できるでしょう。
ユーザーとまるで会話をするようにコミュニケーションをとることで、1つの独立したキャラクターが確立する、
いわゆる“キャラ立ち”というイメージ訴求も可能。
例えばタカラトミー( @takaratomytoys )や、シャープ( @SHARP_JP )、ピザハット( @Pizza_Hut_Japan )などの企業Twitter公式アカウントでのつぶやきが注目を集めています。
Instagram( インスタグラム )
Instagramでは、画像や動画でのビジュアル中心のコミュニケーションが行われています。
ハッシュタグ、フォローの機能で情報取得がしやすいため、検索エンジン代わりの利用も多いSNS。
TikTok( ティックトック )に似たリールという新機能が追加されて、更に注目されています。
一般ユーザーの投稿と同様に表示されるフィード広告、ストーリーズに掲載される広告、発見タブ内に掲載される広告などがあります。
フォトジェニックなコンテンツが作りやすい、ファッションアイテムや化粧品などのブランドが高い親和性を持つとされています。
ウェディングや旅行業界など購入前にお試しが難しい商品やサービスでは、利用シーンを細やかに見せ、ユーザーに疑似体験させることで興味を刺激できます。
YouTube( ユーチューブ )
Youtubeは映像と音声によって体験を共有できるSNSであるため、動画コンテンツでユーザーにアプローチすることができます。10代から50代以上まで幅広い世代の人々に利用されている点が特徴です。
動画視聴開始時に再生されるインストリーム広告、視聴中に流れるバンパー広告、サムネイルに紛れて表示されるディスカバリー広告があります。
投稿の概要欄にリンクを設置し、商品やサービスのLPへと誘導することが可能。
動画を保有しているのであればYoutubeに投稿しましょう。
スムーズな導線によってホームページへの流入口がひとつ増えることになります。
Facebook( フェイスブック )
実名制でかつ、リアルな友人関係が特徴のSNSですが、若者離れが進んでいるとされています。その分、ビジネスユーザーが多い点が特徴。
1つの広告で10件まで画像や動画が掲載でき、更にそれぞれリンクを貼れるカルーセルという広告サービス。スライドショー広告、モバイル上でタップをするとフルスクリーン表示になるキャンパス広告。
イベントに特化し、「 参加予定 」や「 興味あり 」のボタンでアクションしてもえるイベント広告などの広告サービスが用意されています。
Facebookは法人アカウントの場合、他のSNSと比較し、検索で上位に表示されやすい特徴があります。
またユーザーにとって有益だと判断される情報が優先で表示されます。
検索で上がりやすく、SNS内で意向の合うフォロワーには長時間表示されることで、発信する情報がユーザーの目に留まりやすくなります。
Facebookを運用し露出を高めましょう。
マーケティング手法⑥インフルエンサー活用
一般ユーザーに対して影響力の高い、インフルエンサーと呼ばれる個人に対し、投稿を依頼する広告です。
情報収集手法が検索エンジンからSNSへと移っているのは、一般のユーザーの感想や撮影画像の方が信頼できるという考えからです。よってインフルエンサーマーケティングは主に行われるのはSNS上。
企業からの依頼で商品提供やサービスがあったうえでの投稿は、現在「 #PR 」を付けることが主流です。
よって、広告であることが伝わるのは同じなのですが、ライフスタイルに憧れを頂いたり、身近に感じていたりするインフルエンサーが発信者であると、商品やサービスに愛着や親近感を持ちやすいのです。また使用を想像しやすい点もポイントです。
マーケティング手法⑦メールマーケティング
保有しているユーザーのメールアドレスに対してメールを送るメールマーケティング。商品やサービスの展開規模に関わらず、実行できる手法です。
開封率を上げるためには、メール件名は一覧で表示される文字数に収め、差出人名も個人名や担当部署をいれるなど工夫しましょう。
クリック数を上げるために、長文は避け、ひとつのメールに書く要件はひとつに絞ります。
キャンペーンのメールであれば、「 キャンペーン実施中 」と書くのではなく、「今月末まで、送料無料 」と具体的な記載がおすすめです。ユーザーから見たメリットがわかりやすいからです。
商品やサービス、キャンペーンの紹介に限らず、より便利な使い方など、商品やサービスの派生情報を送るのも良いでしょう。ユーザーとのより密な関係の構築につながります。
まとめ
今回はWebマーケティングの様々な手法を見てきました。
ホームページをユーザー視点で整え、アクセス解析をもとに改善。SEOにてユーザーを誘導し、Web広告やSNSで呼び込み、LPやコンテンツを整えることで購入と至らせます。
アフターコロナの社会ではさらにホームページが担う役割は大きくなっていくでしょう。
オンライン上でのコミュニケーションは、都心も地方も関係ありません。商品やサービス規模の大小も同様です。
ホームページを始めとしたWebマーケティングにて、ユーザーとの直接的なコミュニケーションを活性化し、
見込み客を広範囲へと展開。あなたの事業を拡大させることを考えてみてはいかがでしょうか。