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【解説】ホームページの維持にかかる費用について

ホームページの更新はしないから維持費用は掛からないと想定してはいませんか。 オンライン上での公開を維持するだけでも掛かる経費があります。

今回はホームページの作成費ではなく、維持と運営にかかる費用について考えてみましょう。ホームページをビジネスに活用するにはどんな運営を行うべきなのか、それにはどれくらいの費用が掛かるのか説明します。

ホームページ維持費の考え方

ホームページを作成したのはどういった目的からでしょうか。

売り上げUPや見込み客の呼び込みなど目標があり制作しているはずです。とするならばホームページは作って終わりではありません。

ホームページ運営では目標に対する達成度を確認し、そこにズレがあるのであれば軌道修正を行います。

想定より進度が遅いのであればスピードアップ施策を追加するといった見直しの必要があるでしょう。

そう考えると、ホームページの更新や改編が行われないことはあり得ないわけです。

これまでのビジネスを振り返り、目標到達までに完璧に計画通りであった事業や施策がいくつあったでしょうか。ビジネスはいつだって、思い通りには進まないもの。

ホームページの維持費はホームページの目標達成に向けての改善行動には不可欠な経費なのです。

ホームページ維持費に含まれる項目

ホームページを維持するにおいて発生する費用は大概、以下となります。

  • サーバー費
  • 独自ドメイン費
  • コンテンツ更新費
  • SEO対策費
  • 広告運用費
  • セキュリティ費
  • 月額管理費

各々の費用に関して説明していきます。

ホームページのサーバーとは

ホームページは割り当てられたURLによってアクセスできます。ホームページにユーザーがアクセスするとサーバーは保管しておいたファイルを差し出します。

サーバーとはホームページを表示するための情報を仕舞い入れたコンピューター。求めに応じて提供するからサーバー( server )です。

サーバーがしばしば例えられるのが、一軒家やマンションといった物件。場所を借り、そこにモノを保管するイメージです。

保管するには購入費や賃料がかかりますよね。それがホームページにおけるサーバー費です。

サーバーの種類

サーバーには大きく4種のタイプがあります。

  • 専用サーバー
  • 共有サーバー
  • VSPサーバー
  • Cloudサーバー

1台のサーバーをまるごと占有するのが専用サーバー。複数の所有者でシェアして使用するのは共有サーバーです。

専用の場合はサーバーの性能すべてを独り占め。大量のアクセスにも対応可能ですし、使用するソフトウェアの選択も自由です。独自のアプリケーションの開発が行えたり、大規模なキャンペーンサイトの構築も出来たり、運営の幅が広がります。

ただその分、費用は高額。メンテナンスが自己責任のため、サーバーに関する知識も必要となります。

企業ホームページにおいては、専用サーバーまでのスペックを必要としていない場合が多く、利用者が多いのは共有サーバーです。

共有サーバーはメンテナンスの必要がないため、比較的低価格。

他の所有者へのアクセスが増加した場合に支障が出るといわれますが、瞬間的なアクセス増大への対応策を有するサーバーがあります。サーバー選択の際に確認しましょう。

専用サーバーと共有サーバーの良いとこ取りをしたハイブリット型のサーバーもあります。

それがVSPサーバー。

VPSはVirtual Private Serverの略で、訳すと仮想専用サーバーです。

1台のサーバーを複数の所有者で共有しているのですが、仮想的に専用サーバーのパフォーマンスを利用できるように設計されています。

更に最近はオンライン上でサーバー機能を使用する仮想サーバーのCloudサーバーがあります。サーバー容量のコントロールがしやすい点がメリットです。

アクセス集中が起こりそうなときに機能のアップグレードを咄嗟に行えるといった緊急対応をしやすいのです。

よって、Cloudサービスは従量課金制となっているプランが多く、利用度合に応じて料金を支払います。

一般的なサーバー費用

スマホ

専用サーバー、共有サーバー、Cloudサーバー、VPSサーバーの4種ですべてにおいてレンタルサービスが利用可能。

サーバー性能によって、年間レンタル料は5,000円~90,000円と金額には幅があります。

レンタルサーバーサービスの一部をご紹介します。

エックスサーバー

参照:エックスサーバー

国内シェアNO.1でかつ、サーバー処理速度No.1を謳う180万件のホームページが利用しているサーバー。

データを1日1回自動でコピーして保持する自動バックアップ機能があり仮にデータ消去などのアクシデントがあってもデータ復旧可能です。

X10プラン : 月額1,200円/容量200GB/転送量課金なし/独自SSL付き/1年独自ドメイン無料
X20プラン : 月額2,000円/容量300GB/転送量課金なし/独自SSL付き/1年独自ドメイン無料

さくらのレンタルサーバー

参照:さくらのレンタルサーバー

東京、大阪、北海道と国内に3つのデータセンターを保有。専用、共有、VSP、Cloudと4種すべてがレンタルできます。

サイト情報をまとめてバックアップできるスナップショットという機能があり、更新ミスなど万一の場合でも、簡単に後戻りができます。

スタンダード : 月額524円/容量100GB/転送量160GB/日/無料SSL/24時間365日有人監視
プレミアム : 月額1,571円/容量200GB/転送量200GB/日/無料SSL/24時間365日有人監視

iCLUSTA+GMOクラウド

参照: iCLUSTA+GMOクラウド

法人利用が多いレンタルサーバー。というのも複数台のサーバー群による分散処理で高速かつ安定稼働できるから。

障害が発生しても別サーバーが処理を継続します。

レギュラー : 月額1,410円/容量( 最大 )400GB/転送量無料/常時SSL無料
プロ : 月額2,362円/容量( 最大 )600GB/転送量無料/常時独自SSL無料

お名前.comレンタルサーバー

参照:お名前.comレンタルサーバー

GMOによるサービスでドメイン取得と連動して管理が可能。1秒間に処理されたリクエスト数で比較するとサーバー処理速度が速く、かつ年間利用料の安さが特徴です。

36ヶ月払い :月額450円/容量( 最大 )250GB/転送量9.0TB/月/独自SSL無料
1ヶ月払い :月額1,300円/容量( 最大 )250GB/転送量9.0TB/月/独自SSL無料

WADAXレンタルサーバー

参照:WADAXレンタルサーバー

セキュリティ対策に万全の体制を敷いているのがWADAX。セコム不正侵入検知防護システム( IPS )が標準装備。ハッキング、クラッキング、サービス不能攻撃から守ってくれます。

またデータセンターは耐震、耐火、防犯に優れた環境にあり、安心です。

シルバー : 月額1,980円~/容量50GB/転送量無制限/無料SSL/24時間365日有人監視
プラチナ : 月額3,960円~/容量150GB/転送量無制限/無料SSL/24時間365日有人監視

独自ドメイン費用

SNS

オンラインネットワークで住居と例えられるのがサーバーだとしたら、住所と例えられるのがドメイン。その住所は本来IPアドレスと呼ばれる数字の羅列で出来ています。

ただ桁数が多い数字の羅列では覚えづらく区別しづらいため、ドメインという意味を持った言葉の組み合わせが割り当てられます。

住所に全く同じものが存在しないように、ドメインも唯一無二のもの。ドメインの所有者は登録者自身となります。

ドメインを所有していれば、サーバーの変更があってもドメインはそのまま使用が可能です。

ドメインを取得することはホームページ作成において絶対ではありません。

例えばレンタルサーバーやホームページ作成ツールを使用していたら、そのサービスのドメインがあります。サービスに付随したドメインは無料である場合がほとんど。

ただ、だれでも利用できるサービスに付随したドメインは、ビジネス活用するホームページにおいて3点の問題があります。

  • 1つ目はホームページに対する信頼性が低いこと。
  • 2つ目は検索エンジンからの評価が低いこと。
  • 3つ目はサービス終了と共にホームページ自体が削除される恐れがあること。

ユーザーに、「 独自ドメインも取得できない会社って大丈夫だろうか 」と不安を感じさせてしまってはアクセスしてもらえません。

また、サービス終了により検索エンジンから信頼を得てユーザーを獲得したホームページが削除されては大変ですよね。ビジネスとしてのホームページでは信頼感のある独自ドメインがおススメです。

ドメインにかかる費用

独自ドメインには更新費がかかります。更新は基本的には年間契約。料金には幅があり、価格を決めるのはドメインの末尾です。

ドメインの末尾には「 .com 」「 .jp 」など、いろんなホームページで共通してある文字列があり、これをトップレベルドメインと呼びます。

見慣れているトップレベルドメインは先にあげた以外に「 .net 」「 .org 」程度だと思いますが、実は知らないだけで、かなり多くの種類が存在しています。

例えば2013年には「 .tokyo 」が新たに作られニュースになりました。他にも「 .okinawa 」がありますし、地名だけでなく、ホームページの内容がドメインでわかるような「 .events 」や「 .design 」もあります。

このトップレベルドメインによる更新金額の幅は1,000円~300,000円です。

年間トップレベルドメインがSEO対策に影響することはありませんし価格の安いドメインを取得しても大丈夫。

しかし、特定の業界や団体を意味しその利用を制限するものがあるので、登録の際は要件を事前に確認しておきましょう。

コンテンツ更新費

ホームページの表示内容を変更する際にかかる費用です。季節限定商品を入れ替えたり、新しいコラムを追加したり、その作業を外部委託する場合には作業費がかかります。

更新の作業量はさまざま。商品の価格の修正の場合であれば数字2、3個の直しです。キャンペーンの入れ替えであればページ単位での入れ替えかもしれません。

そこで、年間のホームページ運営スケジュールを元に更新費の支払い体系を決める必要があります。

多く発生しないスケジュールならば、テキストや画像差し替え毎の単価だけ決めて都度、払う仕組みを選びます。

一方、スケジュールから年間の作業時間を大まかに算出し、月額制で料金設定することも可能。とはいえ、月額制でも、想定外に作業時間が増せば追加料金を請求されますからご注意ください。

どの支払方法にしても、委託先による金額のブレがありますので、外部委託する際に委託先との事前の取り決めを丁寧に行いましょう。

更新する必要が出てから数社に見積もりを取得し、発注する方法もあります。しかしながらこの対応では時間がかかります。

ビジネスには予期せぬ事態が起こるもの。更新作業と料金の基準はあらかじめ決めておき、スピーディーにホームページを運営しましょう。

無料のホームページ作成ツールを使用されている場合はテキストや画像の差し替えはサービスの範囲内です。

ただ、ページの追加などどこまで対応できるツールなのか確認しておくことをおススメします。

SEO対策費

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SEO対策とはGoogleやYahoo!といった検索エンジンでの検索結果表示で上位に入るために行う施策のこと。

見込み顧客をホームページへと誘導する施策ですから、ホームページでの集客を目標としているならば必ず実施しましょう。

SEO対策は外部委託せず自力で行うことができます。ただ知識が必要ですし、かかる手間は膨大。社内で行うならば専用の人員を置くことになります。

人員を割くことが難しければWebマーケティングの会社やコンサル会社に委託が可能。

SEO対策を委託する場合の支払いは成果報酬型かもしくは月額型です。

それだけ聞くと成果報酬型の方が低リスクに思えるかもしれません。ただ多くの手法のあるSEO対策での成果報酬型は、時間のかかる施策が後回しされ手法が偏る傾向があります。

サイトの作りが構造的に正しいか、表示速度は適切か、良質な外部サイトから被リンクを受けているかなどのSEO対策手法の中で最も時間と手間がかかるのはコンテンツマーケティング。

ユーザーに向けて価値ある情報をホームページから発信し集客する手法。

ユーザーのニーズ調査から始め、質の高い画像やテキストといったコンテンツの作成を定期的で長期的に行う必要があります。

かかる時間と手間から、成果報酬型で委託する場合は取り組まれない場合があるでしょう。とはいえコンテンツマーケティングではユーザーからロイヤルティを獲得しやすいといわれています。

長く愛してもらえるホームページになれるのです。手法の偏りを防ぐために、まずは手法を限定しSEO対策を始めてみてはいかがでしょう。

重要なのは支払い方法ではなく、どういった手法で対策を行なっていくか。

全ての手法を委託先にゆだねれば、SEO対策の費用は月額500,000円以上かかることがあるので、自分たちのSEOに対する知識と経験を徐々に増やしながら、やれることを増やしていくという取り組み方は費用的にもメリットがあるといえるでしょう。

コンテンツ更新と同様に事前の委託先との依頼内容の取り決めが大切になります。

広告運用費

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ホームページへの集客方法にはもうひとつ、広告があります。

リスティング広告やバナー広告といったネット広告を掲示しユーザーをあなたのホームページへと誘導する手法。

SEO対策と異なるアプローチ方法であるため、相乗効果やリスク分散となります。

広告は用いる画像やキャッチコピーと配信ターゲットの組み合わせで、ホームページ誘導や購入といった成果への効率は変化します。

よって、Plan( 企画 )、Do( 実施 )、Check( 効果検証 )、Act( 見直しの実施 )という4段階のサイクルを短期的に回し、より効果のある施策に絞り込みましょう。余計な経費をかけずに済みます。

SEO対策同様に、まずは小さい金額から始めることがおススメです。

あなたの商品やサービスに適した広告アプローチの知見が集まったのちに、広告からアクセスしたユーザーが最初に目にする作り込んだランディングページや、大規模な宣伝SNSキャンペーンを実施してみてはいかがでしょうか。

セキュリティ費

ホームページを運営していく上で、セキュリティ対策は欠かせません。安全でないホームページからは誰も何も購入してくれませんよね。

SSL化とはインターネット上を飛び交うデータを暗号化する技術です。

ホームページにアクセスがあるということはユーザーのブラウザとホームページが情報のやり取りをするということ。このやり取りである通信を暗号化します。

暗号化してあれば、万が一、悪意ある第三者がデータを勝手に傍受しても読み取られる心配がありません。セキュリティ対策を行うことでデータの漏洩も防いでいます。

これまで問い合わせフォームなど個人情報を含む一部の通信のみSSL化されていましたが、近年ではホームページ全体をSSL化対応する、常時SSLが主流となっています。

代表的な検索エンジンであるGoogleはホームページのSSL化を推奨。ホームページ運営には必須の機能なのです。

このSSL化は今では一般的な機能のため、レンタルサーバーがレンタル代金に含んだ提供スタイルがほとんど。

また独自のSSLを設けてセキュリティ強化しているサーバーもあります。レンタルサーバー検討の際には必ずSSL化に関して確認しましょう。

アクセス解析とレポート費

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ホームページがアクセスを獲得できているのか、また購入や成約といった成果に結びついているのか、アクセスの詳細を確認する作業は、ホームページの効率的な運営には欠かせません。

その中でも広く利用されているツールが、Google提供のGoogle Analytics。有料版がありますが、膨大なページ数で展開している大企業でない限り、無料版で十分な情報が取れます。

Google Analyticsでは、ホームページにどんな検索キーワードでアクセスしてきたのか、どのページがよく観られているのかといったアクセスの動向と、ユーザーの志向を推量できる資料を取得できます。

ただ慣れていないと用語の理解から始めなければなりません。データが取れただけで、どこをどう改善すべきなのか、最初はその因果関係がつかめず試行錯誤することがあり得ます。

そこで無料サービスの利用が一般的でありながら、データの解析から施策への落とし込みをレポートにまとめる作業を外部へ委託する企業もいます。

ここは費用をかけるべきか、選択をする項目。社内の実情を鑑みて決定しましょう。

月額管理費

ここまでにお伝えしたサーバーとドメインの設定から管理と維持、さらにセキュリティを制作会社にお願いしている場合には月額管理費というものがかかります。

相場としては月に5,000円から20,000円程度。

Google Chrome、Opera、Safariといったホームページを閲覧するためのウェブブラウザにはアップデートがあります。スマホアプリにも頻繁にアップデートがありますよね。そのアップデートによってホームページの表示に稀にですが不具合が発生します。

会社や店舗の所在地を、Google Map連携で表示させているならGoogle Mapの仕様変更で地図が表示されなくなるかもしれません。

サーバー自体がフリーズする、外部から不正なアクセスがあったらどうでしょうか。有事に備えて24時間365日いつでもリカバリーの作業ができる体制が必要です。

またそういった万が一に備えて、定期的にバックアップを取る必要があります。

バックアップがあれば、表示データに異常が出ても元のデータに戻すことが出来るでしょう。安定的なホームページの表示とアクセス対応を維持するために、こういったメンテナンスが欠かせません。

月額管理費は不具合を起こさないための作業の費用であり、何か起こった場合には対応してもらえる保険費用だと考えましょう。

今ここに述べた内容には保守管理的な項目が含まれています。制作会社によって、保守部分は別に項目を設けて請求する際もありますので、委託時には請求項目と内容をきちんと確認しましょう。

ホームページ維持費の内訳

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説明した項目の一般的な費用をまとめました。

  • サーバー費 : 年間レンタル料は5,000円~90,000円
  • 独自ドメイン費 : 年更新費1,000円~300,000円
  • コンテンツ更新費 : 適宜
  • SEO対策費 : 0円~
  • 広告運用費 : 0円~
  • セキュリティ費 : サーバー費に含む
  • 月額管理費 : 月に5,000円から20,000円

ホームページの作成だけに多くの金額を投資するのではなく、その後の運営を見据えて費用を考えましょう。

まとめ

ホームページが存在する以上はどうしたって必要な経費があることをとわかっていただけたでしょうか。維持費はホームページへの投資。投資しなければ成長速度は鈍化します。

5年や10年といった中長期的視点に立てば、作成費を維持費が金額としては大きくなります。

維持費用を考えずに作成に移るのはとても危険。ホームページ作成時には維持費までを想定してください。

全てのホームページにおいて、今回挙げた全項目の業務が必要というわけではありません。是非、あなたのホームページの目的に合わせて、経費を振り分け、設計することが大切です。

consal

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