Googleマイビジネスでカテゴリー設定を適切なものに設定できていると、検索ニーズに合ったユーザーが店舗を見つけやすくなるため、集客アップに繋がります。
現在はスマートフォンでの検索が主流になっているため、Googleマップに店舗情報の表示があるGoogleマイビジネスへの登録は必須です。
集客を上げたいなら、カテゴリ設定を適切なものにしておく必要があります。
なぜなら情報欄を見て、ひと目で何のお店なのかが分からないと検索したユーザーは満足しないからです。
本記事では、Googleマイビジネスにおけるカテゴリ設定の方法と、集客をアップさせるための設定のポイントを解説していきます。
Googleマイビジネスのカテゴリとは
Googleマイビジネスのカテゴリは2種類あります。
- メインカテゴリ
- 追加カテゴリ
これら2つのカテゴリの違いは以下の通りです。
メインカテゴリ
- 新規登録時に設定
- 登録後に変更も可能
- 登録時に必須
- フリーワードで登録できない
- 指定できるのは一つだけ
追加カテゴリ
- Googleマイビジネスにログインして設定
- 設定は任意
- フリーワードで登録できない
- 最大9個まで設定可能
いずれの場合も自身で新しくカテゴリを作成することはできないため、自社のビジネスのサービス内容に近いものを選択しましょう。
Googleマイビジネスでカテゴリを登録する方法
ここではGoogleマイビジネスを新規作成する場合のカテゴリ設定方法を解説していきます。
Googleマイビジネスのカテゴリが指すものは基本的に、「 メインカテゴリ 」です。
メインカテゴリは自社のビジネス全体を表すものに決めましょう。
ビジネス情報を登録する際にはカテゴリ選択が必須で、自由にカテゴリを選択するのではなく、あらかじめ用意された候補の中から近いものを選択する形式となっています。
①まずGoogleマイビジネスのページから「 今すぐ開始 」を選択します。
参照 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
②自身のビジネス名の登録です。
赤枠にビジネス名を入力して、自身のビジネスが登録されていないのを確認してから「 Googleにビジネス情報を追加 」をクリックします。
ビジネス名は適当に入力せず、検索する際分かりやすい名前にしましょう。
参照 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
③ここでビジネスのカテゴリを選択します。
あらかじめGoogleが用意した候補の中から、最も自社に近いビジネスを選択しましょう。
平仮名・カタカナ・漢字で出てくる候補も変わるため、一通り検索した後、近いものを選択します。
参照 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
⑤Googleの検索上、またGoogleマップ上に表示するかを選択しましょう。
ユーザーが検索した際自社のビジネスにたどり着くために、ここでは「 はい 」を選択します。
参照 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
⑥ビジネスの所在地を入力します。
マイビジネスの住所は検索したユーザーにとって重要な情報なので、入力間違いがないように注意しましょう。
参照先 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
⑦ビジネスのサービスの範囲を選択します。
配達や出張サービスを行う場合は、サービスの提供地域も登録することが可能です。
参照先 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
⑧検索結果上でユーザーに表示する電話番号やホームページのURLを設定します。
マイビジネスの住所同様、ユーザーにとって自社へのアクセスに繋がる重要な情報なので入力間違いがないようにしましょう。
参照先 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
⑨Googleからの最新情報を受け取るかを選択します。
ここは特に必要がなければ「 いいえ 」で問題ありません。
参照先 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
⑩特に入力した情報に問題がなければ「 終了 」を選択し、登録作業を終了します。
参照先 : https://ischool.co.jp/2019-03-18/
メインカテゴリで事業を明確に表現
メインカテゴリは情報欄にも表示されます。
Apple銀座では「 高級・家電量販店 」、レクサス日比谷店では「 レクサス販売店 」と表示されます。
このカテゴリを適正なものに設定しておくと、ユーザーから見つけてもらいやすくなります。
※カテゴリによって使える機能が異なります。
例えばホテルや飲食店などでは、表示される項目がそのカテゴリ特有のものになるのです。
ホテルの場合
チェックインとチェックアウトの時間が表示されます。
また、Wi-Fiやプールの有無など、ホテルの設備に関する情報やアメニティ内容なども掲載可能です。
ホテルクラス( ホテルの評価を星で表したもの )も星1個〜5個で表示されるため、ユーザーはホテルを検索する際星の数で絞り込んで探すことができます。
飲食店の場合
飲食店の場合オンライン注文・ネット予約・メニューを表示するためのURLなどが表示されます。
公式ホームページや所在施設やその経路など、すべてこの情報欄から確認できます。
現在コロナウイルスの影響で、テイクアウトや宅配サービスがよく使われるためこれらの情報はしっかりと登録しておきましょう。
逆にこの情報欄が不足していると、さらに別の方法で検索するか、直接店舗に確認を取らなければならないため、ユーザーにとってはひと手間かかることになってしまいます。
それらの情報をスムーズに提供することができれば、ユーザーはアクセスしやすいので集客効果も上がるでしょう。
追加カテゴリを選定する際の注意点
メインカテゴリだけで事業を表せない場合、自身でカテゴリを追加できます。
メインカテゴリが一つなのに対し、追加できるカテゴリは9個までとされています。
しかし最大9個までカテゴリを追加できるからといって、たくさんのカテゴリを追加すれば検索結果に表示されやすくなるかというとそうではありません。
このカテゴリに関しては、厳選したものを設定するのが良いとされています。
Googleは正確な情報をユーザーに提供するため、最小限に絞って、中心となる事業内容を指すカテゴリの設定を推奨しているのです。
通常は事業内容を指すメインカテゴリを設定すれば、後の作業はGoogleが自動で行います。
Googleはお店やサービスのウェブサイト、ネット全体の口コミや評判などからもカテゴリ情報を検出しているので、無理にカテゴリをたくさん設定する必要は無いのです。
カテゴリ設定を集客に繋げるポイントとは
ここで紹介するポイントをおさえてカテゴリ設定をすると、そのサービスを求めているユーザーの検索結果上に表示されやすく集客に繋がります。
事業内容を具体的に指すメインカテゴリを設定する
自社のサービス内容をより具体的にユーザーに伝えるために、メインカテゴリの選択をしましょう。
- ネイル店の場合
カテゴリは「 ネイルサロン 」を選択します( 「 サロン 」では具体的でないためNGです )
- 宅配ピザ専門店の場合
カテゴリは「 宅配ピザ 」、追加カテゴリは「 持ち帰りピザ 」を選択します( 「 宅配/出前 」「 テイクアウト 」では具体的でないためNGです )
具体的なメインカテゴリを選択すると、Googleのシステムによって一般的なカテゴリが自動追加されます。
- 「 ゴルフリゾート 」というカテゴリを設定した場合カテゴリに「 リゾートホテル 」「 ゴルフコース 」などが自動的に追加されます。
なお自動で追加されたカテゴリについては、後で自身で解除できます。
別の事業がある場合
次の例のように事業所内に別の事業や、別の組織の企業が含まれる場合は、「 自身のビジネスのカテゴリのみを設定し、別の事業に関してはリスティングを分けるべき 」とGoogleは定めています。
- ツタヤ書店内にスターバックスコーヒーがある場合
カテゴリは「 コーヒーショップ 」ではなく「 書店 」になります。
スターバックスコーヒーに関しては、スターバックスの運営者が「 コーヒーショップ 」をメインカテゴリとしたリスティングを作成しましょう。
該当するカテゴリが見つからない場合
もしも自社のビジネスに当てはまるカテゴリが無い時は、既存のカテゴリから自社のサービス内容に近く、的確に表すカテゴリを設定しましょう。
その際、同業他社のカテゴリ設定を参考にするのもおすすめです。
- カラオケスナックの場合
「 カラオケ 」「 飲食店 」「 バー&グリル 」などを複数設定する方法があります。
※新たにカテゴリを作ることはできません。
まとめ
Googleマイビジネスにおいてカテゴリの設定は重要です。
自社のビジネス情報をユーザーに正確に伝える手段として、情報欄はGoogleの検索にもマップ上にも表示されるため、必ず正しい情報を掲載しましょう。
自社のサービスを見つけてもらい、集客効果を上げるためにカテゴリを設定しますが、設定することのデメリットは無いためビジネスのオーナーは忘れずに設定しましょう。
設定できるカテゴリは最大9個までですが、多く設定すると情報が散漫になり検索結果上に表示されなくなる可能性があるので注意が必要です。
ぜひこの記事を参考にカテゴリの設定をしてみて下さい。