DX

【成功事例から学ぶ】DXの進め方と問題の解決策を紹介

DXの進め方が知りたい。DXを導入するにあたり、問題や解決策はあるの?

今回は、DXを導入するうえでどう進めたらいいのかを学んでいきます。成功事例を分析すると、問題や解決策が見えてきました。

まず「 DXとはなんなのか? 」を知ることからスタートします。わかりやすい成功事例を用意したので、イメージを膨らませる材料にしてください。

DX( デジタルトランスフォーメーション )とは?

DX( デジタルトランスフォーメーション )とは、デジタル技術を導入し、業務を改善したり新しいサービスをスタートすることです。

経済産業省が発表したDXの定義によると、「 企業にデジタル技術を導入し、国内、海外で競合よりも優位となりそれを継続すること 」を定めています。

2025年以降老朽化したシステムを使い続けていると年間12兆円もの損出が出る予測されており、事業を継続するにはDX導入は不可欠だと言えるでしょう。

あれもDXなの?メジャーな成功事例を紹介

DXを理解するには、成功事例を見るのがスムーズです。ここでは、すでに普及し日常に溶け込んでいるサービスを選んで紹介します。

オークションの敷居を下げた「 メルカリ 」

「 メルカリ 」は、主にPCで利用されていたネットオークションをスマホアプリに置き換えたサービスです。

日本で誕生したメルカリは、現在アメリカに進出し大きな成果をあげています。2020年には、流通額は4,900億円。出品数が15億品を突破しまだまだ成長し続けています。

オークション事業にとどまらず、「 メルペイ 」などの電子マネーサービスへの業務拡大も注目のポイントです。デジタル技術の力を使えば、幅広いジャンルのサービスを作ることが可能です。

音楽が聴き放題「 Spotify 」

「 Spotify 」は、音楽の無料ストリーミングサービスを提供。ユーザーは2億人を超え、300億ドルを越す売り上げを記録しています。

有料プランのアプリ「 Spotify Connect 」を利用すれば、音楽の視聴をストップせずにSNSや通話が可能です。

Spotifyが次に注目をしたのは、アメリカで大流行中のポッドキャスト。米国では3人に1人がポッドキャストを聞いており、広告収入だけで10億ドルを超える見込みです。

いつでもどこでも勉強できる「 家庭教師のトライ 」

家庭教師のトライは、タブレットやスマートフォンでいつでもどこでも授業が受けられる動画配信サービスをスタート。4000本以上の動画が無料で視聴可能で、約100万人の児童が利用しています。

性格診断のほか、AIを使った診断を行い、生徒ひとりひとりにマッチした最適な学習計画が立てられます。

本当に必要な箇所だけを15分にまとめた動画はスキマ時間で復習ができます。生徒だけでなく、個別指導の教師も動画を活用することで、一定の品質の提供が可能になります。

【 事例から学ぶ 】DXのメリットとは?

DXを導入すると3つのメリットがあります。

  • 成果を数字で見ることが可能
  • 低いコストでチャレンジできる
  • ユーザーとの接点が増える

メリットを知れば、DX導入の目的が見えてきます。

成果を数字で見ることが可能

今までのビジネスのあり方は、受注の数に対して出荷をするなど、扱うデータが業務の範囲内のみでした。しかし、DXを導入することでlotやSNSで計測できるデータを活かすことが可能になります。

人の代わりにデジタルがデータを分析することで、細かな数字まで数値化することが可能です。必要なときに必要なデータを検索できます。

この仕組みをしっかりと構築すれば、今までは限られた人しか見ることが出来なかった数字を誰でも簡単に閲覧することができるでしょう。

低いコストでチャレンジできる

DX導入と聞くと、多額の費用がかかるのでは?と勘違いする人がいます。しかし、DXの導入に多額の予算は必要ありません。DXは主にクラウド上にあるソフトやアプリを使用します。

中には有料のサービスを使う場合もありますが、無料の優秀なツールを使えば、少ない予算でDXへのチャレンジが可能です。

さらに、人の代わりにデジタルがデータ処理をすれば、少ない人数で最大のパフォーマンスが出せるでしょう。人件費が削減でき、他のプロジェクトにお金をまわせます。

ユーザーとの接点が増える

あなたは、問い合わせセンターに電話した際、いつまでも繋がらない電話にイライラしたことはありませんか?

アナログでのコミュニケーションは、対応時間が限られているなど消費者にストレスを与えていました。お問い合わせのサービスを例にDXを導入すると、AIが対応するチャットサービスが人間に代わって顧客の質問に答えます。

24時間365日対応ができ、顧客も欲しい答えを困った時にすぐ引き出すことが可能になります。

デジタル技術を導入する場合、ユーザーが使いやすいツールを使うことが不可欠です。コールセンタースタッフの人件費など、コスト削減も叶うでしょう。

DX化に必要なテクノロジーを紹介

DXに必要な代表的なテクノロジーは以下の3つです。

  • 操作を自動化する「 AI 」
  • モノをインターネットで繋ぐ「 IoT 」
  • 情報共有を快適にする「 5G 」

DXを学ぶうえで多用されるテクノロジーなので、しっかり覚えておきましょう。

操作を自動化する「 AI 」

AIは人工知能で、DXの導入に不可欠なテクノロジーです。

目はカメラ、耳はマイク、口はスピーカーとデジタルに置き換えていくと理解しやすいでしょう。膨大なデータが処理できるので、人的なコストを下げるメリットがあります。

モノをインターネットで繋ぐ「 IoT 」

loTとは、モノをインターネットで繋ぐことです。

今までは、サーバーを経由する必要がありましたが、テレビ、スピーカー、スマホがモノのみで繋がることが可能です。

モノ同士が繋がればすべての膨大なデータを自動ではとつの場所に集めることが可能です。データを活かして、新しいビジネスを生み出すことが可能となります。

情報共有を快適にする「 5G 」

5Gに変わると、高速で大きな容量の情報のやり取りができるようになります。さらに、セキュリティーが強化され、より安全に通信が行えます。

多数の機器に同時に接続し、連動したり、遠方にいる人と会話も可能です。4Gと比較すると、動画のダウンロードが約10倍早くなります。リアルタイム接続がストレスなく可能です。

DX「 プロジェクト 」の進め方

ここでは、DXプロジェクトの進め方を順番に説明していきます。

ステップ①経営陣、上司の理解を得る

DXの導入には、まず経営陣、上司の理解を得ることが重要です。

デジタルに弱い上司だった場合「 なぜ導入するのか理解できない 」と、協力してもらえず導入が遅れてしまうケースが報告されています。経営陣の理解を得るには、「 どんなメリットがあるか 」をわかりやすく説明するのが良いでしょう。

DXを導入することで、利益がアップできるのなら同意のうえチャレンジすることが可能です。

DXの導入は、のちのち会社の仕組みをデジタルに丸ごと置き換えることになります。経営陣、上司を含むすべてのスタッフの理解を得てからスタートしましょう。

ステップ②経営戦略・要件定義の作成

DXを導入する前に、「 なにを目指すか 」経営戦略と要件定義の作成が必要です。デジタルトランスフォーメーションは、今までの会社の仕組みを根本から変えてしまいます。

これには、DXを導入する部署だけではなく、会社の社員すべての協力が必要です。

わかりやすい目標は、デジタルに詳しくない社員でも理解が簡単です。例えば「 利益がアップする 」などメリットが明確なものに、反発する社員が現れるでしょうか?

はっきりとした目標があれば、導入に長い時間がかかったとしてもぶれずに進むことができます。社員が一丸となってDXの推進ができるメリットのわかる目標を作りましょう。

ステップ③会社の現状を分析する

DXを導入すると、新しくサービスを作ったり、デジタル技術を使って業務改善ができます。まずは、会社の現状を細かく分析する必要があります。

いざ分析してみると、使いにくいツールや利益の上がらないプロジェクトなど会社の無駄が見えてきます。DX推進が成功するか、失敗するかはここがとても重要です。

このフェーズは、時間をかけてじっくり行うことをおすすめします。

ステップ④体制を整える

会社の現状を分析すると、問題点が見えてきます。次は、問題を解決できる体制づくりに進みましょう。

DXを導入するには、デジタルに明るい人材が必要です。システムを構築していくエンジニアを雇用する必要があります。

必要があれば、DXにより余った人材の解雇の検討も視野に入れなければなりません。DXの教育システムを構築し、社員を育てる方法もあります。

人材が揃ってきたら、チームを作り組織化していきます。必要に合わせてメンバーを入れ替える柔軟な仕組みづくりが大切です。

ステップ⑤業務効率化を図る

アナログからデジタルに移行すると、業務効率化が可能です。

例えば、社員同士のやりとりをひとつのチャットツールにまとめたとします。すると、やりとりをすべてのスタッフが閲覧できるようになり、作業の透明化が叶いました。

さらに、部署を越えてどうプロジェクトが進んでいるかを、電話やメールで確認しなくても閲覧できるようになります。メールや電話はすぐに知りたいことを聞ける便利なツールです。

しかし、相手の作業を止める、文章の作成に時間がかかるなどのデメリットもありました。

DXを導入すると「 時間がかかっていたもの 」「 不便だったもの 」が解消されます。さらに自動化ができれば、もっと効率化が進むでしょう。

ステップ⑥新しいビジネスモデルへ移行

業務が改善すると、DXに成功したと勘違いされがちです。しかし、DXとは業務を改善し新しいサービスを作ることが目的です。

例えば、チャットツールにより社員同士のコミュニケーションが円滑になったとします。そこをヒントにすれば、自社でチャットツールを開発できます。

今使っているツールよりも使いやすければ、サービスとして需要が生まれます。さらに、アプリにする、仕組みを使ってSNSを作るなどどんどん新しくアイデアが浮かびます。

業務改善をすれば、社員が働きやすくなるなどのメリットがあります。しかし、SNS、アプリとしてリリースをすれば新しいビジネスとして、収益化が可能です。

新しいビジネスモデルへ移行して、DXの導入が成功したと言えます。

DXの課題から考察する解決策は?

DX導入にはさまざまな課題があります。問題点から考察し、解決策を考えましょう。

優秀な人材を確保する

DXの導入には、デジタルに強い優秀な人材の確保が必要です。新しいシステムを構築する場合は、エンジニアの雇用が必須です。

しかし、DX導入ができるエンジニアはまだ少ないのが現状です。さらに優秀な人材となると、さらに希少価値が高くなります。

しかし、優秀な人材ひとりに任せてしまうと、作業に偏りが生まれます。離職してしまうと、導入がストップしてしまう危険性も考えなければなりません。

DXには、新しく雇用する、必要な人材を必要に応じて外注するなど、人材をどう確保するかが大切です。離職などの危機管理も視野に入れながら、長期的な目線で計画することをおすすめします。

スタッフの教育

人材の確保はもちろん、スタッフ全員の底上げも大切です。ある企業は会社で教育できるシステムを作り、DXの勉強を社員に義務づけています。

例えば、業務効率化のためにメールや電話をチャットに切り替えたとします。

しかし、デジタルに弱い人材が多かったため、使い方が理解できません。現場は大混乱し、効率化どころか業務に支障をきたしてしまいました。

これは、説明不足による失敗事例のひとつです。導入の前に使い方を教えれば、業務に支障は出なかったでしょう。中には、ツールを導入したにも関わらず、電話やメールでのやり取りに戻ってしまう企業も報告されています。

プラットフォームを一括化する

業務効率化をするなら、プラットフォームの一括化がおすすめ。ツールを導入すればすぐできると思われていますが、それは大きな間違いです。

まず、部署ごとにどんなツールが使われているかをすべて把握する必要があります。すべてを網羅できるソフトを探し、実装できるか予測します。

企業の中には優秀なエンジニアを雇用し、自社システムを作ってしまった事例もあります。

全世界に支店がある大企業の場合、企業の仕組みに特化したプラットフォームが必要だったからです。

プラットフォームを一括化すると、すべてのデータをひとつの場所に集めることが可能です。そのデータを分析すれば、より効率的な作業が叶います。

業務の改善や自動化できれば、大幅な時間短縮が叶います。コストを大幅な削減することもできるでしょう。

DXを理解できる「 おすすめの本 」を紹介

ここでは、DXを理解できるおすすめの本を紹介します。ネットの情報と合わせて活用してください。

イラスト&図解でわかるDX

DX初心者におすすめ。イラスト、図解でDXを学べるので、わかりにくい内容をパッと理解できます。分野別に現状や未来予測など、DXのすべてを網羅した内容です。

DXにはじめて触れる方や、文字を読み慣れていない方でも楽しくDXを学べるでしょう。

デジタル時代のイノベーション戦略

30年以上のキャリアがあるITアナリストが執筆。DXについてある程度理解している方におすすめ。

「 デジタルイノベーションの14のパターン 」など、すぐに使える実践的な内容です。loTの導入や推進に関わっている人が実践できるノウハウが詰まっています。

DXの進め方を学ぼう

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DXは、デジタル技術を導入するだけだと思っている人がいます。しかし、それは間違いです。導入した技術を使って業務改革し、さらに新しいシステムやサービスを生み出すことが目的だと言えます。

DXを導入したら、継続し続ける必要があります。それには、システムを改良し続ける必要があります。それには、優秀な人材やエンジニアが必要です。

この先、DXを導入しなければ、企業は行き詰まることが予想されています。

今回学んだ進め方にならって、今すぐにDX導入の準備をはじめましょう。

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