DX

【解説】DX化と投資の関わりは?注目される銘柄や税制について

DX化が推進され、各企業がデジタル化を意識してきている現代。

社内での進行はもちろん、競合の動きなども気になるところです。

競合を突き放すために自社のDX化を進行させることは重要ですが、事業を行う上で同じく優先度の高いものといえば「 投資 」です。

投資とは、いわば自己資金を積んで利益を得るための施策。

既に投資を行っている企業は多くあるかと思いますが、DXと関連した投資となるとそこまで意識したことがないかもしれません。

そこで今回は、DX化に関連してくる投資についての情報や、税制などについて解説していきます。

1.今後のため投資家が意識するDX銘柄とは

「 実際に投資を始めてみたい。」

「 DX化に関連した投資を視野に入れたい。」

まず、こういった声が挙がるでしょう。

しかし、いざ始めるとなっても、どこから手をつければいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこでまず始めに、DX化に伴い投資家に注目されている主な銘柄の種類や注意点などについて紹介していきましょう。

関連記事:DX銘柄とは何かや経産省が推薦するポイントと注目企業

1-1.注目されている主な銘柄

定番の投資信託銘柄として選択されているのは、主に以下の企業です。

  • Google
  • Microsoft
  • Facebook
  • Amazon
  • Apple

これらはDX化はもちろん、私たちの生活にも密接に関わってくる企業なので、投資の対象として真っ先に名前が上がる銘柄と言えるでしょう。

1-2.これらに関連する注意点は何?

上記で紹介した銘柄は、企業としての知名度が非常に高く、これから投資を始める方にとっては安心できる投資先かもしれません。

しかし、知名度があり多くの投資信託に組み入れられる企業ゆえに、投資テーマが幅広くなってしまわないように注意しましょう。

これらの企業と自社の投資をどう関連づけていくか、といった点をしっかり議論し、自社なりのビジョンを持って投資を行っていくことをお勧めします。

1-3.投資の観点で注目されている業種

前述した銘柄は具体的な企業名でしたが、業種として投資対象になっているものもありますので、ここで紹介していきます。

各業種がどう注目されているかも記載しておきますので、今後の参考にしてみてください。

主に、以下の業種がDX投資の観点で注目されています。

  • 製造業→サービタイゼーション、スマートファクトリーなどのシステムへの投資
  • 運輸・交通業→煽り運転などを課題とし、ユーザーが安心して利用することができるサービスへの投資
  • 営業・マーケティング→リモートツールなどの業務効率化に関連した投資
  • 流通業→業務属人化防止目的、在庫管理を目的としたオペレーションへの投資
  • 金融業→審査や予測などのデジタル化に関する投資
  • 医療・介護→データ分析を目的とした保険事業の効率化に関する投資
  • 不動産業→内覧や手続きの時間と手間を短縮するためのデジタル化に関する投資
  • カスタマーサービス→リモートワークの重要性を視野に入れたコンタクトセンターなどへの投資

これらの業種がどのような投資を行っているかを知ることで、自社がどう投資をしていくかイメージも湧きやすくなるかもしれません。

関連記事:DXで市場の拡大が予想される業種

2. 各銘柄の特徴とDX化の現状

先程紹介した銘柄ですが、それぞれ確固たる地位のある企業ばかりです。

ここでは、DX投資で注目されている各銘柄がDXとどう関わっているのかについて紹介していきます。

2-1.Google

ロボット検索エンジンを開発したGoogleは、最初に検索上位表示や広告収入の概念を作ったといってもいいでしょう。

2021年早々にGoogleが発表したDXに関する施策は主に以下の3点です。

1.オンライン上で顧客と繋がるためのデジタルフロントドアの促進

2.基幹システムのクラウド移行、モダナイゼーションに関する悩みの解消

3.ゼロトラスト環境の構築を支援するツールの提供

常にアップデートを繰り返すGoogleだからこそ、DX投資の対象として代表格に挙げられる企業なのかもしれません。

2-2.Microsoft

Microsoftは、DXが戦略そのものと豪語しています。

DXとイコールになる立ち位置にMicrosoftを、という経営を主張し、それを体現するかのように数多くの業種向けにDX化を推進していく方針を発表しました。

政府や自治体を始め、物流や製造、小売などの業種が対象となるようです。

Windowsの無償化や、Officeのサブスク提供なども含め、早い段階からDXを進めていた企業です。

2-3.Facebook

ソーシャルサービスの老舗といった印象の強いFacebookですが、現代に寄り添ったシステムや環境への感度が非常に高くなっています。

新型コロナウイルスの影響で、進行したリモートワークによる対面型のコミュニケーションの重要性を信じていた企業のひとつが、Facebookなのです。

DX化を語る上では外せないリモートワークの重要性に早期から注目したFacebookは投資対象として申し分ないのかもしれません。

他のSNSとは違い実名登録になるので、よりビジネスに直結した運用が可能なのも見逃せません。

2-4.Amazon

AmazonこそがDXの元祖、という声があります。

人々の生活に密接する「 配送 」というシステムを独自に進めたスタイルで今や利用していない方はいないのではないか、というほどの浸透率です。

配送をインターネット経由で進めた企業こそがAmazonです。

今後も在宅での時間が増えることが想定されますので、配送だけでなく「 買い物 」としても捉えられるAmazonをDX化に結びつけて投資するのは選択肢として有益なのかもしれません。

2-5.Apple

iPhoneやiPad、MacBookなどのApple製品は、デジタル化をサポートするためのツールであり、生活必需品ですよね。

DX化を推進するために必要な企業の武器を作り出すAppleも、投資対象として注目したい企業です。

3.投資促進税制について解説

2022年12月に「 令和3年度税制改正大綱 」が公表されました。

それに伴いデジタル化の視点としての税制として「 DX投資促進税制 」が設立されました。

では、どういった税制なのか、内容について触れていきましょう。

主な概要を以下に挙げていきます。

  • DX化を推進していく企業に対して減税措置がされる
  • 取得価格の30%、または3%で免除額が選択可能
  • 青色申告を提出する法人であり、ソフトウェアの親切や増設をすることが対象
  • 個人事業主にも同様の改正がされる見込み

尚、こちらの税制に関しては「 施行日から令和5年3月31日まで 」とされていますが、施行日自体が未定の状態です。

具体的な申請方法なども明らかになっていませんので、発表があるまで今後の動きを注意しておっていきましょう。

4.知っておくべきDX投資の未来

ここではあらかじめ知っておきたいDX投資の今後についての話をしていきたいと思います。

現在DX投資は2025年と2030年で関連する情報が飛び交っています。

では、それぞれどういった内容なのか紹介していきましょう。

4-1.2025年で見る投資

ITに関連した内容に関心がある方であれば「 2025年の崖 」というワードを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

DX化が進み、デジタルを取り入れていない企業の方が少なくなっています。

その一方で、各企業が使用していた既存システムが21年以上のものとなっている企業も多いでしょう。

「 レガシーシステム 」と呼ばれる技術は、従来のプログラミング言語( COBOL )で書かれていることがほとんどで、新たなビジネススタイルに合うように見直す必要があります。

また、その言語を駆使している人々が4年後には定年を迎え、人手不足になることが予測されています。この2つが「2025年の崖」として指摘されているのです。

危機と言われてはいますが、これを好機と捉える考え方もあります。

この機会がDX化をより進行し、課題となっているポイントと向き合うことで競合優位性を高めるきっかけとも言えるのです。

関連記事:「 2025年の崖 」などDXの課題・問題への対処法

4-2. 2030年で見る投資

DXに関連した投資ですが、これは2030年を目処におよそ3.8倍にも市場が拡大すると予測されています。

投資の需要も続々と高まっていますので、前述した2025年の崖を乗り越えることを念頭に、投資についても貪欲にインプット・アウトプットを行っていくことで「未来への投資」ができるでしょう。

本記事内で紹介している注目企業や業種の動きに関しては、常にチェックし続けていくことをお勧めします。

5.コロナ禍とDX投資の関連性は?

新型コロナウイルスは未だ多くの企業に甚大な影響を与え続けています。

では、コロナ禍とDX投資は関連してくるのでしょうか。

結論を言うと、あります。

どういうことかと言いますと、コロナ禍に於いて有名企業の銘柄の強さがダウンしてくることが挙げられます。

今後ますます懸念される「 経済恐慌 」への対策としてDX投資の現状を見つめ直すことは必須です。

コロナウイルスの蔓延以降、リモートツールなどの発展でDX化が大変注目されています。

注目されているからこそ、いかにこの危機をどう乗り越えていくかの対策が必須です。

かといって、コロナだからという理由だけで安易にDX投資を行うのも当然危険です。

「 コロナ禍だから始めるべきだが、コロナを言い訳にしてはいけない 」

そう考えておくのが良いでしょう。

2021年になった今でも、収束する気配の見えない新型コロナウイルスとどう戦っていくか。

投資を通じて各企業の腕の見せ所なのではないでしょうか。

関連記事:今こそDX戦略が必要!その理由と成功するためのステップ

まとめ

いかがでしたか?

今回はDX化に伴って注目していきたい、投資について紹介してきました。

注目したい銘柄や業種など、それぞれに合った投資先を選ぶのが重要なのはもちろん、数年後予測される動きについてしっかり把握しておくことも大切です。

コロナ禍の中どう投資を行っていくかの施策も非常に重要になってきます。

DXに関連した投資を始めてみたいけどどうしたら良いかわからない、という方はぜひ今回の内容を参考にしてみてください。